7月29日(金)~31日(日)、「第2回 田んぼへ行こう!!」が行われました。
数日前からの新潟県内での集中豪雨により、池谷でも土砂崩れや田んぼの水路が決壊するなどの被害があり、急遽、活動プログラムや参加者が池谷に入るルートの変更などを行いました。
結果、7名のキャンセルがあり、参加者は7名。それでも、運営ボランティアを含めると、14名の参加となりました。
さて、1日目の早朝。
前夜から降り続いて位いた雨脚も弱まり、小雨が降ったり止んだりの中、実行委員会の判断により、草取り(道普請)を実施することとなりました。
まずは、ボランティア班は二手に分かれて草刈り。
ボランティアが草刈りをする傍らで、村のお父さんたちが、土砂で埋まった側溝を掘り当て、道路から田んぼに縦横無尽に入り込む水の堰き止め作業をしています。
何キロもある側溝の蓋を持ち上げ、水をせき止めながら土砂をかき出すお父さんたちの動きを見るにつけても、何世代にもわたって、コントロールできない自然災害と向き合い、棚田を守って来た、という気迫を感じました。(写真がないのが残念・・!)
さて、作業開始時には降っていた雨も、お昼には日が差し、すっかり止んでいました。
今回の「田んぼへ行こう!!」は、「夏休み子どもスペシャル」。
せっかく企画した川遊びやニジマス掴みが、この豪雨でキャンセルになっていました。そこで思いついたのが、ビニールを池と見立てたニジマス掴み。子どもたちの歓声と、「みーんな、池谷の人だったらいいのにねぇ」とつぶやいたお母さんたちの言葉が村に響きました。
ニジマスの塩焼き準備。上手に櫛に刺せました!
最終日は、早朝から、希望者による、入山集落の田んぼの被害状況視察ツアーを実施。土砂が崩れ、稲が倒れ、川の流れが変わって田んぼに水が流れ込むなど、これからの復旧作業の大変さを参加者一同実感しました。
なぎ倒された稲。
田んぼの中に激流が!
「割り切れないよ。自分の子どもと同じだもの。」
大雨の後の交流会で、傷んだ田んぼについて集落のお父さんたちがそう話してくださいました。それを乗り越えて得られるお米だからこそ、池谷のお米は格別に美味しいのでしょう!
第3回目は、9月30日(金)-10月2日(日)の開催です。
池谷は、いよいよ、実りの秋を迎えます!
お昼には分校の庭で流しそうめん。
最終日には、村のお母さん方を講師にちまき作り。習得するのに四苦八苦しました!
十日町市地域おこし実行員会の山本さんからの「お米のはなし」に聞き入る皆さん。
トマトの出荷準備のお手伝い。