2019年9月13日 (金)

クラム地区での衛生事業:事業参加者 アリフ・ノアさんのお話

アリフ・ノアさんは中央クラム地区のマンレー村の住民です。彼は運転手の仕事をしていて、それが彼の家族を養う唯一の収入源です。彼の月収は10,000ルピー(約7,000円相当)ですが、現在のところ家族全員を支えるには不十分です。

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彼によると、彼の家には3つ部屋があり家族8人で住んでいます。家族8人に1つのトイレしかなく、全員のトイレの需要に対して十分ではありません。たいてい女性はそのトイレを使用しますが、男性は戸外で用を足す、あるいは戸外が危険な場合そのトイレを使用します。「様々な病気の原因となるので、戸外での排泄はよくないことはわかっていますが、他に方法がないのです。」と言いました。さらに「JENから提供された衛生キット及び衛生教育はタイムリーで適切です。私はJENの親身な支援に対してとても感謝しています。」と付け加えました。彼は、家族がトイレを必要としているので、短期間で室内便器を据え付けることを私達に約束しました。スタッフは、JENの技術チームがトイレの設置について技術援助をするために、適切なタイミングで訪問することを彼に確約しました。


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そして各個人や家庭内の衛生、環境衛生、食べ物などの衛生についてレクチャーを行いました。また戸外での排泄のデメリットについて説明するため、コミュニティメンバーを集めました。清潔な水を飲むこと、目が覚めた時、食事の前後、遊んだ後、トイレの使用後には石鹸で手を洗うことを習慣づけるようにアドバイスしました。汚れた手は感染症に結び付くので、石鹸で手を洗う方法を実践してみせました。参加者に何度も繰り返し手洗いを実践してもらいました。

アリフ・ノアさんはJENのスタッフによって行われた衛生セッションについて「私は以前、正しい手の洗い方を知りませんでした。JENの衛生セッションの後、初めて私の村や道路の環境について考え、それらがいかに汚いかに気付きました。私は家族に、台所、家、周囲の環境に特別に注意を払うよう必ず説得します。」と言っています。

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最後に彼は、我々の村でこのような活動をしてくれた組織はJENが初めてだと言い、この支援に対し、我々の生活態度、環境や健康状況に絶対に良い影響をもたらすと提起しています。JENが今後も我々の村の貧しい住民への援助を続けてくれること、近い将来に新たなプロジェクトを提供してくれることを望んでいるとも述べました。

9月 13, 2019 水衛生改善 |

2019年7月23日 (火)

衛生教育を実施している様子

事業地で行っている衛生教育の様子が届きました。

 

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7月 23, 2019 水衛生改善 |

2019年6月 1日 (土)

ほとんどの時間を水汲みの時間に費やしているパミーナさんの話

パミーナさんは主婦です。彼女はマグレベ サールパック村に住み、4人のこどもがいます。村へのアクセスは道が舗装されていないので、困難です。パミーナさんによると、「この村にはいつくかの問題があります。特に、安全な飲み水が無いことがこの地域の主な問題です。特に私たち女性は、水を汲みに行く事が主な責任になるので、さらに苦しいです。私たちは1日に2回以上水を汲みに行きます。水源までの道は困難で、危険です。時折女性はケガもします。それらの水を使用すると様々な病気を子どもたちに引き起こします。それにより、私たちの家族への経済的な負担がかかります。また、自分たちの固形廃棄物を置いておく場所がないので、私たちは空き地にそれらを投げ込みます。それによりまた別の病気も生じます。適切な保健医療施設もここにはなく、サッダ市の病院にいきます。去年息子が下痢になりまして、治療のためにサッダ市に行かなければなりませんでした。」

彼女はこの村での給水施設の建設に伴いとてもジェンに感謝しました。彼女は「私たちは本当にこの施設建設にドキドキしています。長期にわたる飲み水の問題が解決されます。この地域の女性は、ほとんどの時間を水汲みの時間に費やしています」と言います。さらに、彼女は「私たちの家にトイレはあるけれど、状態はとても悪いです。適切な水のシステムはないですし、子どもたちは衛生の知識もありません。もし私たちに保健衛生に関する研修や知識を頂けたら、感激です」。

