来年はボランティアたちと畑をやるぞ
収穫祭ボランティア初日、ボランティア全員で分校の下水の修理と植樹祭の準備をしました。植樹は昨年植えたところの下の斜面に行うことになったので、草刈り後の草をどけることからはじまり、植樹用の穴を100個開けました。収穫祭の看板づくりも行いましたが、
「収穫祭にちなんで、本物の大根やにんじんや柿などをつけてはどうか?」というアイデアが生まれ、すばらしい看板になりました。
さて、収穫祭当日、はまず豚汁の準備のお手伝いや、会場となる橋場邸の座敷をシンポジウムに合わせレイアウトを変えたり、テーブルを運んだりと、みんなで収穫祭の準備です。ほかにも、いわなの塩焼きのための竹串作りや竹のコップづくりなど、順調に準備がすすみました。
午後、いよいよ収穫祭がスタート。まずは、恒例の宝探しです。毎年の恒例行事ですが、池谷・入山には村の人たち自身が気づいていないわくわくどきどきな宝がたくさん眠っているようです。
続いて「池谷・入山の未来を考える」シンポジウムが開催されました。集落で開かれる初のシンポジウムです。パネラーには、棚田ネットワークの中島教授、中越復興市民会議の長崎氏、十日町市役所の斉木氏、池谷集落の津倉氏、十日町市地域おこし実行委員会の山本氏、JENの木山というメンバーで、白熱した議論が繰り広げられました。
「池谷・入山の米こそ日本一だ!来年はボランティアと一緒に畑をやってみるぞ!」など、数々の建設的な意見が出ました。また、来場者からも様々な意見がでました。
会場には、十日町市地域おこし実行委員会とJENが行った中越沖地震の支援地、西山町別山地区からも8名の姿も。先日の『元気宅配便イベント』に引き続き、両者間の交流が深まりはじめているようです。
シンポジウムの後は、もうひとつのメインイベント、お待ちかねのお芝居です。飛渡地区を中心に活動する芝居集団『飛芝の会』が演じてくれました。独自のスタイルで進む彼らの芝居は、観客を交えてのアドリブが多く登場します。やがて、宴の盛り上がりがピークに達したころ、役者さんたちからエールが送られました。
「みんな大変だけど、いけだん(池谷と入山のこと)もがんばろうぜ!」
翌日の植樹祭では、イタヤカエデとコナラを50本づつ植えました。今後、苗木たちの成長を見守ることが楽しみであり、大きな責任でもあります。無事にイベントを終え、ほっとした我々は、全員でブナ林に行き森の中を散策して疲れを癒しました。
今年の「村おこしボランティア」はこれで終了ですが、来年1月には、池谷分校で宿泊するはじめてのスノーバスターズが始まります。ぜひこれからも池谷・入山を様々な形で応援していただけると幸いです。来年はもっとボランティアのみなさんが力を発揮できるよう様々な企画をしていきたいと思います。
よろしくお願いします。
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11月 8, 2007 村おこしボランティア2007十日町市地域おこし実行委員会 | Permalink