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2012年9月 6日 (木)

働き者のヒズブラ

 今回はヒズブラという25歳の青年のお話をご紹介します。ヒズブラはJENが山羊を調達している業者から派遣され、山羊が検疫期間を過ごすJENの倉庫で働いています。彼は皆に「ブカリ」というニックネームで呼ばれています。

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 ヒズブラはJENが現在の事業をおこなっているデラ・イスマイル・カーン県パハルプル郡のある村の貧しい家庭に生まれました。彼は責任感が強く、時間を守り、正直でとても働き者で、大の動物好きです。動物と一緒にいるのも世話をするのも大好きです。

 ヒズブラは大好きな動物に関する知識や、動物を扱うノウハウを学ぼうと、2003年から現地で獣医をしているサイード・ウラー医師に付いて働いてきました。これまでの約10年間の経験で、ヒズブラは動物に関する詳しい知識・管理方法を身に付けたのです。

 彼の動物への関心の高さや、動物の健康状態・管理のノウハウが評価され、彼は業者からJENの倉庫での仕事を任されました。山羊を管理するJEN倉庫では、ヒズブラはJENの家畜専門家と獣医アシスタントの指示のもと、倉庫での活動全般を監督しています。

 ヒズブラは本当に良く働きます。倉庫での活動は、放牧から牧草の整備、掃除、餌やり、水やり、獣医アシスタントによる予防接種や治療の手伝い、獣医から指示された薬の手配まで、全てをこなします。

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 獣医のアドバイスに従い、ヒズブラ自らが病気の山羊の救急治療を行うこともあります。

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「動物はしゃべらないし、人間のように歩いたりもしないけれど、だから異なる扱いを受けるべき、というのは間違いだ。実際は、動物は話すことができないからこそ、丁寧に面倒をみるべきなんだ」とヒズブラはいいます。以前、JENの倉庫にいる山羊の1頭が食欲不振になってしまったときは、配布可能な健康状態に回復するまでヒズブラが何時間もずっとその山羊の世話をし続けたことがありました。

 ヒズブラは面白い青年で、JEN倉庫の山羊が出産すると、倉庫で働いている仲間たちにお菓子を配ります。ここでは、人間の赤ちゃんが生まれると「メタイ」と呼ばれるお菓子を近所に配る風習があり、それにならっているのです。

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 ヒズブラは上で述べた以外の他の仕事も喜んで引き受けます。労働者に対する扱いもとても丁寧で、彼の下で働くスタッフの為に1日3食料理してあげたりもします。病気のスタッフがいれば、病院に連れて行ってしっかりと看病します。
とにかく、誰もが愛すべき存在、それがヒズブラなのです。

9月 6, 2012 事務所・スタッフ |