「私たちはジェンに協力します。今後もサポート頂ける事を願っています。過去に私たちの地域は見放されており、この素晴らしい貢献に心底感謝しています。」と彼女は言いました。

6月 1, 2019 水衛生改善 |

2019年4月26日 (金)

旧クラム管区でのノウルーズの祝祭

通常、新年は11日から始まります。一方で、世界には他に違った新年があります。中国の春節は最もよく聞く新年の祝祭の一つかもしれませんが、世界にはまだ実に多くの文化、国、宗教によって異なる祝祭があります。

ノウルーズとはペルシャのお正月としても知られているイランのお正月で、世界の色々な国で祝われています。その起源はイランであるにもかかわらず、ノウルーズは多様なコミュニティで行なわれてきました。いくつかの異なる信仰の人達にとっては楽しい休日ですが、シーア派のイスラム教徒のコミュニティでは、聖なる日として存続しています。

ノウルーズは春の始まりの印です。イラン暦の最初の月の最初の日を示します。通常は321日、あるいは更新された暦により、その前後の日に当たります。家族が集まって儀式を行います。今年は2019321日でした。

ノウルーズの主な行事は、家の掃除や買い物、家族や友人を訪ねること、以下に一部だけ追って紹介します「ハフトスィ―ン (haft seen)」、「ハフト メワ (haft mewa7つの違う種類のドライフルーツやナッツ類のシロップ漬け)」、「コンチャ(khoncha:小麦などの新芽を真ん中に置き、7つの皿に盛られた料理を並べるなど伝統的な陳列)」、「アム ノウルーズ(amu nowruz)ハジ フィルズhaji firuz:明るい赤い服と帽子をかぶり、アムーノウルーズと同行、伝統的な歌を歌いタンブリンを演奏)」 、「キャムピーラク(kampirak:恩恵や自然の力を象徴するあごひげを生やした老人で、村々で施しを行う)」を含んでいます。

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ハフトスィ―ンはとても面白い習慣で、ペルシャ文字“س ”(英語ではS)で始まる7つの食べ物(例えば、ペルシア語の表記で、小麦、大麦などの新芽、サマヌ(甘いプディング)、グミの果実、酢、リンゴ、ニンニク、植物スマック果実の香辛料)を意味します。テーブルの上に置かれたハフトスィ―ンの周りに家族で座ります。イランでは、ノウルーズの祝祭の伝統的な使者は「アムーノウルーズとハジ フィルズ」であり、かれらは新年を祝うために通りに現れます。

アムーノウルーズは子供達にプレゼントを届けます。サンタクロースのような存在です。彼はナネ・サルマの夫で、彼らは1年に1回しか会えないという伝統的なラブストーリーを共有しています。

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今年のノウルーズの祝祭はパラチナル地域で行われました。パラチナルやアリザイ地域のシーア派コミュニティは、2019321日の晩に新年の祝祭としてノウルーズを行いました。この日の朝には、ほとんどの有名な神殿で巨大な旗をたてます。数千人という人々がこの行事を宗教的美徳と共に祝いました。パラチナルの人々は、異なる神殿を訪れ、親戚や友人を訪ねて祝います。そして、子ども達はこの日を祝うため新しい洋服を着ます。彼らの家では色々な料理を準備し、それを親戚や友人に振る舞います。ミュージシャンは、この特別な時期にコミュニティの人々を楽しませるため演奏をします。

JENの現地スタッフは、近くのイマーム・バルガ(シーア派の聖なる建物)に供えられた料理のいくつかをいただきました。全体的に、ノウルーズの間、喜びと祝祭の雰囲気が町全体に溢れていました。そして、この祝祭は1520日間続きました。

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4月 26, 2019 文化、生活、習慣 |

2019年4月17日 (水)

