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2016年3月10日 (木)

家畜管理委員会、持続可能性のある家畜保護の手法

 2014年6月に始まった紛争により、数百万人もの人たちが連邦直轄部族地域(FATA)北ワジリスタン管区から避難を余儀なくされました。避難民となった人たちは、生活費を賄うために所有していた家畜を最低の取引価格で売らざるをえませんでした。また、売らなかった家畜の多くも、十分な食料が与えられず、満足のいく飼育ができないことから、病気にかかり弱ってしまいました。

 このような状況で、JENは国連の食糧管理クラスターの一員として、短期的には家畜を失うのを回避すること、長期的には避難民の食糧を確保することを目的に、家畜保護事業を開始し、1,000世帯を対象に予防接種や害虫駆除、家畜用シェルターの設置、家畜管理教育を行いました。

 JENが撤退した後も活動を継続させるため、家畜管理委員会が設置されました。全部で5つある各委員会は、JENの家畜育成の専門家による10日間の研修を受けた避難民によって構成される家畜育成委員20人、村の代表6人、畜産局及び民間セクターから各1人で構成されています。

 この一環で、畜産局はJENが支援している地域において家畜育成研修を開催し、無料の予防接種及び害虫駆除を行いました。JENスタッフや家畜育成委員も参加したこの会にて、約125頭の小型家畜が腸毒血症の予防接種を、20頭の大型家畜が害虫駆除を受けました。また、畜産局の代表と避難民との間で、家畜管理の改善に関し意見交換を行いました。

 JENは事業終了とともにこの地域から撤退しましたが、避難民の皆さまが畜産局との協力関係のもと、家畜育成委員会の活動を続けていけることを願っております。

【家畜管理委員会との会合の様子】
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【JENスタッフが家畜育成委員に研修をしている様子】
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【農業畜産局による予防接種の様子】
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3月 10, 2016 国内避難民支援生計回復事業 |