緊急支援に向けて
6月4日、多くの支援者の皆さま、そしてジャパン・プラットフォームの協力を得て、パキスタン北西辺境州で発生している多くの国内避難民のための、緊急支援を開始しました。
対象となる地域は、マルダン県とスワビ県です。約1,200世帯を対象に、テントやキッチンセット、衛生キット、蚊帳など、生活用品の物資を配布する予定です。
JENにとって今回の支援は、パキスタンで行う3回目の緊急支援事業となりました。これまでの経験を大いに活かしてゆくことができる一方で、拠点となる場所の選定や一緒に働くスタッフのリクルートなど、一連の準備にはこれまで同様、慎調に行っています。
現在、首都イスラマバードのJENオフィスでは、国内避難民に配布する物資の調達をはじめています。物資が揃うまでの間、現地スタッフは、事業地の行政官や社会福祉団体とコンタクトと調整をし、さらに、物資配布をサポートしてもらう新たなスタッフの確保に努めています。と同時に、現地の調整会議に参加して情報収集も行っています。
1日も早く被災者に支援の手を届けられるよう、スタッフ一同、事業の立ち上げに全力で取り組んでいます。
写真①:配布予定の生活支援物資の一部
写真②:業者倉庫での検品の様子