« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »

2014年2月20日 (木)

デラ・イスマイル・カーンのラクダフェスティバル

 デラ・イスマイル・カーンのパハル・プル郡では毎年様々な場所で、ラクダフェスティバルが開催されます。このイベントでは、ラクダの重量挙げコンテストを行うのですが、これに参加するため、カイバル・パフトゥンハー州、バロチスタン州、パンジャブ州など、パキスタン中からラクダを連れた飼い主たちが集まってきます。

 フェスティバルでは太鼓やフルート演奏、伝統舞踊が披露され、食べ物や小物などを売る屋台が軒を連ねるなど、とても賑やかです。主催者の一人によると、このイベントの人気は上昇中で、毎年数千人もの参加者が訪れるそうです。

 イベントは全て地元の人々によって企画され、重量挙げができれば誰のラクダでもコンテストに参加することが出来ます。

 最近ですと2014年2月に、パハル・プル郡のダッキ村でこのフェスティバルが開催されました。約1万5千人が訪れて、50頭のラクダが重量挙げコンテストに参加しました。
 コンテストに優勝するのは小麦袋を一番多く持ち上げることが出来たラクダです。各袋は重さ84キロで、今回の優勝者はなんと1176キロ相当となる、14個の袋を持ち上げました。優勝したラクダはその後オークションで900万ルピー、日本円にしておよそ900万円の価格で買い取られました。

 ジェンスタッフがインタビューをしたハミッド氏によると、このコンテストは地元の人々にとって、大切な娯楽の一つであるとのことでした。また、同時にこのイベントは現地文化をパキスタン中から訪れる人々に紹介することが出来る機会でもあり、経済的にも好影響をもたらす、とてもポジティブなお祭りだそうです。
 

【袋を背負ったラクダ】
140220

【自分のラクダが勝って喜ぶ少年】
140220_2

【優勝したラクダ】
140220_3

【84キロの袋】
140220_84

【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

2月 20, 2014 文化、生活、習慣 |

2014年2月 6日 (木)

デラ・イスマイル・カーンの地元ラジオ局

 今回はパキスタン、特にデラ・イスマイル・カーンにおけるラジオ事情についてお伝えします。

 ラジオは公共の安価で手軽な情報源であり、またコミュニケーションツールでもあります。お年寄り、若者、子ども、女性、信仰心の厚い人、教養のある人から読み書きのできない人まで、様々な人々が日常的にラジオを聴いています。

 リスナーの98%は地方在住者です。デラ・イスマイル・カーンにはラジオ・パキスタン‐FM‐93、キャンパス・ラジオ104.6(デラ・イスマイル・カーンのゴマル大学が管理)、グローバルFM‐91デラ・イスマイル・カーンの3つのラジオ局があります。
 
グローバルFM‐91デラ・イスマイル・カーンは民営のラジオ局であり、地方の政治家、社会活動家が創設者となり、地方市場とそのオーナーの共同出資のもと、2006年12月に設立されました。地方市場からの平均収入は月70000ルピー(約70000円)であり、これは総資金額の40%に相当します。
 
 このラジオ局のオフィスはデラ・イスマイル・カーンのジェンの事務所近くにあります。かつては高さ160フィート(49メートル)、放送電波の受信可能地域が半径約50kmに及ぶ電波塔がありましたが、2008年の台風により崩壊しました。
現在の電波塔は高さ60フィート(18メートル)、電波の受信可能地域は半径約15kmです。

【電波塔】
140206_tower

 毎日、音楽・芸能・ニュース・時事問題等様々な内容を放送しています。主に若者の問題に焦点を絞っていることから、90%のリスナーは若者ですが、市民の関心事である政府当局の問題にも注目しており、市民全体の40~50%が関心を寄せている問題がここで取り上げられていることになります。

 また、このラジオ局はアドボカシー分野と、洪水や南ワジリスタンにおける紛争で被害を受けた国内避難民・地域コミュニティへの啓蒙活動にも非常に精力的に取り組んでおり、番組はパシュトゥー語、サライキ語、ウルドゥー語でも放送されています。このラジオ局は洪水時の警告、事前の注意喚起に活用されたこともありました。

 ジェンの現場チームも携帯電話を通して日頃からこのラジオ番組を聞いており、支援活動に関連する情報を収集しています。

【ラジオに出演したジェンスタッフ】
140206_jen_staffs_interviewing_radi
140206_jen_staffs_interviewing_ra_2


【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

2月 6, 2014 事務所・スタッフ文化、生活、習慣 |