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2013年12月 5日 (木)

FATAにおける女性の生活の改善

 人道支援の指標として一般的に使われている「スフィア・スタンダード」によると、飲用水、また家庭および個人の衛生維持のために、人は1人1日最低約15リットルの水を必要とします。
 政府はこの基本的ニーズを提供する責任を担っていますが、途上国では往々にして、日常的に十分な水を確保できません。パキスタンや農村地域でも同様に、深刻な水問題を抱えています。
 
 

 連邦直轄部族地域(FATA)では、台所などで使われる家庭用水の調達は女性が担っています。一人の女性が25~30リットルの水を、場合によっては1キロも離れた水源から運んできます。FATAの女性は男性と比べ、さらに困難な生活を送っています。また、紛争によって.給水設備や泉などが破壊され、この社会から取り残されたコミュニティーの状況は更に悪化しました。

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 ジェンの給水施設支援は、村人たちにとっては画期的なことでした。
 対象地域の一つであるStaro Pakha 村のある女性は、ジェンスタッフにこう述べました。

「国内難民キャンプから帰還してきたら、家は破壊され、家畜はいなくなっていました。ベッド、洋服、全ての所持品は破壊されていたか、もしくはなくなっていました。飲料水を調達する水源も、長期間管理されずに放置されていたため、使用できなくなっていました。私たちは空を見上げて、神に祈り助けを求めました。
水を遠くから運んでくるのはとても大変です。断食月のラマダーンでも、私たちは20~30リットルの水を運ばなければなりません。この支援は私たちの祈りに神が答えてくださったとしか思えません」

 なお、現在彼女と子ども達は、ジェンによって家のすぐ近くに設置された蛇口から水をくんでいます。

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※この支援活動は、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームの助成を受けて実施しています。

 パキスタンFATAクラム管区事務所 フィールド・オフィサー 
 メナズ・ビビ

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12月 5, 2013 国内避難民支援 |