新たな活動地、コハート
ジェンは今年からハイバル・パフトゥンハー州(KP州)コハート県に事務所を設置し、隣接する連邦直轄部族地域(FATA)オラクザイ管区において帰還民自立支援を行っています。
この支援と並行し、この5月から、コハート県内においても新たなプロジェクトが始動しました。内戦で被災し、同県に逃れてきた人たちのための支援です。
コハート県はKP州南部の中心地で、州都ペシャワールの南方75km、車で約1時間のところにあります。ペシャワールとコハートの間には1.8kmのトンネルがあります。このトンネルは、日本政府の援助で建設されたものです。
同県は複数の部族から成る豊かな文化的背景を有しています。コハート市内から車で約10分のところには、「ドゥラニの墓」で知られる有名な遺跡もあります。
コハートは、FATAのオラクザイ管区やクラム管区、北ワジリスタン管区への入口です。渓谷にある都市部に人々が暮らしています。タンダダム(貯水池)もあるので水資源が豊富であり、グアバ畑、野菜畑や他の穀物を潤しています。コハート産のグアバはとてもおいしく、KP州とFATAでとても人気があります。
山岳地帯で、整備された道や施設があり、コハート市は平和で資源に恵まれています。街は軍の野営地の周りに作られており、基本的な設備しっかりと整っています。立派な病院、ショッピングモール、銀行、学校、大学、新たに創設されたコハート大学、そのほか必要なものが揃っているのです。
街の外れにはアフガニスタン難民の村がたくさんありますが、治安状況は落ち着いています。コハート開発庁としてしられるコハート・タウンシップに、国際NGOや、国連機関、官庁などのオフィスが密集しています。
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