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2013年9月12日 (木)

衛生促進で変わり始めた子どもたちの生活

 今回は、連邦直轄部族地域(FATA)のクラム管区で行っている衛生促進活動の効果に関するご報告です。

 3歳の少女シャグファは長い避難生活のあと、最近両親と共に故郷のダンガル・ゴド村(クラム管区中央部)に帰ってきました。
 彼女が国内避難民となって故郷の村を離れたのは、まだお乳を飲んでいる赤ん坊の時でした。避難民キャンプで暮らしていた間、シャグファは学校にもイスラム神学校にも行く機会がありませんでした。そのため彼女は満足な衛生知識を身につけていませんでした。両親もそのことがどのような結果をもたらすか知りませんでした。

 もしシャグファがそのまま衛生知識を持たずに成長していたら、健康に悪い影響があるばかりでなく、学校の出席率にも影響していたでしょう。彼女の住む地域では下痢性疾患に罹る子どもが多く、シャグファもそのリスクにさらされていたのです。

 衛生促進セッションはジェンが現在実施している支援プロジェクトの中心となる活動で、シャグファの村を含む7つの村を対象としています。セッションの実施後は、ほとんどの村で子どもたちが適切な衛生習慣を身に付けはじめていることが確認されています(両親からの報告と、ジェンスタッフのモニタリングによる)。

 私たちジェンスタッフはシャグファに会い、話を聞きました。
彼女は次のように言っていました。「以前は、私はいつも体調が悪く、めまいを感じていました。何をしても疲れました」。
シャグファは村で衛生促進セッションを受け、良い衛生習慣が健康のためにとても大切だと知ってから、毎日の生活の中でそれを実践するようになりました。

 彼女の父親は、シャグファの積極的な姿勢について次のように話しました。
「私の娘は、『靴を履かないと土の中にいる虫が体に入って人の体の中で卵を生むから、お医者さんから痛いことをされるよ』とジェンの衛生促進チームから教えてもらった、と話しています」
「ジェンが私たちのことや、子どもたちの健康や教育のことを考えてくれて、本当に感謝しています」。

【セッションを受ける前のシャグファ】
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【セッションを受けたあとのシャグファ(弟とともに)】
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 ジェンクラム事務所 シニア・フィールドオフィサー シャー・フサイン



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9月 12, 2013 衛生教育帰還民支援 |