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2012年3月 1日 (木)

ゴマル大学

 パキスタンは国土の27%が耕作地で、農業が大変盛んな国です。
 また、バッファロー、羊、山羊、ラクダ等の家畜によるミルク生産量が世界第4位と、畜産業も盛んです。

 このため、パキスタン経済にとって農業・畜産業は重要で、この分野の継続的に成長させていくには、専門家の育成が不可欠です。

 そのような専門家育成機関の一つとして、ジェンの現在の事業地であるデラ・イスマイル・カーンに、ゴマル大学という有名な農業大学があります。
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 ゴマル大学はパキスタン国内大学ランキング12位の評判の良い大学の一つで、学部レベル・学院レベル共に幅広い講義を提供しています。
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学部は文学部、農学部、薬学部、理学部の4つがあり、全部で29の学科に分かれています。
(写真は農学部)
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 デラ・イスマイル・カーンのゴマル獣医化学カレッジでは、ゴマル大学と連携して5年間の獣医薬学博士課程を開始しました。これまでに何百人もの学生がここを卒業し、畜産分野で活躍しています。
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 現在のジェン事業地で畜産指導員研修を担当する家畜専門家も、そのうちの一人です。

 ゴマル大学はパキスタン人の学生だけでなく、アフガニスタンやイラン、湾岸諸国など、様々な国から学生を受け入れており、特にアフガニスタンからは毎年30~40名の学生が上記の博士課程を履修しています。
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3月 1, 2012 文化、生活、習慣 |