バンヌー県での国内避難民支援を開始しました
今年の6月以降増え続けている北ワジリスタンからの国内避難民の支援ニーズにこたえるため、ジェンは北ワジリスタンに隣接するバンヌー県において、家畜保護支援を開始しました。
国内避難民の方々にとって、家畜は非常に重要な財産です。家畜保護支援の対象者を特定するため、ジェンは対象者の登録作業を開始し、各避難民世帯が所有する家畜の情報を確認しました。
対象世帯登録作業の際にジェンが使用する登録フォームには、避難民世帯の家族構成、家畜の有無とその種類、病気の有無、ワクチン接種情報などが記録できるようになっています。対象世帯に家畜用のシェルターが用意されているかどうかも記録しておきます。
登録フォームで集めた情報を精査したのち、対象となる避難民の方々へ、支援パックを配布します。支援パックには大型家畜用の口蹄疫ワクチン、小型家畜用の陽性毒血症ワクチンが含まれます。また、対象世帯の家畜には、寄生虫を駆除するための駆虫薬の投与も行い、夏の暑さと冬の寒さから家畜を守るためのシェルターも合わせて提供します。これに加え、家畜の飢えの解消と健康維持のための、ワンダという栄養補給用の飼料と麦わらも支援パックに含まれています。
ジェンは、避難民の方々が生活の苦しさにより家畜を売ってしまったり、飢えや病気で家畜を死なせてしまったりする前に必要な支援を届けられるよう、活動を進めていきます。
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