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2016年6月16日 (木)

農業を通してジェンダーの平等促進

 JENは、連邦直轄部族地域(FATA) ハイバル管区内のバラにて帰還民支援の農業プロジェクトを行っていますが、ジェンダーの平等は分野横断的な問題です。

 ジェンダーについて意識を持ってもらうため、計画から実行、モニタリングまでのプロジェクトの全ての段階でジェンダーの視点を組み込むことを試みました。

 このため、事業参加者選定に際してジェンダーの平等を意識した基準がとられ、世帯主が高齢である世帯、孤児世帯、障がいを抱えている人々、慢性的な疾病に悩まされている人びと
 に加え、配偶者を亡くした女性も優先的に選ばれました。
市民団体や各小集落の長老等との合同戸別訪問調査により、10の集落の中から1,250世帯が選定されました。プロジェクトは、次のような段階を経て実施されました。

・関係者や地域住民、市民団体へ適切な事前説明を行う

・プロジェクト対象地域の住民が支援対象世帯を選定する

・弱い立場に置かれている女性について情報収集し、女性が問題に直面している世帯を支援対象に含める

・女性が世帯主である家庭の支援は、市民団体か事業参加者の親類を通じて行う

・女性に家庭菜園の研修を行い、種や機具を配布する

 支援対象となった1,250世帯のうち、結果として956世帯は男性が世帯主でしたが、294世帯は女性が世帯主でした。また、162世帯は障がいを抱えている人を、90世帯は慢性的な疾病に悩む人を持つ世帯でした。

 プロジェクト実施に際し、当初は1つの集落で女性事業参加者への支援が許されませんでしたが、JENのスタッフが地域の慣習や規範を尊重することで、最終的にこの集落においても、女性の研修参加が可能になりました。

【年長者への物資配布の様子】
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【障がいを抱えた人々への物資配布の様子】
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【JEN職員が女性事業参加者に対して家庭菜園の研修を行っている様子】
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【農業省職員が、男性事業参加者に対して耕作技術に関する講義をしている様子】
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6月 16, 2016 生計回復事業帰還民支援 |