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2017年1月12日 (木)

ハイバル管区バラ地区 Aka Khelにおける家畜の提供

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【JENの第4回目の牛配布会の様子】

ハイバル管区バラ地区の住人は、他の地域へ避難する前に牧畜を行っていました。なかでもアチャイ種の牛はこの地域の天候や地形に最適な品種でした。しかし、人びとがバラ地区に帰還してから紛争で失われてしまった家畜、とりわけ牛を提供する支援を行う組織はありませんでした。そこでJENは60歳以上の高齢者や障がい者、女性や孤児が世帯主となっている家庭などのもっとも脆弱な立場の人びとに牛の提供を始めました。

実際に牛を受けとった人びと、村の長老たちなどは口を揃えて、牛をもらえるなんて思ってもみなかったと言います。彼らの生計向上に大きな役割を果たすものの、高価な牛を提供されるとは誰も思っていなかったのです。

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【配布された牛を村までもって帰るために借りた車】

配布の前に牛は7日間の検疫を受けます。この期間中に家畜局職員が様々な病気から牛を守るためのワクチンを打ちます。この7日間が終わった後、病気の疑いのない健康な牛たちがワンダ(栄養補給用の飼料)と駆虫薬と共に配布されます。

コミュニティの長老たちは脆弱な状況にある人びとにとって、牛の配布は大きな支援になると言います。牛を受け取った人びとは今、各世帯で牛乳を得ることができ、これはとくに子どもにとって重要な栄養源になっています。また、牛乳、ヨーグルト、バターなどを家庭で作れるようになったことは彼らの食費の節約にも大きく貢献しています。

この支援は、帰還民の本来の生業である牧畜を通じて人びとの生計を向上させることを目指しており、牛の提供は主要な活動です。これに加え、JENは人びとの家畜管理についての知識を高め、最初はワンダを提供するものの、自前で費用をかけずに飼料を作ることを教えます。また、人工授精による品種改良を行い、ワクチン接種と寄生虫駆除によって家畜の健康を守れるように人びとを支援していきます。そして若者を巻き込み、牛乳販売を通じた所得創出も支援します。

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【牛配布だけでなく、効果的な牛の管理も説明】

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1月 12, 2017 支援物資配布帰還民支援 |