バロチスタンの伝統衣装
バロチスタンの伝統衣装はとても有名です。ショールや衣装、靴、帽子など。これらすべてが手作りで、この地方の豊かな文化を表しています。
女性たちは、自宅でショールに刺繍を施し、大きな市場の店主に売ります。豪華なショールは、2000ルピー(約25ドル)もします。
「ブグティ・ショルワー」と「カミーズ」は、バロチ族の伝統的な衣装です。人びとは皆、この服を着ています。
「ブグティ」というのは、バロチ族の有名な一族の名前です。この「ブグティ・ショルワー」と「カミーズ」を作るには、一般的なショルワーとカミーズを作るより倍の布が必要です。バロチ族の男衆は、この布をたくさん使ったカミーズを着て、大きなターバンを頭に巻いた装束をしています。
バロチ族の帽子もまた、民族の特徴的な衣装です。裕福な人びとは、おしゃれで、衣装と同じ色の帽子を作ってかぶっています。帽子にはとても美しい刺繍が施され小さな鏡が縫い付けられています。これらの帽子は市場で購入することができ、その価格は320ルピー(約4ドル)から1500ドル(約19ドル)と幅があります。
さらに、男性の衣装で興味深いものは、デザインや色などバラエティあふれるバロチの靴です。とても履きやすく、美しいものです。クエッタには地元で作られたこれらの靴を売る大きな市場があります。お店では、足のサイズを測った後に靴を作ります。既成靴も沢山売られていますが、足のサイズを測って作られたオーダーメードの靴に比べると履き心地はよくありません。靴底は丈夫なタイヤで、その他の部分は羊の皮で作られています。底が丈夫なので、固い地面や山歩きに向いています。また、とても丈夫で履き心地が良いので、JENのスタッフもフィールド業務の時に使っています。
2月 5, 2009 | Permalink