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2015年6月18日 (木)

バンヌー鳥園

 バンヌー県は、ハイバル・パフトゥンハー州の南部にあり、カラック県、ラッキーマルワット県、連邦直轄部族地域の北ワジリスタン管区と隣接しています。居住民族はパシュトゥーン人ですが、民族は更に細かく4つの部族にわかれています(Banuchi、Niazi、 Marwat、Abbasies)。

 この県に北ワジリスタン管区から逃れてきた国内避難民の支援のため、JENは2014年からバンヌー県にオフィスを置いています。
ハイバル・パフトゥンハー州の野生動物局は、絶滅危惧種の鳥たちを繁殖し、地域の人々の野生鳥類保護の意識を向上させるために、鳥園を作りました。

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 JENのバンヌーオフィスから1kmほどの所にあるこの鳥園は、広さが1.5エーカー(約6,070㎡)で、樹木や花で溢れる庭園エリアと、鳥たちの小屋のあるエリアに分かれています。

 園内には様々な鳥がいますが、一番多いのはパキスタン、中国、カンボジアやスリランカからやってきたクジャクやキジたちです。鳥たちが卵を産むと大部分は種の保存のために園で繁殖され、残った卵は周辺コミュニティに売られます。

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 働いているのは獣医師と獣医師アシスタントが各1名、警備員が4名、庭師5名の計11名です。

 バンヌー県内唯一のレジャー施設であるこの鳥園には、家族連れの人々が頻繁に訪れます。特に、国内避難民はこの施設に無料で入場できるということもあり、子供を連れた避難民の姿が良く見られます。自然や野生動物たちについて、日々楽しみながら学んでいるのです。

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6月 18, 2015 文化、生活、習慣 |

2015年6月 4日 (木)

避難民のための移動型医療施設

2014年6月15日、パキスタン政府軍による反武装勢力掃討作戦が始まりました。その結果、北ワジリスタン管区に住んでいた人びとは、周辺のバンヌー県、ラッキー・マルワット県、デラ・イスマイル・カーン県などへ避難せざるを得ない状況となりました。

パキスタンの国家データベース登録局(NADRA)には、帰還プロセスが始まった2015年3月31日までに、103,108世帯が国内避難民として登録されました。
その後、5月19日までの間に、734の登録避難民世帯と、95の未登録避難民世帯が帰還を果たしました。
(出典:Inter Cluster Assessment Mission to North Waziristan Agency 13-15 May 2015))

現在も、102,374の避難民世帯が、バンヌー県、ラッキー・マルワット県、カラック県などに住んでいます。
パキスタン政府や人道支援団体は、資金不足、政府の統括能力の不足、一部地域への交通の遮断など、多くの問題を抱えているため、避難民たちは大変な困難を強いられています。深刻な食糧不足、健康問題、住まいの確保、教育の継続、さらには生計の立て直しなどです。
その状況を改善するために、政府と人道支援団体は避難民支援の努力を続けています。

その努力のひとつが、パンジャブ州保健局の移動型医療施設です。2014年7月31日より、北ワジリスタン管区からの避難民たちを対象に、医療活動を行っています。施設には、レントゲンや心電図の検査を行うための機器、病理検査を行う試験室が完備されています。

【施設の外観】
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【施設の内部】
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この移動型医療施設は、バンヌー県内を移動してまわり、患者の病状が深刻だった場合には、バンヌー市内にある国立病院に紹介します。
施設には、医局員、女性医師、女性保健員、レントゲン技師、生物学技術者、管理・保安員が1名ずついます。

【JENスタッフのインタビューを受ける医局員】
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【生物学技術者】
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【管理スタッフ】
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診療は1日に8~14時間ほど続きます。1日に150~200人もの患者が訪れ、そのうち50~60人は様々な病気の検査を受けます。レントゲン検査を受ける人は1日に平均7名程度です。
活動が始まって以来、延べ35,000人の国内避難民が、様々な病気の診断や治療を受けました。

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6月 4, 2015 |