« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »

2017年1月26日 (木)

糞燃料:家畜の副産物


パキスタンでは武装勢力の掃討作戦が展開されたことにより避難を余儀なくされていた多くの人びとが、少しずつ故郷にもどっています。

支援対象のハイバル管区バラ地区の人々は牛や水牛の糞から燃料を作っています。これは主に女性の仕事です。この燃料は現地で「サピャカ」と呼ばれています。

20170126_pk_big_cake_of_dung4
【燃料の山です】

糞燃料は以下のようにして作られます。

1.水牛や牛の堆肥を集める

2.堆肥を円盤状にする

3.これを壁に貼り付ける

4.二日間乾燥させる

5.壁から取り外して燃料として使用する

20170126_pk_dung_on_the_wall1
20170126_pk_dung_on_the_wall2
【乾燥のため壁に貼り付けられた糞燃料】

4,5個の燃料で野菜料理を作るのを賄えます。また、冬場の入浴用に湯を沸かすために使用します。この燃料は大量に保管され、時々市場で売られます。1つあたり平均3ルピー(約3円)で、250~500個ほどを売って750~1,500ルピー(約750~1,500円)の売り上げとなります。多くの家畜を所有している世帯の女性たちにとって適度な収入源になっています。

20170126_pk_dung_cake_for_selling3
【乾燥後の糞燃料。家庭内で用いたり販売されたりする】

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

pakistan

▼郵便振替の場合は↓

口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

*通信欄に「パキスタン」とご記入ください*

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

1月 26, 2017 文化、生活、習慣 |

2017年1月12日 (木)

ハイバル管区バラ地区 Aka Khelにおける家畜の提供

20170112_pk_cow_distribution1
【JENの第4回目の牛配布会の様子】

ハイバル管区バラ地区の住人は、他の地域へ避難する前に牧畜を行っていました。なかでもアチャイ種の牛はこの地域の天候や地形に最適な品種でした。しかし、人びとがバラ地区に帰還してから紛争で失われてしまった家畜、とりわけ牛を提供する支援を行う組織はありませんでした。そこでJENは60歳以上の高齢者や障がい者、女性や孤児が世帯主となっている家庭などのもっとも脆弱な立場の人びとに牛の提供を始めました。

実際に牛を受けとった人びと、村の長老たちなどは口を揃えて、牛をもらえるなんて思ってもみなかったと言います。彼らの生計向上に大きな役割を果たすものの、高価な牛を提供されるとは誰も思っていなかったのです。

20170112_pk_booked_a_car_to_take_co
【配布された牛を村までもって帰るために借りた車】

配布の前に牛は7日間の検疫を受けます。この期間中に家畜局職員が様々な病気から牛を守るためのワクチンを打ちます。この7日間が終わった後、病気の疑いのない健康な牛たちがワンダ(栄養補給用の飼料)と駆虫薬と共に配布されます。

コミュニティの長老たちは脆弱な状況にある人びとにとって、牛の配布は大きな支援になると言います。牛を受け取った人びとは今、各世帯で牛乳を得ることができ、これはとくに子どもにとって重要な栄養源になっています。また、牛乳、ヨーグルト、バターなどを家庭で作れるようになったことは彼らの食費の節約にも大きく貢献しています。

この支援は、帰還民の本来の生業である牧畜を通じて人びとの生計を向上させることを目指しており、牛の提供は主要な活動です。これに加え、JENは人びとの家畜管理についての知識を高め、最初はワンダを提供するものの、自前で費用をかけずに飼料を作ることを教えます。また、人工授精による品種改良を行い、ワクチン接種と寄生虫駆除によって家畜の健康を守れるように人びとを支援していきます。そして若者を巻き込み、牛乳販売を通じた所得創出も支援します。

20170112_pk_cow_distribution3
【牛配布だけでなく、効果的な牛の管理も説明】

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

pakistan

▼郵便振替の場合は↓

口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

*通信欄に「パキスタン」とご記入ください*

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

1月 12, 2017 支援物資配布帰還民支援 |