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2012年6月28日 (木)

現地スタッフの生活~デラ・イスマイル・カーン事務所の場合~

 今回はデラ・イスマイル・カーンで活動する現地スタッフの生活をご紹介します。デラ・イスマイル・カーンの事業地では、多くのJEN現地スタッフが事務所兼宿舎で生活を共にしています。

 事務所兼宿舎で暮らす現地スタッフは、全員がイスラム教徒です。そのため、彼らの一日は早朝4:30のお祈りから始まります。
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 朝食は8:30で、9:00には業務を開始します。就労時間は国際スタッフが駐在するイスラマバード事務所と一緒で、9:00~17:00となっており、昼食とお昼のお祈りの為の休憩が1時間含まれています。

 始業後は、それぞれが自分の担当エリアへ向かいます。まず、チーム1は検疫期間の山羊をチェックする為、JEN倉庫へ。チーム2は支援対象である国内避難民たちが暮らす村へ行き、畜産指導員のサポートなどを行います。チーム3は山羊配布計画について話し合い・調整をします。そして警備員、ドライバー、総務・経理スタッフは各チームのサポートの為、事務所に残ってそれぞれの仕事をします。

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 終業時間が近づくと、各チームが事務所へ戻り、その日の業務レポートをそれぞれのスーパーバイザーに提出します。

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 地元出身のスタッフは17:00になると帰宅しますが、県外出身のスタッフは事務所兼宿舎で仕事後の時間を一緒に過ごします。宿舎で暮らすスタッフの多くは、既に2年近くもJENで働きながら共同生活をしており、時間がたつとともに友だちになったと言います。共同生活していく中では、お互いを思いやり、責任感を持って行動しており、今ではお互いの好き嫌いも理解するようになったそうです。
 デラ・イスマイル・カーンのスタッフたちは、自分たちのことを「JENファミリー」と呼んでいます。

 楽しい時も、辛い時もいつも一緒です。一緒に食事をすることで、お互いを尊重することを学び、卓球で対戦したりパーティーを開いたりするなど、一緒に遊ぶことで気持ちをリラックスさせることができると彼らは言います。

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 もし今の仲間に出会わずにお互い別々の人生を送っていたら、と想像すると、不思議な気持ちになるくらい、デラ・イスマイル・カーンスタッフの絆は強いようです。

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6月 28, 2012 事務所・スタッフ |

2012年6月14日 (木)

JEN倉庫での山羊管理~続き~




 前記事では、山羊の水やりの方法までをお伝えしました。今回は引き続き、JEN倉庫での検疫期間の山羊管理をお伝えします。

④餌やり:
 山羊への餌やりは1日2回(朝・夕)行います。餌は飼い葉(青い草)と麦わらです。一度に両方与えるのではなく、最初に飼い葉を与え、その2時間後に麦わらを与えます。
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 また、午後は運動と栄養摂取の為に、山羊を放牧します。この放牧の際、オス山羊をメス山羊と別の場所へ連れて行き、500グラムの「ワンダ」というバランス栄養食を与えます。ワンダを食べた後のオス山羊は消化不良を避けるため、食後2時間ほど水を飲ませないように気をつけます。
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⑤搾乳:
 授乳期のメス山羊は、1日に2回(午前、午後)搾乳をする必要があります。搾乳のタイミングは餌やりの約30分後です。

⑥倉庫の掃除:
 山羊が倉庫に到着したあとも、衛生状態を保つために毎日倉庫内の掃除が必要です。水やり場も毎朝早朝に掃除し、新鮮な水を入れ直します。

⑦病気の山羊の治療:
 家畜専門家と獣医アシスタントは毎日JEN倉庫へ足を運び、山羊の健康状態を一頭一頭入念にチェックします。何らかの病気や異常が発見された場合にはその山羊を隔離し、必要な処置を施します。


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 以上が、山羊配布前の倉庫内での管理内容です。JENが配布しているビータル種の山羊は丈夫な品種ではありますが、確実に健康な状態で避難民の方々の元に届けられるよう、入念なケアを心がけています。

6月 14, 2012 国内避難民支援生計回復事業 |