« 2017年2月 | トップページ | 2017年4月 »

2017年3月30日 (木)

夢、それはきれいな空気を吸うこと

パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、非難を余儀なくされていた多くの人々が、少しずつ故郷にもどっています。くわしくはこちらから。

きれいな空気を無料で手にすることが私たちの夢になるなんて、数十年前に誰が予想したでしょうか。現在の状況は悪くなる一方なので、そのうちマスクなしでは外出できなくなるのでは、と考えています。

パンジャブ州北部のラホールやその他の地域では、冬の到来とともに、日常生活に影響を及ぼすような深い霧に包まれるようになりました。報道によると高速道路は閉鎖され、航空便は遅れたり欠航したりしたそうです。しかし、ただの冬の霧と思われていた厚い霧の層は深刻な健康被害をもたらすスモッグだとわかりました。

濃いスモッグは激しい目の痛みや呼吸困難を引き起こしています。パキスタンでは大気汚染はもはや憂慮すべきレベルになってしまいました。実際、生活レベルの向上により、ここ数年、大気汚染は急激に悪化しました。その主な原因は、車の数の増加や人口密集地域の広がり、化学製品や製造業者の増加、さらに森林破壊などです。

何らかの公害対策を講じるのは政府の責任ですが、ここパキスタンでは公害対策の予算がなく公害への対応をしていません。パキスタン最大の都市カラチでも現在ゴミ問題が深刻です。通りからゴミを撤去する資金が政府にないのです。そんな状況ですが、できることからしなければなりません。

20170330_pk_
【下水の滞留でごみと汚水が滞留しているパキスタンの道路】

市民一人ひとりの力は微力ですが、大気汚染をなくすための環境保護活動にはいつでも参加できます。例えば、私たち自身の日常の小さな行動で、身近な環境汚染を減らすことができます。一番重要なのは電気などのエネルギーを賢く使い、家庭のゴミを適切に捨てることです。さらに、レジ袋、衣服、そして紙やビンなどを再利用すれば、大いに役に立ちます。

20170330_pk__2
【溢れるごみと汚水と共に都市生活を送るパキスタンの人びと】

また、企業も廃棄物を適切に廃棄する責任があります。彼らは生産活動の過程で社会から利益を得ているので、その利益の一部を社会に還元するのは彼らの責任ですし、それは企業の利益にもなります。

人びとの健康や環境を守るため、公害対策は地球規模の大きな課題です。私たち全員が地球の住人なので、公害問題は誰もが関わりがあるのです。そして、地球の住人の一人ひとりの力は微力であっても、環境汚染防止のために活動できるのです。

環境保護は、自分たちの身の回りに関心を持ったり、子どもたちを愛したりすることの毎日の生活の延長線上にあるものであり、後に続く世代のため持続可能な未来を保障することなのです。

"Healing the earth is like healing ourselves."
「地球を癒すことは、自分自身を癒すようなものです」
BY: Samar Butt
JEN パキスタン 経理担当

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

pakistan

▼郵便振替の場合は↓

口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

*通信欄に「パキスタン」とご記入ください*

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

3月 30, 2017 文化、生活、習慣 |

2017年3月16日 (木)

アンゴラウサギ

パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより、避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷にもどっています。くわしくはこちらから。

人類は何世紀ものあいだウサギを飼育してきました。その主な理由は繁殖の速さと食肉としての価値です。ウサギの肉はタンパク質が豊富でコレステロールが低いため、一般的に健康によいと言われています。また、毛皮は質がよく、高く売れます。その中でもアンゴラ種はとても美しい小型の食肉・毛皮用ウサギです。

JENはプロジェクトの参加者である牧畜民の視察旅行の際にハイバル・パフトゥンハー州のジャバ・ハリ・プル県の家畜研究所を訪ねたときにアンゴラ種に出会いました。

20170316_pk_angora_rabbit1
【アンゴラうさぎ】

州政府の畜産・乳製品開発局はこの家畜研究所でアンゴラ種の飼育を試験的に開始しました。立ち上げ時はネパール原産の種を首都の研究所を通じて導入しました。

20170316_pk_progressive_farmers_bri
【アンゴラ種について政府担当者から説明を受けるプロジェクト参加者】

繁殖後は多数がマンシェラやアボタバードで活動している現地NGOに配布され、女性コミュニティーの生計向上に使われています。つがいの市場価格は8000パキスタンルピー(日本円で約9000円)です。

アンゴラ種は気温などの外的リスクから毛皮を守るために特別なケージで飼育されています。15度~20度の気温で通気性と日当たりがよく、静かな環境で育てられ、日に3度の食事が与えられます。また、病気に弱いため衛生に気を配る必要もありますが、1頭の雌は年に20~40匹の仔を生みます。

JENのプロジェクト参加者もこのウサギに興味を示しており、各世帯で飼育をできないものかと役所と意見交換をしていました。このアンゴラ種も今後の支援内容に組み込めるか検討する価値がありそうです。

20170316_pk_jen_staff_showing_angor
【アンゴラうさぎをみせるJENスタッフ】

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

pakistan

▼郵便振替の場合は↓

口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

*通信欄に「パキスタン」とご記入ください*

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

3月 16, 2017 生計回復事業 |