国内避難民支援のモニタリング
ジェンは現在、ハイバル・パフトゥンハー州(KP州)のラッキー・マルワット地区において、連邦直轄部族地域(FATA)の北ワジリスタン管区から逃れてきた約900人の国内避難民に対して、緊急家畜支援を実施しています。
このプロジェクトは国連人道問題調整事務所(UNOCHA)の緊急対応プログラムの一環で、活動期間は3ヵ月です。これまでに、計画の約半分の活動が完了しました。
活動の改善を重ね、より良い結果を得るためには、モニタリングと評価が重要なため、本プログラムの活動は全て、評価モニタリングチームによるモニタリングを受けなければなりません。
ジェンの活動地域にも、先日そのモニタリングチームがやって来ました。彼らはジェンの事務所や倉庫を視察し、支援対象の避難民の方々に会うために活動現場にも足を運びました。ジェンの現場スタッフに対しては個別のインタビューがなされ、スタッフが書いた日報や週報もチェックを受けました。彼らはさらに倉庫や在庫帳を見て、配布物資(飼料や水、搾乳キット)の質もチェックしました。
モニタリングチームは支援対象の方々にもインタビューし、プロジェクトデザインや活動内容について、彼らの意見を聞きました。また、障がいを持つ人や女性、高齢者など、社会的に脆弱な立場にいる人々がきちんと支援の対象として含まれているかどうかについても聞き取り調査を行いました。
モニタリングチームは今後の改善点としていくつかの技術的なポイントを指摘してくれ、ジェンのスタッフはそれらを書き留めました。総合的には、ジェンがKP州の遠隔地域で暮らす、特に脆弱な状況にある避難民を対象に支援を実施していることについて、前向きな評価をしてくれました。
【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】