外務省や団体、皆さまのご支援のもと、バーグ県ハベリ郡にて再建中の耐震構造の小学校がまもなく完成します。
パキスタン山間部での建設は、日本での建設とは全く違った苦労があります。たとえばコンクリートの壁です。日本では生コンクリートをそのまま運ぶことが可能ですが、パキスタンではセメント・砂・石を道路から少しずつロバで運び、その場で混ぜてコンクリートを作ります。
このように、一つ一つの作業には非常に時間がかかりますが、少しずつ完成していく校舎を見ながら、復興の歩みを実感しています。目に見える確実な変化が人々の心に将来への前向きな気持ちをもたらす心のケアにつながっているのです。