JENの事業参加者:サルマ・ビビさんの話
ハイバル管区バラ地区に、4人のお子さんとともに暮らす女性、サルマ・ビビさん(仮名)。
ここは、JENが帰還してきた人びとを対象に活動を行っている地域です。彼女の夫は8年前に家族が避難を余儀なくされた中で亡くなりました。
サルマ・ビビさんの家族は2008年、故郷からペシャワールに逃れました。夫亡きあと、彼女は6年もの間、避難している間にいくつかの困難に直面したと言います。避難前は、牛3頭とヤギ2頭を飼っていましたが、生活のためにその家畜を安い値段で売り払わなくてはなりませんでした。平和が彼女の村に戻った後、政府は避難世帯の登録の手続きを開始しました。彼女は女性世帯主として登録されて故郷へ帰りました。
JENは支援の対象地域として彼女の住む村を選びました。そして支援対象者として登録されたサルマ・ビビさんは、牛1頭、栄養補給餌3袋、駆虫薬1袋を受け取りました。
サルマ・ビビさんが受け取った牛は妊娠後期でした。そのため、配布の1週間後に牝牛を出産しました。 彼女はとても喜びました。その牝牛が生まれたために、1日に約3-4リットルの搾乳ができるようになりました。
支援を受ける前は、彼女の生活は日常的に事欠いていました。隣人から牛乳やヨーグルトを分けてもらっていたのです。牛を受け取り、牛乳を生産できるようになってからは、彼女は安心して日常の生活ができるようになりました。
JENは彼女に適切な家畜の管理(搾乳量を増やすための適切や給餌や水やり、牛の健康)をするよう助言しました。
今後、JENは2日間の詳細な家畜管理研修を畜産局の協力を得て実施する予定です。
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