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2016年11月10日 (木)

牛乳と乳製品-農村及び都市部の人々の収入源



パキスタンの農村及び都市部に住む人々にとって、牛乳とその副産物である乳製品は、主な収入源になっています。畜産農家は毎日牛乳を農村から都市部に運び、牛乳店に売っています。JENのオフィスがあるペシャワール市にも、JENの事業地であるやKhyber管区Bara地域のAka-khel地区から牛乳が運ばれて来ます。


畜産農家の人たちは牛乳をペシャワール市の店や市場に持って来て売ります。牛乳1キロあたり80ルピーになります。1日につき、一農家が2頭の牛からとれる約8~10キロの牛乳を売るので、約640~800ルピーの収入が得られます。しかし、その大部分は農家の食費に消えてしまいます。


JENオフィスの近く、食料品店のオーナーによると、毎日550~600キロの牛乳を買い取り、店で売っているそうです。そのうち半分はヨーグルトやバターなどの乳製品に加工して売っています。牛乳を農村から町の市場に運ぶのに約1時間かかります。また、牛乳の取引は畜産農家や牛乳店の収入源ではあるのみならず、消費者に重要な食料を提供しています。


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【お皿になみなみしているのはヨーグルト】

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【ヨーグルトの入ったお皿が棚で売られるのを待っています】

これら地域の乳製品の需要と供給バランスを見て、JENは畜産農家の生計向上のため、牛乳サプライチェーンの販売体制の改善に取り組みます。

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【大きなお皿から小分けして販売。250gあたり30円くらい】

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11月 10, 2016 文化、生活、習慣 |