アンゴラウサギ
パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷にもどっています。くわしくはこちらから。
人類は何世紀ものあいだウサギを飼育してきました。その主な理由は繁殖の速さと食肉としての価値です。ウサギの肉はタンパク質が豊富でコレステロールが低いため、一般的に健康によいと言われています。また、毛皮は質がよく、高く売れます。その中でもアンゴラ種はとても美しい小型の食肉・毛皮用ウサギです。
JENはプロジェクトの参加者である牧畜民の視察旅行の際にハイバル・パフトゥンハー州のジャバ・ハリ・プル県の家畜研究所を訪ねたときにアンゴラ種に出会いました。
州政府の畜産・乳製品開発局はこの家畜研究所でアンゴラ種の飼育を試験的に開始しました。立ち上げ時はネパール原産の種を首都の研究所を通じて導入しました。
【アンゴラ種について政府担当者から説明を受けるプロジェクト参加者】
繁殖後は多数がマンシェラやアボタバードで活動している現地NGOに配布され、女性コミュニティーの生計向上に使われています。つがいの市場価格は8000パキスタンルピー(日本円で約9000円)です。
アンゴラ種は気温などの外的リスクから毛皮を守るために特別なケージで飼育されています。15度~20度の気温で通気性と日当たりがよく、静かな環境で育てられ、日に3度の食事が与えられます。また、病気に弱いため衛生に気を配る必要もありますが、1頭の雌は年に20~40匹の仔を生みます。
JENのプロジェクト参加者もこのウサギに興味を示しており、各世帯で飼育をできないものかと役所と意見交換をしていました。このアンゴラ種も今後の支援内容に組み込めるか検討する価値がありそうです。
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