« より脆弱な避難民世帯への支援 | トップページ | 重要な食糧源を守るために »

2015年2月26日 (木)

洪水被災者、ラブ・ナワズさんの被災体験談

今回は、1月上旬に終了した、パンジャブ州の洪水被災者支援で対象となったラブ・ナワズさんのお話を紹介します。

***

 ムラッド・アバッド地区カンガンル・シュマリ村に住むラブ・ナワズです。昨年の洪水で、家も畑も住む村も破壊されてしまいました。今はNGOに貰ったテントで家族と生活しています。家や収穫目前だった畑が流されたことを思うと、とてもストレスを感じます。どうしたら生活を取り戻せるか考えています。明けない夜はなく、一所懸命働く者に神のご加護があるはずです。

Mr_rab_nawaz_in_front_of_his_ten_2  昨年末のある日、JENが村にやって来て、私たち被災者と話をしました。その人は日本の皆さんの代わりに、イスラマバードからこの村に来たと言っていました。パキスタンの他の州から、そして遠く離れた国から私たちにサポートの手を差し伸べてくれる人がいることを、非常に嬉しく感じました。JENが熱心に話を聞いてくれたことが、この数か月感じていたストレスの軽減になりました。その後、彼らは冬の寒さを凌ぐ物資や衛生用品を支給してくれました。

 その支援物資を受けるまでは、ほとんど生活を立て直せていませんでした。冬がすぐそこまで近づいていたので、配られた物資はとても役に立ちました。私だけでなく、近所の人も皆、守られていると感じ、安心できています。

 私たちは、日本の皆さんのタイムリーなサポートを心から感謝しています。今回の支援によって、私たちは尊厳ある生活を取り戻すことができました。

***

 

pakistan

【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

2月 26, 2015 事務所・スタッフ支援物資配布緊急支援 |