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2007年8月27日 (月)

第七回「おはなし隊」

 地域の方が管理する「あじさい園」で、地域の方7名おはなし隊9名の、総勢16名が草刈を行いました。地震が人々に与えた直接の被害ではないものの、普段であれば地域総出で行うこの草刈り、地震のために手が回らない状態が続き、今まで放置されてきたのです。

7824826_010  物は壊れれば、新しくすればよいですが、人の心はなかなか元には戻りません。おはなし隊は、震災の直接被害への支援だけでなく、地域の人が元気を取り戻すきっかけになることであれば、どんなことでもお手伝いします。

 今一番大切なのは、被災した人々が元気になって「もう一度がんばろう!」という前向きな気持ちになることです。草刈り初心者の集まりであっても、住民とボランティアが共に大勢でワイワイやれば地域が賑やかになり、楽しく作業ができます。7824826_016

 草刈を終え、今度はクリスタルボール(水晶を溶かして固めた楽器)を持参されたボランティアの方による即興演奏会を、集落センター(集会所)で開きました。地域の方も楽器に触れて音を出すなど、楽しい時間をすごしました。

 次は花壇の手入れのお手伝い。地域の人がさらに増え、地域の人12名とボランティア9名で草取りをし、終了後に、お茶をのみながら、とにかくわいわいおしゃべりをしました。

何気ない“おはなし”が、人と人の距離を近づける大切な行為だと、あらためて感じました。

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8月 27, 2007 震災緊急支援 |

2007年8月24日 (金)

第六回「おはなし隊」

6821823_008 先週、障子張りのお手伝いにお邪魔したお宅へ再度訪問。2度目の訪問になると、依頼者とボランティアの距離も縮まるようで、和やかに作業が進みます。違うメンバーでの訪問でしたが、依頼者もご近所の方も、おはなし隊との作業とおしゃべりを楽しみました。

 翌日、障子張りを終えたこのお宅で、地割れの修復を行いました。地震によって庭に大きな亀裂が入り、放っておくと雨が入ってさらに地割れが広がる危険があるからです。場合によっては、家の基礎にまでひびが入ってしまうことがあります。地割れの修復をしていない多くの家では、地割れの場所にブルーシートがかぶせてありますが、家の中や瓦の片付けが優先で、庭のひび割れにまで手が回らないのが現状です。

 ブルーシートは、この地域の人は日常的に使う道具ですが、いたるところでブルーシートを目にすると、「ブルーシート=地震の被害のあった場所」という目印になっています。日常生活のリズムを取り戻しつつある被災者の、「早く地震を忘れたい」という気持ちは切実です。そして、地震を思い出させるようなものは、一刻も早く取り除かなければなりません。P1040866

 早く元気を取り戻し、一日でも早く笑顔で前に進んでほしい。おはなし隊の活動には、家の内外での「お片づけ」も含まれます。たとえ作業がハードでも、そのコンセプトは「心のケア」です。ゆっくりと時間をかけて別山地区を綺麗に、そして元気にしていくお手伝いをできればと思っています。

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8月 24, 2007 震災緊急支援 |

2007年8月20日 (月)

第五回「おはなし隊」

5817819_021  一日目は、別山のシンボルでもある高内山山頂にある高内城跡の祠(ほこら)周辺の地割れの穴埋めをしました。ここは、春にはかたくりの花が一面に咲く、西山が誇る自然が溢れたところです。

山の地割れは、放っておくと雨が降って地割れの部分に集中的に水が入り、土砂崩れを引き起こします。そして、西山の象徴的な存在である高内山を守ることは、地域の方とボランティアの距離を縮めることにも繋がります。

 当日は、天気が良く、また心地よい木陰も多く、作業はとても気持ちのいいものになりました。

午前、2名の地元の方と6名のボランティアで、山の自然についてを教わりながら、作業を行いました。そして午後は、十日町の無農薬トマトをいただきながら、避難所の方々と雑談をしました。5817819_001

 二日目、この日は待ちにまった高内城祭です。例年だと、地域の一大イベントとして、祠付近で戦国時代に因んだ「のろし」をあげるなど、盛大に祝う祭りです。

しかし今年は、地震の影響で祭りのすべて中止、神事のみの開催となりました。また、悲しいころに、別山だけでなく西山町のお祭りも軒並み中止になっていました。

 祭りは、コミュニティにとって重要であると同時に、何よりも元気の源です。早く活気を取り戻し、この祭りを復活させてほしいと思います。

5817819  さて、神事だけではありましたが、地震後初めて、別山の町内会長さん達(総代さんと呼ばれている)が一同に介したので、神事の後1時間ほどお話をされ、場が多いに盛り上がりました。途中、JENの活動を紹介してくださるなど、全町内の総代さんにご挨拶できたことが、これからのおはなし隊の活動にとって、さらに活気に繋がればと願います。

