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2014年11月27日 (木)

国内避難民の家畜予防接種を行っています

 北ワジリスタン管区で避難生活を続けている国内避難民は、多くの家畜を連れて避難しています。これらの家畜は劣悪な環境で飼育されており、飼料やシェルター、感染症予防の対応が必要な状況です。

 現在、ジェンは家畜を飼育している国内避難民を対象に、飼料・シェルター・駆虫処理キットを含む家畜パッケージの配布と、獣医によるワクチン接種の支援を実施しています。

 このプロジェクトの目標の一つは、7500頭の家畜への予防接種の実施です。このうち約3000頭は牛や水牛などの大型家畜で、残る約4500頭は山羊や羊などの小型家畜になる予定です。大型家畜は口蹄疫、小型家畜は陽性毒血症という感染症に対する予防接種を受けます。

 避難民の方々は、ホストファミリーの元で暮らしているため、ジェンは避難民だけでなく、そのホストファミリーの家畜も対象にワクチン接種を実施しています。周辺の全ての家畜が接種を受けないと、接種済みであっても免疫が弱まっている場合には感染し死亡する可能性があるからです。

 対象地域の住民は広範囲に散って暮らしており、家畜は朝放牧され、夜遅くに家に帰るのが一般的です。そのため、放牧されている家畜へワクチン接種を行なうのは中々難しくもあります。そこで、ジェンは前日から、対象になる避難民の方へ徹底して予防接種の実施を周知し、家畜を家で待機させるようにお願いをしています。

 予防接種は朝に避難民の自宅で行う方法と、1か所に集まってもらって実施する方法の2通りに分けて実施しています。

 プロジェクトは2014年11月に開始し、一度に平均約300頭への予防接種が行なわれています。これまでに約2920頭の家畜(大型家畜1020頭と小型家畜1908頭)の予防接種が完了しました。

 この先12月末まで、この支援を継続していく予定です。

【大型家畜への予防接種の様子】
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【小型家畜への予防接種の様子】
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11月 27, 2014 国内避難民支援 |

2014年11月13日 (木)

今年の洪水被災者支援

 パキスタンは、毎年のように地震や洪水など、自然災害に見舞われています。2010年の洪水は、約300万人が被災し、国土面積の5分の1が浸水するという建国史上最悪の自然災害となりました。毎年夏~秋にかけて降るモンスーンは近年長期化する傾向にあり、人々にとって大きな脅威となっています。

 今年も8月~9月にパキスタン各地で大規模な洪水が発生し、これまでに約250万人に被害をもたらしました。洪水が発生してから一部の人道支援機関が支援を開始しましたが、多くの地域において支援の手が足りない状況となっています。中には、ほとんど手つかずの状況となっているところも残っています。

 この洪水の被災者支援のため、ジェンは最も被害の大きかったパンジャブ州において緊急物資配布支援の実施を計画し、準備を進めています。

 ジェンが実施した現地調査では、被災者の方々は生活用品、食糧品、仮設シェルター、衛生施設や生計回復など様々な支援を必要としていることがわかりました。ジェンはまず、支援が行き届いていない地域を中心に、最低限の生活環境を取り戻してもらうため、衛生用品を含めた生活物資の支援を計画しています。

【テントに避難している被災した子ども】
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【被災した子どもたち】
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11月 13, 2014 支援物資配布緊急支援 |