国内避難民支援:物資配布後のモニタリング
JENは最近、バンヌー県とラッキー・マルワット県で現在暮らしている連邦直轄部族地域(FATA)からの国内避難民を対象とした家畜保護プロジェクト2件を完了しました。
そのうちの1件は、1575世帯の避難民を対象に行われ、もう1件は、1200世帯の避難民を対象に行われました。
対象となった国内避難民へは、家畜の餌、家畜用シェルター資材、家畜用予防接種(口蹄疫、腸性毒血症)など、家畜の飼育に最低限必要な物資と、予防接種を提供しました。
JENの現地コアスタッフは、双方のプロジェクト対象地域を訪れ、モニタリングを実施しました。まず、プロジェクトの実施状況とその影響について、現地の畜産局とミーティングを行いました。畜産局によると、職員は実際に配布作業に立ち会って活動を確認しており、総合的な家畜保護パッケージの提供を実現したことについて評価しているとのことでした。
モニタリング訪問中には、支援対象となった国内避難民やその他関係者からも、配布に満足しているという評価をもらうことができました。
一方、対象地域には、今回の支援の対象には含めることができなかった国内避難民もいます。FATAからの避難民の数は非常に多く、各支援組織が提供できる支援と、実際の避難民の総数には大きな差があるのです。あらゆる人道支援機関が、これらの人々へ支援を届ける必要があります。
ジェンは2015年も引き続き、支援を受け取っていない方々を対象に、同様の支援を続けていきます。
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