異例の降雪が活動を遅らせる

JENは28の水と衛生(Water, Sanitation and Hygiene: WASH)プロジェクト地域で2300世帯を対象に援助をしています。今年の天候はいつもとすごく違っています。2018年と2019年の降雪期間の長さとその激しさは、ここ数年の記録を超えました。このことにより、水の供給計画やトイレといった水衛生施設の再建プロジェクトを著しく遅らせました。

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いくつかの村では、降雪のため小道や道路が壊れ、狭くすべりやすくなり、潜在的に危険をはらんでいます。こんな状況では、車での移動は危険です。そのため、代わりにスタッフは歩いて村を訪ね事業参加者の元へ行ったり、水のサンプルを集めたりします。降雪が激し過ぎる時は、しばしばチームは現場に行くことを延期しなくてはなりません。

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この状況により、計画されたプロジェクトの活動ができない事で、プロジェクトを(困難だけど)やりがいがあるものすると同時に、冬が終わった後の仕事量を増やします。しかしながら、良かった点は、JENが前向きで、このプロジェクトの期間を無事に3か月延長できたことです。また、JENのアプローチの一つとして、スタッフ間での話し合いの後、水衛生施設の再建に向けて3つの業者と契約することにしました。

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水供給施設の再建は、これまでも3業者による分業で行っていました。1つの業者はひたすらトイレの再建に集中します。その再建事業は、契約したその作業を終えた後、別の業者に手渡されます。このアプローチの目的は、(分業されることで)より多くの再建事業が少ない時間で実行されることです。今のところ、JENは再建事業がイ-ド・アル・フィトル祭(祝日:6月5日から7日の間ラマダン(断食月)の終わりを祝う)の後、つまり2019年6月か7月に終了することを予測しています。

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衛生キットの調達は最終段階に入っています。それらの配布は数週間のうちに始まります。そのため、現場のチームは、現在のところ衛生キットの保管と安全のために倉庫と警備員を探しています。JENは計画されたすべてのプロジェクト活動が予定通り終了することを願っています。

 

4月 17, 2019 水衛生改善 |

2019年2月20日 (水)

飲料水の供給スキームにおける調査

ジェンは中央クラム管区における水と衛生(Water, Sanitation and Hygiene: WASH)事業に向けたパラ チヤムカニ地区での飲料水の供給スキームの実現性評価を終えました。提案されたスキームは、クラム管区の地方行政により任命され、ジェンは30以上の飲み水用の構造物を訪問しました。

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調査結果のとおり、クラム管区における主な飲み水の給水源は天然の泉です。天然の泉は、定流の中の底から加圧された水が湧き出した特殊なタイプの地下水源になります。全ての天然の泉は、石や他の物質(砂利、砂、沈泥)といった地下の部分からなる帯水層によるものです。掘り抜き井戸や、手押しポンプ用井戸、掘り井戸/開放井戸のようなその他の飲み水の給水源は、うまくいっていません。なぜなら、ジェンの対象地域は、起伏のある硬質の地形で地滑りの地域であるからです。

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この対象地域へのアクセスは、大変難しく、その道はほとんどウルドゥー語とパシュトー語で「カチャ」(コンクリートの道でなく、舗装されていない)です。夕立ちや豪雪が続く期間と共に、冬の時期は既に始まりました。気温は、5度低くなり、建設作業は、2月まで実行できなくなります。そのような厳しい天気の中、事業参加者のところに行くのは非常に危険になります。と言うのも、事業参加者の村へ進む道は狭く、滑りやすいからです。もし安全対策をよく知らなれば、山岳地帯であるため、そのリスクは高いです。

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エンジニアたちが実現性評価の報告書を準備するために、車や徒歩で4から5時間の長い移動するため、水源を訪れることはとても難しいです。全ての飲料水の供給スキームは、ジェンの基準を満たしませんが、ほとんど全ての村が小さな水源からの飲料水の供給スキームを必要としていました。少ない理由は、技術的なスキームの非実現性、コミュニティ双方の不和、そして高い予算でのスキームにおける少ない人口の数になります。 最終的に、ジェンのチームは、10の飲料水の供給スキームを選定しました。そこは、事業参加者がより紛争の影響を受けており、技術的な基準も満たしていました。ジェンは、建設関連の作業をするために天気が良くなれば、これらのスキームを恐らく3月初旬には開始できるかと思います。

