« 2011年3月 | トップページ | 2011年6月 »

2011年5月19日 (木)

JEN畑修復事業の対象者からの報告:努力と見返り

 パキスタンは世界で6番目に人口の多い国です。人口の67%が農村部に住み、ほとんどが農業で生計を立てています。総人口の32%が貧困レベル以下に置かれており、GDP成長率も農作物の生産に頼っています。

 2010年7月29日に起きた大洪水の被災者のひとりであるマズラーさん。彼の畑も洪水で破壊され、農作業ができなくなりました。自力では畑の修復が難しくなっていた時、洪水後すぐに現地入りしたJENのアセスメント・チームと出会いました。

110519_2_mr_mazullah_is_doing_gra_2

 畑修復事業の対象者として、マズラーさんの農地は整備され、野菜の種や農薬、農具も供給されました。マズラーさんは収穫前の訓練にも参加し、JENの農業専門家の指導通りに種蒔きをしました。

 生産性を高めれば利益が上がりますが、皆が皆できることではありません。野菜を育てる前に、有利な条件や起こり得る問題について注意深く考える必要があります。生産物を市場に出す時も同じです。マーケティング能力は、農作物の販売量に直結します。

110519_1_mr_mazullah_picking_his__4

 JENは研修参加者に対し、収穫手法、包装の仕方、オクラ・ひょうたんなどの野菜の格付け方法など、専門家が具体的に説明を行います。マズラーさんもこの研修に参加したあと、栽培してあるオクラを新しい手法を使って収穫・包装しました。

110519_3_mr_mazullahs_son_is_help_2

 地元市場では従来の方法で包装されているオクラは5キロ入り1袋が150ルピー(約150円)です。しかし、マズラーさんのオクラは地元の市場で1袋220ルピーで売れました。

110519_4_samples_are_ready_to_tak_2 110519_6_the_shop_keeper_is_showi_2

 彼は今、1日約45キロのオクラを収穫しています。今日はお店の人から50袋の注文を受けて、マズラーさんは大喜びです!「農作業が再開できる機会を与えてくれたJENに感謝している」とマズラーさんは話しています。
110519_5_the_shop_keeper_is_givin_2

5月 19, 2011 |

2011年5月12日 (木)

洪水被災地のひび割れた畑が元通りに―もうすぐ収穫

110428_mrinyatullah_standing_in_his  イナヤトラーさんは、昨年パキスタンを襲った破壊的な洪水の被害者のひとりです。イナヤトラーさんの住むケルベラ村は、洪水の被害が最も大きかったチャルサダ地区のケヤリ河岸にあります。
 彼は息子4人を含む家族と共に、1エーカー(約0.4ヘクタール)の畑にサトウキビや麦などを栽培する農業を営んで生活していました。地主との関係は良好で、種、農薬、農具はイナヤトラーさんが負担し、農作物の利益は対等に分け合う方法を取っていました。

 2010年7月29日にケルベラ村を襲った洪水は、サトウキビ畑を含むすべての財産を奪ってしまいました。その後、イナヤトラーさん一家は親戚の家で一か月間の避難生活を送らざるを得ませんでした。その後、イナヤトラーさんは親戚からお金を借りて家を再建しました。

Mrinyatullah_field_before_rehabil_2  洪水の後の畑は耕すことができないほど地面が割れて乾燥していました。その土をまた使えるようにするには膨大な費用が必要です。洪水後すぐに現地入りしたJENのアセスメント・チームと農民組合が話し合い、イナヤトラーさんはJENの畑修復事業の対象者として選ばれました。110428_guring_rehabilitation

 

110428_mrinyatullah_land_after_reha 間もなくイナヤトラーさん一家の農地は整備され、野菜の種や農薬や農具もJENから供給されました。今ではイナヤトラーさんの畑は種まきが終わり、かぼちゃとオクラはすくすく育っています。あと一か月ぐらいで収穫できそうです!110428_weeding_okra_srop

5月 12, 2011 北西部大洪水 被災者緊急支援 |