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2009年9月10日 (木)

5回目のラマダンを迎えて

 “光陰矢のごとし”ということわざは本当なのだと感じます。

 今から4年前、2005年のラマダンの時期にカシミール地方で大地震がありました。何千人もの人びとが亡くなり、家族と住居を失いました。ジェンはその年、その神聖なラマダンの月からカシミール地方で支援を開始しました。その支援は、きっと被災者の人びとにも忘れがたい記憶を残したことでしょう。

 翌2006年のラマダンも、ジェンはカシミールで支援を続けていました。常設の学校を建設し、カシミールの山奥にある249もの学校に対し、給水支援事業を行いました。被災者への支援を進めている間は、ジェンのスタッフも周りの人びとも、自分たちの空腹や喉の渇きが気にならないほどでした。

 2007年のラマダンでは、カシミール地方でかつてないほどの雨が降りました。ジェンのスタッフは、学校の備品の配布、学校用テントの補強、そして生徒や保護者、先生への防災教育に忙しかったのです。

 2008年は、ジェンがカシミールで活動する最後の年になりました。ラマダンの最中に3年連続で支援を実施したカシミール地方を離れる時は、ジェンのスタッフにとってとても悲しい瞬間でした。この年、カシミールの遠隔地で仮設学校の建設、子どもたちのスポーツ活動事業や衛生教育事業など様々な事業を行いました。
そして、今年2009年。ジェンのスタッフは北西辺境州でラマダンを迎えました。毎週あちらこちらの街でたびたび爆発があったため、北西辺境州の治安は非常に悪い状態でした。ジェンは北西辺境州の2つの地区で、紛争地域からの国内避難民に対する支援を続けました。

 2009年ものこり3ヶ月となった現在、多くの国内避難民が故郷へ帰還し、元通りの生活を始めようと努力しています。

9月 10, 2009 |