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2012年1月 5日 (木)

デラ・イスマイル・カーンのれんが工場

 デラ・イスマイル・カーンを含め、パキスタンの都市部の家は、ほとんどがれんがで造られています。
 パキスタンで道や建物に使用するれんがは、泥と砂で作るのが一般的です。というのも、泥と砂のれんがはコストが比較的低く、頑丈だからです。

 れんがはパシュトゥン語で「バタイ」と呼ばれる工場でつくられます。デラ・イスマイル・カーンにも約80カ所のバタイがあり、約6000人の労働者がそれらの工場で働いていると言われています。
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 今回は、そのバタイを経営している男性から聞いたお話を紹介します。

 バタイには、オーナーが直接労働者を監督して経営しているところと、オーナーと年間契約を結んだ請負業者が経営しているところがあります。

 デラ・イスマイル・カーンに住むバーズ・ムハマドさんは、バタイのオーナーと年間契約を結び、請負業者として経営をしているうちの一人です。ムハマドさんのバタイでは80人の労働者が働いているそうです。

 丈夫なれんがを作るには、固めの泥を使用するのがポイントです。

 バタイでは、まずトラックで仕入れてきた泥を24時間水につけ、
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 収縮を防ぐために砂と混ぜて、れんがの型となる専用の木枠に流し込み、
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7日間天日干しにします。
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 乾いたれんがは、さらに強度を高めるため、加熱装置の中で21日間焼かれます。

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 1回のサイクルで作られるれんがの数は約350,000個に上るそうです。
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 こうして出来上ったれんがはトラックに積まれ、消費者のもとに届けられるのです。
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1月 5, 2012 文化、生活、習慣 |