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2017年4月27日 (木)

牛を受け取った家族



パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷にもどっています。くわしくはこちらから。
JENは、連邦直轄部族地域(FATA)ハイバル管区への帰還民を対象に、支援者の皆さまと日本政府のご協力のもと、家畜を通じた生計向上プロジェクトに取り組んでいます。


今回お話しするのは、50歳になるイテバラさん。彼女は昔、足に障害を負い3年前に夫を軍によるテロ掃討作戦の最中に亡くしました。彼女は5人の娘と2人の息子を抱えていて、亡き夫の第二夫人と同居しています。

イテバラさんとその家族は、夫の日雇いの仕事が唯一の収入源でした。息子たちはまだ学校に通っており、稼ぎ手になれません。娘のうち2人は結婚していて、残りの3人はイテバラさんの家事の手伝いをしています。第二夫人は近所の人びとのために働き、小麦粉、砂糖、野菜などを受け取って家族の最低限の生活を支えています。

3頭の家畜をイテバラさんは所有していましたが、生活が厳しくなり、止むに止まれずそのうち1匹を手放さねばならなくなりました。そのような脆弱な生活状況により、私たちは彼女を支援対象として登録し、牛とその飼料、駆虫セットを提供しました。

イテバラさんは牛を手に入れてとても喜びました。乳牛を飼うことができるとは考えたことがなく、大切にこの牛を育てています。イテバラさんたちは、この支援がこれまでの彼女らの生活を楽にするとの希望を持っています。

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【イテバラさんが受け取った牛】

第二夫人はJENが開催した家畜管理の研修に参加し、家畜用の小屋、水やり、予防接種の必要な時期など、適切な家畜管理の重要性について学びました。一家はJENが今後、品種改良の支援を行うと聞き、自分たちの乳製品の生産も増やせるのではないかと期待しています。

イテバラさんはJENの支援によって収入を増やし、生活を向上させられると希望を持っているのです。

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JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

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口座名: JEN

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4月 27, 2017 生計回復事業 |