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2012年11月15日 (木)

県家畜局との連携

2010年、パキスタン政府はパハルプル郡のバンド・クライ地区に家畜研究所を立ち上げました。

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同局スタッフは、上級研究官3名、研究官7名と、所長代行1名で構成されています。この研究所は、JENが現在実施している国内避難民のための家畜配布による生計復帰支援事業の対象エリアに位置しています。
JENは県家畜局と調整しながらこの事業を実施していくことになっています。そのため、食糧安全保障分野で活動する機関が集まる会議(ワーキング・グループ)では、現在の活動の進捗や、今後の予定などを家畜局担当者に報告しています。

ヤギの検疫期間中、家畜局の担当者は技術提供の為に定期的にJENの倉庫を訪れます。これらの担当者はJENのスタッフがヤギに風土病予防のワクチン接種を行う際に、手助けをしてくれます。ヤギの検疫期間が無事に終わると、家畜局はヤギの配布前準備が完了したことを証明する「健康優良証明書」をJENに発行しています。

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畜産局担当者の一人は、JENが国内避難民のなかから選定した畜産指導員に実施する山羊管理研修(10日間)の中で、2日間のセッションを担当しています。彼は、実演を交えた実践的な方法でヤギの風土病とその防ぎ方について教えています。JENの獣医アシスタントは、家畜研究所の上級研究官と調整しながら山羊を受け取った避難民の世帯を訪問し、ヤギの扱い方などに関し、繰り返しアドバイスを行っていきます。

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家畜局担当者は、国内避難民のための山羊配布を通した生業復帰事業へのJENの真摯な取り組み、とりわけ検疫期間中の徹底した健康管理を高く評価してくれています。家畜局は、JENの事業地域において生産性の高いビータル種の山羊を配布することが、同エリアの山羊の品種改良に繋がるとも考えています。

11月 15, 2012 国内避難民支援生計回復事業 |