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2014年5月15日 (木)

インダス川を渡る、おとぎ話の旅

 ジェンの現地スタッフは先日、ハイバル・パフトゥンハー州の25番目の郡として新たに認定された「トルガル」郡を、ニーズ調査の為に訪れました。別名「ブラック・マウンテン」とも呼ばれている同郡は、面積が約54平方キロメートルで山岳地帯にあり、人口はおよそ30万人です。

 トルガル郡はインダス川によって2つに分かれており、川を渡り、市場などに行く手段として、ボートが頻繁に使われています。ボートのほうが他の交通手段に比べ、時間がかからないのです。
 ジェンスタッフが調査を行なうため対象地域にジープで移動した時は、約1時間かかりましたが、帰りにボートを利用したら移動時間はほんの15分でした。トルガル郡の近くには、インダス川流域に建設されたパキスタン最大のダムである、タルベラ・ダムがあります。

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 今回の訪問では、驚きの旅をすることになりました。インダス川は上からの眺めでは落ち着いて安定した流れに見えますが、実際川を下り始めて皆、びっくりしました。中流ではものすごい速さで水が流れ、浮き沈みがとても激しく、ぞっとするほどだったのです。それでも船乗りは自分がしっかり舵を取っているから心配する必要は無いと、約束してくれました。中流を通過し、川の深い流域にたどり着くと、流れも落ち着き、旅も快適になってきました。

 インダス川が両側ともに山に囲まれているせいか、私たちはまるで、山あり谷ありの不思議な冒険をするおとぎ話の登場人物のようでした。今回の調査訪問はとても面白い旅となりました。

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5月 15, 2014 文化、生活、習慣国内避難民支援 |