2月 20, 2019 水衛生改善 | | トラックバック (0)

2019年2月 1日 (金)

旧FATA(連邦直轄部族地域) 中央クラム管区パラ チヤムカニ地区にて、事前KAP調査の主な発見

ジェンの現場スタッフがパラ チヤムカニ地区で事前KAP調査(知識・態度・習慣に関する調査)を開始しました。主な調査の目的は、ジェンの事業開始前における現在の衛生状況や現地の人々の水・衛生のニーズを知る事です。今のところ27の地域を訪問しました。
  
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インタビューの様子
  
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キッチンの様子
  
その調査の結果のとおり、現地の人々は非常に貧しく、基本的なインフラもその地域にはありません。道路状況も悪いです。衛生に関する知識もこれまでハイバル・パフトゥンハー(KP)州に住んでいる人*より乏しく、安全な飲み水がこの地域で主な課題です。人々の多くがわき水や野外の地表水(河川や湖沼などの陸地表面に存在する水)を飲み水や他の家庭用水として使用しています。湧き水は、保護されていないので、結果として汚染している可能性があります。
  
排水溝は、多くの場所でカバーがされておらず、壊れています。ほぼすべての村で、排水溝は、プラスチックバックや包装紙、プラスチックボトルなどで詰まっており、適切なごみ処理システムはありません。ほとんどの場合、トイレはあるものの、トイレ全体の状況はよくありません。
  

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排水溝の様子

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トイレの様子

  
主な収入源は、日雇い労働です。対象地域のほとんどの人は、求人やビジネスの機会が地元にはほとんどないので、出身地とは別の地域で働いています。
  
ジェンは給水や衛生事業を実施しており、この地域の人々はこの地でジェンの事業が開始されたことに喜んでいます。そして、今後は農業、家畜、技術向上といった生計強化のサポートも期待しています。
  
*連邦直轄部族地域(FATA)はアフガニスタンに隣接する,部族による自治が行われていた地域で,2018年5月31日の憲法改正により,KP州に統合されました(外務省パキスタン危険情報詳細2018/7/31)

2月 1, 2019 調査 |

2018年11月27日 (火)

水はいのち:クラム管区で必要な人々に安全な水を供給する事

水を飲むことは人間にとって最も基本的な権利でありますが、残念ながら時がたつにつれて、人口の増加と共に、世界中で、人々は安全な飲み水を得ることが難しいという問題に直面しています。パキスタンも早急な解決を必要としています。水と衛生専門NGOウォーターエイドによれば、『自宅の近くで清潔な水を利用できない人数が最も多い国10ヶ国』の内、9位にランク付けされており、全2億7百万人の全人口の内、2千百万人がきれいな水にアクセスできないと言われています。

ジェンは、パートナーであるUNOCHAと共に、クラム管区の最も未開発の地域で給水スキームに関する建設や修復の役割を担っています。今、ジェンは調査の段階にあり、低所得者地域や差し迫って水を必要としている場所を調査しているところです。

それらの場所は、美しい森と湧き水に恵まれていますが、その地域に水源があるにもかかわらず、村や家に水を引く方法や余裕もなく、人々は水へアクセスがありません。その問題は別として、既存のパイプが、水が汚染され各地で摩耗しており、それによりその地域では水系感染症を引き起こしています。湧き水自体も多くの場所で保護されておらず、水の汚染を引き起こし、最終的に下痢などの別の病気も引き起こしています。

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湧き水は村に存在してますが、不十分な計画のため、人口の増加が安全な飲み水を奪っています。例えば、マンルホ カレ村では、十分な湧き水があっても安全な飲み水にアクセスできない村の一つです。

