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2010年12月16日 (木)

新潟支援の回顧録

 新潟県十日町市地域おこし実行委員会と長らく協働してきた、JENの新潟支援事業が2010年年末に幕を閉じます。これからは、もっと自由な形で、発展的に、JENと実行委員会の自立に向けた取り組みを継続します。思い返すと、わたしが新潟担当として初めて新潟の池谷集落を訪れたのは2005年5月のゴールデンウィーク最中でした。

101216  2004年10月に発生した震災後の支援を終え、初めての雪かきボランティア(“スノーバスターズ”)の派遣を終えた後の春。当時、全国から集まったボランティアの方々に混ざって、実は、そのとき、まだ、これからの新潟事業について、何をさせていただけるのか?私自身は、よくわかっていなかったように思います。当時から今まで、支援の継続を支えてきたものは何だろう、と思うことがあります。もちろん無数のボランティアの方々や支援者の方々の存在が大きいと思います。けれども、そういった方々を支えていたのは、池谷の人々の強い希望だったのだと思います。それは、“都会から人々が来て、移住してくれるような、にぎやかな集落を作りたい”という思いだったのではないでしょうか。地震後にいろいろなものが壊れ無くなりましたが、JENとともに希望を持った池谷の方々は自立の道を、すでに、あのときから歩んでいたのではないかと思うのです。

101216_2  わたしたちは、よく、事業地の人々のキャパシティデベロップメント(Capacity Development)という言葉を口にします。これは現地の方々の能力強化・向上を意味し、また、過去と現在を比較して、“事業地の人々の能力が育ってきた”という様な使い方をすることもあります。わたしは“そもそも、その人の中にあった能力が引き出される”という捉え方の方が好きです。そして、そんなコミュニケーションを作ることができる団体であり続けたいと心から願っています。

12月 16, 2010 十日町市地域おこし実行委員会 |

2010年12月 2日 (木)

最後の「村おこしボランティア」、そして自立式

1202niigataimg_1606  11月19日から21日にかけて、第5回村おこしボランティアが行われました。今回は、改修した分校の土壁塗り、雪囲い、備品の整理を行いました。

 土壁に使う土は、9月に行われた第3回村おこしボランティアでボランティアの皆さんにこねてもらったものを使いました。左官職人さんに見本を見せてもらいながらの作業。左官職人さんはコテで土をひょいっと持ち上げているのですが、実際に自分でやってみると、とても持ち上がりません。土ってこんなに重いんだ、と思いました。

 雪囲いをするというのも私にとってもボランティアの皆さんにとっても初めての経験で、雪国ではこういう風に冬に備えるのだ、と学ぶことができました。そして、交流会では池谷集落の皆さんとボランティアの皆さんがじっくりと語り合うことができました。

1202niigataimg_1641  実は今回で、JENが支援として行う村おこしボランティアは最終回でした。池谷・入山集落はJENの支援から卒業し、これからは十日町市地域おこし実行委員会がボランティアの募集・受け入れを担っていきます。

 

 11月26日には「池谷・入山の自立式」と題し、十日町市長もお招きしての式典を開催しました。会場は、今までに池谷・入山に関わって下さった皆さまのあたたかい想いがいっぱいに溢れていました。

1202niigataimg_9127  さて、今後は新しいステージを迎えます。震災当初にはこんなに元気な集落になっているとは想像もできなかったように、さらに5年後、10年後には今からは想像もできなかったくらい、みんなの夢をのせて、発展して行くことでしょう。

12月 2, 2010 震災緊急支援企業・市民の皆さまからのご支援十日町市地域おこし実行委員会風土・人 |