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2016年10月18日 (火)

南ワジリスタン管区での帰還民対象の改良作物・野菜管理研修 

農業はパキスタン農村部では主な生計手段です。FAO(国連食糧農業機関)によれば、FATA(連邦直轄部族地域)では、約65パーセントの人口が農業を生計の糧としています。南ワジリスタン管区における帰還民にとっての農業の重要や必要性を考慮しつつ、2016年度は1,850世帯を対象に支援を行っています。

私達の支援の重要なコンポーネントの一つに、改良作物と野菜の管理研修があります。この研修は二つに分けられています。男性家長を中心とした農業経営に関するものと同じ家族の女性を対象とした家庭菜園についてのものです。JENは農業局職員の協力を得て148の研修を男性と女性の双方に対して実施する予定です。

【座学で学習する参加者1】
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【別の開催地での座学2 】
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それぞれの研修の時間は約90分です。さまざまな内容についての講義の後、質疑応答の時間を設けています。必要の際には農業局職員が研修参加者の農地を訪問し、実地指導も行います。農業経営研修の内容は耕作用の土地の整備、灌漑地や雨の多い地域での農法、種まき方法、一定面積あたりに必要な種の量、最も適した種の選定、毒性のある種の扱い方法、さまざまな種類の肥料の使用法、雑草取り、病気や害虫からの保護、そして収穫方法とその管理方法です。

【講師の説明】
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一方で、女性に対する研修の内容は野菜の栄養的価値、さまざまな野菜の種の植え付け方法やその時期、水やりの方法、雑草を取り除く方法、害虫の知識とそれからの野菜の保護、そして毒性のある種の効果的な使用方法です。

研修を通して参加者が改良作物や効果的な野菜管理における近代的な技術や知識 を兼ね備えることを目指しています。この事業の他の大切な点の一つが、政府の農業局と事業参加者が知り合い、今後も密に連絡を取れるようになることです。JENがいなくなっても生計向上のための取り組みを続けられるでしょう。

【研修参加の男性グループ】
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10月 18, 2016 帰還民支援 |