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2017年6月29日 (木)

視察研修の効果

パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷に戻っています。くわしくはこちらから。

こうした状況に対してJENは、連邦直轄部族地域(FATA)ハイバル管区への帰還民を対象に、支援者の皆さまと日本政府のご協力のもと、家畜を通じた生計向上プロジェクトに取り組んでいます。

このプロジェクトは現在2年目ですが、1年目に一部の酪農家を対象に伝統的な酪農方法から,より換金商品を生み出せる酪農に転換することを支援すべく、視察研修を企画し、10人が参加しました。この研修ではさまざまな酪農場を訪れ、家畜小屋、給餌、搾乳、予防接種、駆虫、子牛の世話などについて学びました。

参加者の1人であるサイド・カラムさんは感銘と刺激を受け、家畜小屋を作ることにしました。彼はデザインについてJENの担当職員に相談し、職員は彼に情報提供しました。そして小屋は完成しました。

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【家畜小屋建設前】

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【家畜小屋建設後】

以前、彼は住まいの一部屋を家畜小屋にし、換気や衛生に気を使っていなかったそうです。JENが提供した家畜管理研修で小屋を設置することの重要性を学び、視察研修でそれを確信したということです。

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【新しい小屋の家畜たち】

小屋を自分で作ってよかったと思い、それから自分の家畜に対して栄養バランスのよい給餌や適切な水やり、予防接種や駆虫を通じた病気からの保護に気を配るようになりました。

近隣の人びとが彼を訪れ、家畜小屋建設に必要な費用や資材についてたずねます。彼らも小屋を作っていくことでしょう。しかし、金銭的余裕がない人びとも多くいます。サイド・カラムさんはJENにそうした人びとを支援してほしいと言います。

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【酪農家のみなさん】

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JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

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口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

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6月 29, 2017 生計回復事業 |

2017年6月15日 (木)

収入源としての手押し車

パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷にもどっています。くわしくはこちらから。


JENは2015年に反政府勢力の掃討作戦により影響を受けた地域の一つであるハイバル管区バラ地区 アカヘルで帰還した人びとの生計向上のための事業を実施しました。

JENがこの地区を選んだのは、経済的に脆弱な世帯が多かったことと、土地が農業に適していたためです。この地域は元々土地が肥沃でした。すでに政府の農業局により作られた農業支援委員会が活動をしており、JENは帰還した農家に種子と農具を配布しました。

ムハンマド・アユブさんは自宅近くで軍事作戦が展開されたとき、全てを残して避難しました。紛争が終わると彼は家族とともに戻りました。私たちは、彼を支援対象農民として登録し、種子や農具と手押し車を提供し、農作業に関する研修を行いました。

普段彼は手押し車を自分の畑で農作業に使っていますが、これが空いているときは他の農家が肥料運搬に使うのに貸してお金を得ています。他には市場から食料品を運んで来て、お金を稼ぎます。

アユブさんは地元のNGOで不定期に日雇い作業もしています。彼はそれらの仕事のほとんどで手押し車を使います。そういった仕事はささやかな物ですが、帰還後の生活再建にまだ苦労している彼と家族にとっては大変な助けになっているのです。

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【提供の手押し車で農作業をする様子】

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6月 15, 2017 支援物資配布生計回復事業帰還民支援 |

2017年6月 1日 (木)

疥癬診療と啓発



パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷にもどっています。くわしくはこちらから。

JENは、連邦直轄部族地域(FATA)ハイバル管区への帰還民を対象に、支援者の皆さまと日本政府のご協力のもと、家畜を通じた生計向上プロジェクトに取り組んでいます。


数週間前のこと、事業地のひとつであるハイバル管区のトゥート・タラーブ村で家畜が疥癬(かいせん)を発症していることが発見されました。すぐさま現地の家畜局に報告の上で調査を行い、77世帯において計178頭の家畜が発症していることが分かりました。

感染が本格的に広がる前に基礎的対策を施すため、家畜局と対策協議を開始しました。その結果、双方で協力して対応することに合意し、具体的には家畜局が治療を施すことと、それに並行してJENが啓発キャンペーンを行うこととなりました。

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【家畜局による疥癬の治療】


最初の集団診療では大型家畜45頭と小型家畜25頭を治療しました。治療の前にJEN職員が疥癬、世帯レベルで行える安価な治療、家畜小屋の清掃・家畜の定期的駆虫といった予防策についての啓発を行い、その後、家畜局職員がワクチン接種を行いました。

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【JEN職員による疥癬に関する啓発の様子】

次回の集団診療・啓発は2週間後に予定されています。

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JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

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6月 1, 2017 生計回復事業帰還民支援 |