 高内城祭の後、前回約束していたお宅に再度伺い、瓦やブロックの片付けを行いました。やはり、大人数での作業は、早くて、そして、楽しい。お茶を飲みながら、地震や、今後の不安や現在の状況についてお話を伺いました。

 片付けには、そのお宅の中学生の男の子も手伝ってくれました。秋には新人戦を迎える水泳部の男の子です。がんばれ、新人戦!!やっぱり、子どもはいいですねー。

 この日の締めくくりには避難所でお茶のみ話、そして帰路につきました。

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8月 20, 2007 震災緊急支援 |

2007年8月17日 (金)

伝統を守ること

5817819_019 ~やる気に繋がる第一歩~

 この写真は、別山地区を見下ろす高内山からの景色です。地震があったことなど忘れてしまうほど、自然が残されたのどかな風景です。

 高内山には、その昔、高内城がありました。そこでのろしをあげたことからはじまった、「高内城祭」という盛大な祭りの伝統が今日も残っています。しかし、今年は震災直後であることから、おごそかな神事だけを行うことになっています。のろしをあげる場所には祠(ほこら)がありますが、ここもやはり震災で破壊し、周囲には地割れが発生しています。

 日常生活に直接影響のない祠であっても、地域の方にとっては、とても大切な場所です。そこで、おはなし隊は、この祠の修復作業をお手伝いします。そして、被災者にとっての精神的な復興の芽を育めればと思っています。

  地震からひと月を経て、現地は、必要最低限の生活が送れる段階に戻ってきました。今、私が心がけていることは、「綺麗になってきた」と住民の人々に少しでも実感してもらうことです。ちょっとした気持ちの変化によって、住民が「だめではない、またがんばれる。がんばろう!」というやる気に繋がる第一歩になるからです。

暑くならないといいなあー。

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8月 17, 2007 震災緊急支援 |

第四回「おはなし隊」

~気晴らしと笑い声~

 8月14~16日:今回は、お盆が重なりました。別山の住民のご家族・ご親戚が里帰りされる大切な家族団らんの季節なので、おはなし隊は、日曜日だけ活動をさせていただきました。

 前日の土曜日はおはなし隊の拠点、十日町市池谷の田んぼにある、前回の中越震災で破壊された水路の復旧作業を行いました。
「え、まだやっているの?」と思う方もいられるかもしれません。でも、地震の被害は、簡単に元には戻らないものなのです。

 また、中越震災復興基金からの支援が、今年で終了するとのこと。たった20名弱の高齢者が中心の池谷は、慢性的な人手不足。ボランティアが手伝ってくれる間に、直せる部分は是が非でも今年中に行わかなければ!という状況なのです。

 3年前の被災者で、現在は、十日町市地域おこし実行委員会代表の山本さんが、当時の被害状況や、その後に発生したがけ崩れによって、一時は田んぼを手放そうかとまで考えたことがあるなど、自身の体験談を話してくださいました。お話の中で、被災した方にしか分からない話や、今後、中越沖地震の被災者が遭遇するであろう困難について、僅かながら、知ることができました。そして改めて、復興までの道のりというのは、多大な時間を要す本当に大変なものだと認識しました。

 翌日は、相変わらずいい天気?!。別山地区のお宅を訪問し、地震で破れた障子の貼り直し作業を行いました。駆けつけてくださった近所のお母さんの手ほどきを受けながら、何とか10数枚の障子を張り替えることができました。

 作業は、冗談も飛び交うほど終始なごやかで、住民もボランティアも楽しんでいたようです。この近所のお母さんは、ご自分の家が手のほどこしようがない程の損傷だそうです。でも、かわりにご近所で一緒に作業ができたことで、「少し気が晴れた」とおっしゃってました。

 また、このお宅の方からは、国道沿いで騒音がうるさく、障子がないと夜は熟睡できないと聞いていましたが、今日こうして新しい障子が張られたことで、「これからはよく寝られそう」と喜んでくださいました。

 めちゃくちゃに破壊されてしまった家に、少しでも「綺麗さ」が戻ることは、視覚的にも精神的にも大切であると我々も気づかされました。このお宅には、まだまだ破れた障子が残っています。そこで、近々またお伺いして、続きの作業を行う予定です。

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8月 17, 2007 震災緊急支援 |

2007年8月13日 (月)

