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2018年10月12日 (金)

8月20日から水衛生施設改修を中心とした生活基盤改善支援事業を開始

反政府勢力の掃討作戦が始まったことで、多くの世帯が避難を余儀なくされていましたが、掃討作戦の終了に伴い2014年12月以降、人々は少しずつ故郷に戻り始めました。中央クラム管区では、4万世帯が帰還を果たし、いまだに避難生活を強いられているのは、5千世帯強となりました(UNCHA Humanitarian Snap Shot: 2018年7月末時点)。ジェンは、アフガニスタンとの国境に位置するパキスタンの連邦直轄部族地域(Federally Administered Tribal Areas : FATA)中央クラム管区における帰還民のために、8月20日から以下の水衛生施設改修を中心とした生活基盤改善支援事業を開始しました。
  1. パキスタンFATA中央クラム管区へ帰還した35ケ村の2300世帯を対象に、7つの給水施設(貯水槽、配水タンクなど)を改修し、19の手動ポンプを新設して、安全な飲み水と灌漑用の水へのアクセスを確保します。
  2. 帰還した人々が中心となって10の水管理委員会を設立してもらい、施設のメンテナンス研修を提供して、帰還民自身による維持管理を実施してもらいます。また、同世帯を対象に、最低限必要な衛生キットを配布し、衛生啓発を通して衛生面の維持・向上を図ります。
  3. 同管区の4つの小学校と4つの診療所で衛生施設(小学校:16 /診療所:8つのトイレ設置等)を改修します。また、同校の生徒たち520人(130x4校)を対象に、衛生教育を通して衛生面の維持・向上を図ります。
ジェンはパキスタンでのこの新たな事業を開始する前に助成金や寄付を託された者としてあるべき行動を取れる様、団体内で「人道支援の質と説明責任に関する基準(CHS)」を学び直しました。今後も学びを実践し適切なやり方で支援活動を実行できる様、成果の測定や振り返り、また、学習を継続して、支援活動の質の向上を図っていく予定です。

10月 12, 2018 帰還民支援 | | コメント (0) | トラックバック (0)