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2017年11月30日 (木)

FATAのスポーツ

 パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷に戻っています。くわしくはこちらから。

 こうした状況に対してJENは、連邦直轄部族地域(FATA)ハイバル管区への帰還民を対象に、支援者の皆さまと日本政府のご協力のもと、家畜を通じた生計向上プロジェクトに取り組んでいます。

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 人びとが帰還するようになってから、政府と人道援助団体は彼らが元の生活を取り戻すための支援を始めました。

 避難の前、人びとに人気があったスポーツはクリケット、ホッケー、バレーボール、サッカーでした。その中で特にクリケットは盛んでした。しかし、人びとは帰還後、生活を立て直すのに忙しく、スポーツを楽しむ余裕などありません。子どもたちは学校でスポーツを覚え、クリケットもしますが、学校施設や教育内容の整備も課題です。

 スポーツの必要性を鑑みて、政府は2016年11月に総合運動公園を建設しました。この公園は有名なクリケット選手にちなんで「シャヒッド・アフリディ総合運動公園」と名付けられました。クリケット場、サッカー場、バスケットボールコートなどが整備されました。また、子ども用の公園も作られました。太陽光発電で稼働する給水施設も備え付けられています。

 現在、この公園はそれほど活用されていませんが、将来、すべての人びとが帰還した後、利用者が増えるでしょう。FATAにもスポーツの才能をもった人びとがいると言われていますが、現在は資機材や施設の不足により、こうした人びとが能力を発揮できません。まだまだ先は長いものの、総合運動公園を第一歩として、国内的・国際的に活躍するスポーツ選手が出てくることが期待されます。

【総合運動公園の将来的見取り図】
20171130_pk_01_complex_model


【クリケット場】
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【サッカー場】
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【バスケットボールコート】
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【太陽光発電式給水施設】
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11月 30, 2017 文化、生活、習慣 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月16日 (木)

ギルギット・バルチスタンへの旅

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 パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷に戻っています。くわしくはこちらから。

 今回はいつもの活動紹介と異なり、パキスタンの北部、ギルギット・バルチスタンと呼ばれている地域をご紹介します。

 仕事に追われていた私はちょっと日常から抜け出そうと、友人達と小旅行に行くことにしました。都会の喧騒を離れた静かなところがいいということで、ギルギット・バルチスタンに行くことになりました。

 私たちはカラコルムハイウェイを通ってフンザに行きました(ちなみにフンザは「風の谷のナウシカ」に出て来る風景のモデルになっていると言われています)。カラコルムハイウェイはパキスタンと中国を結び、カラコルム山脈を通る道路で、世界で最も高い標高を走る舗装道路として世界の8番目の不思議と呼ばれています。
 道すがら、私達は世界で9番目に高いナンガ・パルバット山(標高8,125m)や27番目に高いラカポシ山(標高7,788m)を見ました。日暮れ時のラカポシ山山頂は絶景でした。

【カラコルムハイウェイ】
20171116_pk_01_karakoram_highway


【日暮れ時のラカポシ山】
20171116_pk_02_rakaposhi_at_sunset


 そしてフンザに着いたのですが、ここに11世紀に建設されたアルティットフォート(要塞)や8世紀に建てられたバルティットフォートなどのシルクロード沿いの遺跡があります。ギルギット・バルチスタンは昔、多くの国に分かれ、その中でフンザは最も豊かな王国だったのです。

 その後、私達は中国との国境にも行き、2010年の地滑りでフンザ川がせき止められてできたアタバド湖などを見ました。

 フンザは静寂でした。夜は遠くの川の流れしか聞こえません。15時間かけて交通や工場などの喧騒を逃れてきましたが、まったく疲れを感じませんでした。

 会計オフィサー
 サマー・バット

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11月 16, 2017 文化、生活、習慣 |

2017年11月 2日 (木)

家畜市場のにぎわい

 パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷に戻っています。くわしくはこちらから。

 こうした状況に対してJENは、連邦直轄部族地域(FATA)ハイバル管区への帰還民を対象に、支援者の皆さまと日本政府のご協力のもと、家畜を通じた生計向上プロジェクトに取り組んでいます。

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 畜産が盛んなFATAを含むパキスタン北西部では毎週、家畜市場が開催されています。ハイバル管区では、武装勢力掃討作戦前は管区の中で市が開かれていましたが、現在は同管区の入口で行われています。

 毎週木曜日に多くの家畜が取り引きされています。人びとはさまざまな牛や羊、ヤギを持ち込みます。

 この市場は政府が管理しており、販売者は大型家畜1頭に対しては200~300ルピー、小型家畜1頭については50~100ルピー(いずれも日本円でほぼ同額)を登録料として支払います。毎回、約300頭の大型家畜、約400頭の小型家畜が販売されます。

 他に輸送業者、家畜用餌の販売者、食堂経営者・従業員など、多くの人びとがこの市場から利益を得ています。また2つの動物病院(クリニック)があり、人びとは家畜の予防接種や治療などでこのクリニックを利用できます。

 JENが支援している人びとも、この市場で家畜を販売して安定収入を得ることが期待されています。

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11月 2, 2017 帰還民支援, 生計回復事業 |