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2014年7月24日 (木)

北ワジリスタンからの国内避難民

 先月以降、パキスタン軍による反政府武装勢力掃討作戦により、連邦直轄部族地域(FATA)北ワジリスタン管区から約47万人が国内避難民となり、隣接するハイバル・パフトゥンハー州(KPK)へ移動しています。これら避難民のうち約2000名は、ジェンが事務所を設置しているコハートで避難民として登録されました。また約7000名は、コハートを通過し、ペシャワールやパンジャブ州にまで移動しています。

 UNOCHAのコハート事務所の依頼を受け、ジェンはコハートにいる北ワジリスタン出身の避難民たちを対象とした緊急ニーズ調査に参加しました。この 調査の目的は、コハートの避難民の人数と、彼らの最も緊急性の高いニーズを確認することでした。

 コハートの政府機関は避難民の数を記録するため2ヶ所の登録所を設置しました。1つはコハートに避難した難民の登録、もう1つはコハートを通ってペシャワールやパンジャブ州へ向かう難民たちを登録するようになっています。

 州の災害対策本部は避難民の方々が滞りなく支援を受けられるよう、KPKでこれらの避難民への支援を検討している人道支援機関に関するガイドラインを改訂し、事業承認などの手続きにかかる時間を短縮しました。

 KPKの国内避難民たちの援助ニーズはとても高いにも関わらず、現地の不安定な治安状況により人道支援の対応が遅れています。しかし、このような状況の中でも幾つかの支援機関や国連などが、脆弱な避難民コミュニティーへ支援を開始しています。


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7月 24, 2014 国内避難民支援 |

2014年7月10日 (木)

手洗いポスターがつなぐ8カ国

 設立20周年を記念して、ジェンは支援活動を実施中の8カ国からそれぞれの言語で「手を洗おう」のメッセージを集め、一つのポスターにました。パキスタン事務所のメンバーもそれを読み、ほかの活動地で働く仲間との一体感を感じています。ジェンは現在8カ国で働いていますが、同時に1つの世界で働いているのだと感じました。活動している場所は違いますが、国籍などは関係なく、私たちは皆同じ人間なのだ、と感じています。

 ポスターにはタミル語、アラビア語、パシュトゥー語、ダリ語、ウルドゥー語、ハイチ語、日本語、シンハラ語、ジュバアラビア語で「手を洗おう」と書かれています。パキスタン事務所のメンバーもそれぞれ声に出して読んでみましたが、他国の発音は難しく、お互いの発音を笑いあいながら、他の国のメンバーとの一体感を感じるひと時となりました。
 
 20周年という節目は、このような記念企画を通して私たちがお互いを尊重し、一体感を感じる機会となっています。こういった取り組みによって、国を越えてお互いにより親近感を感じられるほか、お互いから学ぶこともでき、友好的/平和的な雰囲気を作り出すことができるのだと感じました。

 ジェンが目指しているのは、世界の異なる地域で、紛争や災害で被災した人たちの自立を支援していくことです。国を超えて皆一丸となり、一つのゴールを目指していこうと思います。

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 イスラマバード事務所長 アズマット・アリ



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7月 10, 2014 事務所・スタッフ |