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2007年5月31日 (木)

『食べ物の話』

Shiensokuho_food_1_kahuta_office_haveli_  パキスタンの食べ物と言えば、多くの日本人はカレーを思い浮かべるかもしれませんが、パキスタンは様々な民族が混在しており、料理も地域ごとに多彩です。主に北西部に住むパターン人(パシュトゥーン人)の料理は辛くなく、羊肉のトマト煮などが主流ですが、南東部に住むパンジャブ人の料理は香辛料たっぷりの辛いものが多く、キーマ・カレーなど日本にも馴染み深い料理があります。

 JENの事業地であるここカシミール州バーグ県ハベリ郡はパンジャブ料理に近く、辛いものが主流です。ただレストランのメニューにあるものとは違い、実際庶民の間では肉はほとんど食されず、豆や芋などが基本になります。

 ムスリムにとって、食事を出すことは客人に対する最も重要なもてなしです。現場で作業をしていると、住民から食事を出されることがあります。特に忙しい時は

「いや、ありがたいんだけど、次の現場へ行かないといけないから」と言って辞そうとすると、Shiensokuho_food_2_renkri_pain_degwar_ha

「いいから、来い」

という風に半ば強引に誘われることもあります。

 これも彼らの温かいもてなしの心なのです。

5月 31, 2007 |

2007年5月17日 (木)

子どもたちと衛生

Unicef_hygiene_competition_070428_haveli_7   ハベリ郡にある小中学校は4月下旬から一斉に試験期間に入りました。子どもたちにとって試験勉強に忙しくなるシーズンです。そんな中、JENが開催した「衛生発表会」には、約150人もの生徒と先生が詰め掛けました。

この発表会では、子どもたちと先生が『衛生と健康』をテーマに寸劇や詩、歌、絵画などを発表して競い合うことで、衛生に対する意識を高めることを目的としています。また、清潔さを競う部門では、参加した小さい女の子たちがそれぞれにお気に入りの服を着て、おめかしを楽しんでいるようでした。スピーチ部門で優勝した女子生徒は、表彰式の壇上で再びスピーチを行ない、「衛生を高めることは、私たち住民自らの責任です。子どもを病から守るため、みんなで衛生環境をよくしていきましょう!」と力強く訴えかけました。Unicef_hygiene_competition_070428_haveli_8

一方、皮肉にもこの日、筆者はパキスタンに赴任してから初の腹痛に見舞われ、最後のスピーチで「今日は腹痛なんです」と言うと、会場からは笑いが漏れました。衛生の大切さに対する思いを新たにしたところです。

5月 17, 2007 衛生教育 |

2007年5月10日 (木)

水ひきにかかわる人びと

 バーグ県ハベリ郡の被災学校120校を対象とする水・衛生事業を継続して実施しています。この事業では学校の子どもたちが安全な飲み水を飲めるよう、近くの水源から水をひいて、水道を設置しています。070418_low

 

 水ひき事業には地元の人びとの協力が欠かせません。工事を開始する前に、各学校周辺の代表者を集めて、「水管理委員会」を設置しています。水をひく工事はJENが実施しますが、その後の維持管理はこの委員会が中心となります。また、学校に水をひくことによって、周りの住民に水がいきわたらなくなるのではないかと不安に思う住民もいます。誤解が生じないよう、専門の技術士が何度も計算を行い、適量の水が学校にいきわたるよう工夫していることをJENスタッフが委員会を通して地元の人びとに説明しています。

 

 このように、事業地ではいつもJENスタッフと地元の人びとが一体となって活動を続けています。

5月 10, 2007 |