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2014年1月 9日 (木)

支援成功の鍵、生計回復委員会

 生計回復委員会の設立は、パキスタンのデラ・イスマイル・カーンにおける国内避難民の生計回復支援事業の中でも重要な位置づけとなっています。

 生計回復委員会の主な目的は、コミュニティレベルのプラットフォームとして、事業の対象となる避難民の方々が事業活動を理解し、主体的に動けるよう働きかけることです。また、事業目的である生計の回復を事業終了後も持続させていくことも、大事な役目の一つです。
生計回復委員会の主なメンバーは避難民の中から選定される畜産指導員、事業対象地域の長老、県畜産局の職員となっています。

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 ジェンは2013年の活動において、2つの生計回復委員会を設立し、56名のメンバーを育成しました。コミュニティレベルで地元出身のこれらのメンバーが動いてくれることが、事業の目的達成に繋がります。

 この委員会は地元民でも異なる立場の人たちで構成されているため、支援対象コミュニティが直面する問題をジェンが解決する際、それぞれの特性を活かしサポートをしてくれます。
 
 また、委員会のメンバーは、山羊配布に必要な会場を手配したり、家畜管理の知識を広範囲に散らばって暮らす避難民に広めたりと、事業の促進にも非常に協力的です。 委員会メンバーの一員である畜産局職員は、電話で連絡を取れば、村を訪問して避難民の山羊の治療に当たることができます。また、同じく委員会メンバーの長老たちは、畜産指導員が担当している避難民の山羊の状態を定期的にチェックしているかどうか見守ってくれます。

 生計回復委員会は、ジェンが対象地域から撤退した後もコミュニティに残り、家畜管理に関する意識の向上、交配サービスの提供、山羊の傷病への対応などを通し、避難民の生計を支えていくプラットフォームになるのです。


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 パキスタン事務所長 アズマット・アリ

※この国内避難民生計回復事業は、支援者の皆さまおよび、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームの協力を受け実施しています。

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1月 9, 2014 国内避難民支援生計回復事業 |