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この村では、深刻な水の必要性があるため、クラム管区の行政と地方自治体と調整、相談の上、ジェンは給水スキームにこの村を選定しました。この地域で技術的な調査を行った後、ジェンのチームは、この村が給水スキームの支援をもっとも必要としていると実感しました。この地域の人々はこの村で新鮮で安全な水を飲める事に胸を躍らせ、熱望していました。この村の長老は、調査の間、ジェンのチームを歓迎し、サポートしてくれました。そして、彼らはこの村へのジェンの貴重な貢献に対して厚く御礼を述べてくれました。

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11月 27, 2018 水衛生改善 | | トラックバック (0)

2018年10月12日 (金)

8月20日から水衛生施設改修を中心とした生活基盤改善支援事業を開始

反政府勢力の掃討作戦が始まったことで、多くの世帯が避難を余儀なくされていましたが、掃討作戦の終了に伴い2014年12月以降、人々は少しずつ故郷に戻り始めました。中央クラム管区では、4万世帯が帰還を果たし、いまだに避難生活を強いられているのは、5千世帯強となりました(UNCHA Humanitarian Snap Shot: 2018年7月末時点)。ジェンは、アフガニスタンとの国境に位置するパキスタンの連邦直轄部族地域(Federally Administered Tribal Areas : FATA)中央クラム管区における帰還民のために、8月20日から以下の水衛生施設改修を中心とした生活基盤改善支援事業を開始しました。
  1. パキスタンFATA中央クラム管区へ帰還した35ケ村の2300世帯を対象に、7つの給水施設(貯水槽、配水タンクなど)を改修し、19の手動ポンプを新設して、安全な飲み水と灌漑用の水へのアクセスを確保します。
  2. 帰還した人々が中心となって10の水管理委員会を設立してもらい、施設のメンテナンス研修を提供して、帰還民自身による維持管理を実施してもらいます。また、同世帯を対象に、最低限必要な衛生キットを配布し、衛生啓発を通して衛生面の維持・向上を図ります。
  3. 同管区の4つの小学校と4つの診療所で衛生施設(小学校:16 /診療所:8つのトイレ設置等)を改修します。また、同校の生徒たち520人(130x4校)を対象に、衛生教育を通して衛生面の維持・向上を図ります。
ジェンはパキスタンでのこの新たな事業を開始する前に助成金や寄付を託された者としてあるべき行動を取れる様、団体内で「人道支援の質と説明責任に関する基準(CHS)」を学び直しました。今後も学びを実践し適切なやり方で支援活動を実行できる様、成果の測定や振り返り、また、学習を継続して、支援活動の質の向上を図っていく予定です。

10月 12, 2018 帰還民支援 | | トラックバック (0)

2018年5月24日 (木)

「生計回復委員会」の会合

 帰還民の人々の生活の向上を目指し、JENが設立した「生計回復委員会」を中心に、これまで2年にわたって支援を続けてきました。これまで「生計回復委員会」では、定期的に帰還民の人々との会合を開いてきましたが、5月の1週目に開催された会合では、これまでの活動の振り返りを行いました。

 生計回復委員会の一員である畜産局の職員が、これまで給餌方法や、その他の家畜管理の研修、人工授精などの活動を直に観察してきており、その結果帰還民の収入は着実に向上している、と説明しました。

 帰還民の人びとは、2年という長期的なプロジェクトはこの地域では初めてで、とても有意義だったと話してくれました。

 また、会合では今後の課題についても意見を出し合いました。金銭的に余裕のない人は家畜用の小屋の建設を支援してほしいと話しました。また、普段なかなか外に出られない女性たちは、家畜の管理を勉強する機会を作ってほしいと言いました。村の長老の一人は、家畜への給餌に関する研修は本当に有意義だったので、今後もさらに続けてほしいと話していました。

 会合の後、生計委員会の一員はJENスタッフに対し「この2年間は地域の人々の生計向上に本当に意味のあるものだった。」と話してくれました。

 

【「生計回復委員会」会合の様子】
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5月 24, 2018 生計回復事業帰還民支援 |