バーグは朝の3時
一ヶ月続いたラマダンがようやく終了しました。ラマダン中の事業地訪問はとても印象深いものでした。
パキスタンのフィールド事務所ではスタッフ全員と寝食を共にします。ラマダン中は、日中の食事を取ることができません。朝3時に起きて朝食、少し仮眠をとり、日中は事業地の視察、そして夕方6時頃の日没と共にイフタール(断食後の食事)をとります。
この期間、スタッフの間のもっぱらの話題は
「どこでイフタールをとるか」ということ。
事業地を歩いているとさまざまな人が、「今夜はうちに来ないか?」と誘ってくれます。学校の校長先生のお宅、自治会長さんの家、事務所の大家さんの家などを毎日渡り歩いて、毎日おいしいイフタールを楽しみました。
ラマダン中は、日中水を飲むこともできません。学校へ安全な水を提供する事業を実施しているため、おいしそうに水を飲んでいる子ども達に出会うのに、自分の喉はからから、というちょっと辛い経験をしました。と同時に、水道の蛇口をひねればいつでも水が飲めることのありがたさを知ったラマダンでした。