第三回「おはなし隊」

10日夜、池谷の分校に15名が参集。

早速オリエンテーションが始まり、ボランティア活動のスケジュールや、被災者の人達にとって大切なことなど、質疑応答を交え話されました。参加者の多くが東京近辺の人でしたが、遠くは岩手、愛媛から来た人もいました。いずれも、「お役に立つことが出来れば」の気持ちで一杯でした。

翌日7時半に池谷を出発、9時に西山町別山コミュニティセンター(コミセン)に到着しました。

午前中は、屋根から落ちた瓦を家の人と一緒に片付け。午後からは、コミセン横の高齢者センターにて合唱会となりました。「おはなし隊」の中に、なんと楽器持参の親子がいました。最初は二人、続いて他のおはなし隊員が加わり、やがてホームの皆さんもまじえて大合唱となりました。

2日目は片付け、そして避難所にいる皆さんとのおはなし会。この日は読売新聞の記者さんも汗だくで取材にあたってくれました。午後7時には、またの機会の再会を楽しみに3日間の仲間が解散しました。

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8月 13, 2007 震災緊急支援 |

足湯のお手伝い

1  被災者のリクエストに柔軟に応える「お話し隊」の活動内容は実にさまざま。先日は、全国防災支援ネットワーク会議の皆さんのご協力により、避難所にいらっしゃる高齢者の方への“足湯サービス”のお手伝いをさせてもらいました。

 このお湯は、はるばる長野の渋温泉からやってきた、くみたてのお湯です。JENのおはなし隊が活動する別山地区では、ガスの復旧が遅れているお宅がたくさんあります。この日を迎えるまで、お湯をわかそうにもその手段がない被災者の方は、近隣の町までお風呂を入りに出かけなければなりませんでした。

2  しかし、避難所には体が不自由だったり、車がなかったりで、お風呂になかなか入りにいけない高齢被災者の方がたくさんいらっしゃいます。なので、足湯の出張サービスには、住民の期待が膨らみました。

 この日ボランティアの皆さんは、被災者の方に足湯や体を拭くお手伝いをしました。憔悴しきった被災者に与えたお湯の癒し効果は、ばつぐんでした。同時に、お手伝いをするボランティアも、あたたかいお湯に癒されました。すると、自然とおしゃべりもはずみます。

 ボランティアさんたちは、おじいさん、おばあさんに体を拭くお手伝いをしながら、別山にお嫁にきたときのお話や、野菜作りのお話など、いろんなお話を聞かせてもらうことができました。そして、暑い日が続き止まらない汗に不快感を抱いていた被災者の皆さんから、足湯、体の清拭は体も心もさっぱりすると、大変喜ばれました。

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8月 13, 2007 震災緊急支援 |

2007年8月 9日 (木)

新潟中越沖震災支援 第一回「おはなし隊」

 8月3日から8月5日に、第一回中越沖震災ボランティア「おはなし隊」を実施しました。
総勢9名で、まずは別山コミュニティセンターの避難所を、被災者の皆さんと一緒に掃除する作業からとりかかりました。その他にも、個人宅のお庭で地割れした部分の埋め戻しや、片付けなどのお手伝いも頼まれ、分担しての作業です。

 その後は、避難所にいらっしゃる被災者の皆さんとお茶を片手にひと休み。震災以来、一度も口にしていなかったという温かい緑茶を飲みながらお話しました。

 爆弾が飛んできたかと思った。日本はもう終わりだ、と叫んだ」という生々しい体験談を聞かせてくれたのは、あるひとり暮らしの高齢女性。また、はじめは避難所にやってきたボランティアにも警戒の色を隠せない方や、耳が不自由なために、会話の内容が全て聞き取れず不安に思われる方もいらっしゃいます。それでも、やがてみんなで身体を動かす体操やゲームを始めると、緊張が解けて全員の笑顔がはじけました。

 避難所を出て歩く道は、目に見える速さで修復が進んでいます。さすが日本。その一方で、高齢者の足となっていた福祉バスは止まったまま。いくらガスコンロを支給されても、材料を買うにも、薬をもらうにも、少し離れた避難所にあるお風呂までいくにもそのための足がありません。

 別山地区に生まれ、そこで結婚して子育てを終えた90歳の小さなおばあさんは、ご主人をなくして以来20年間の一人暮らしを経て、この震災です。90年間住んだ、江戸時代から続いた家は壊れてしまいました。
今は避難所で生活していますが、自宅の前にある畑には毎日通っています。この畑まで歩いていける仮設住宅に入れるかな、と少し心配そうでしたが、同時に「こんなの、戦争に比べればなんてことないよ」という明るくたくましい笑顔。

 お手伝いに行ったつもりの私たちのほうが元気付けられ、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。

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8月 9, 2007 十日町市地域おこし実行委員会, 震災緊急支援 |