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2013年5月 9日 (木)

白熱する政治活動と、ヤギの市場調査

 最近のパキスタンでは、歴史的な総選挙を目前に控えているため、政治活動が大変活発に行われています。一般市民も選挙の動向に夢中で、あらゆる政党が市民集会、会合、総会を開催するなどしています。

 一方で、これらの政党が頻繁にテロの標的となっているという現実もあります。そのため、選挙が近づくにつれ国内の緊張が高まり、ジェンの支援活動の実施が困難になってきています。最近はパキスタンで活動するほとんどのNGOが、スタッフの業務を事務所内にとどめるなど、活動を制限するようにしています。

 このような状況の中、ジェンは今年の支援活動に非常に重要なヤギの市場調査をするために、パンジャブ州への訪問を計画していました。安全対策などを担当する現地スタッフは若干の懸念を示しつつも、訪問に賛成してくれました。

 市場調査を担当するスタッフ2名は出発前に、道路地図を受け取り、移動中や訪問中の安全対策に関してブリーフィングを受けました。指示の主な内容は、移動は日中のみとし、1時間おきにジェンのイスラマバード事務所長へ安否確認の連絡をすること、夜間は決められたホテルにとどまること、主要ルートが遮断された場合や、問題が生じた場合は代わりのルートを使用することなどでした。

 ジェンの現地スタッフ2名は、パンジャブ州のカネワル、ムルタン、アフメド・プル・シャルキ、バハワルプール、ムザファル・ガル、ヴィハリ、チョケアザムなどの地区を訪問しました。これらの地区で複数の牧場やヤギのお祭りを視察し、品種や価格をチェックしました。

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 ジェンは特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームの助成により、デラ・イスマイル・カーンで今年も国内避難民への山羊の配布を予定しています。今回の調査はヤギ配布活動の重要な第一歩となるのです。

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 ジェン パキスタン事業家畜専門家 イブラヒム・ジャン

5月 9, 2013 生計回復事業 |