2018年4月26日 (木)

マミリアンキャンプでのコミュニティ衛生プロモーターの活躍

 マミリアン避難民キャンプでは、ボランティアのコミュニティ衛生プロモーターが衛生促進活動を行っています。2017年11月~2018年4月の活動の様子をご紹介します。

【2017年11月5日】

 キャンプ住民の多数がバシカ地区へ帰還を果たしたことに伴い、コミュニティ衛生プロモーターはキャンプB地区で大清掃キャンペーンを行いました。約2トンのゴミを集め、新たに避難民が来た時に備えて整備を行いました。

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【2017年11月27日】
 キャンプの排水口を清掃しました。キャンプ内のテントからの汚水を流す排水口で、詰まると悪臭が発生し健康被害も懸念されるため、近隣住民にゴミを流さないよう周知も行いました。

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【2017年12月17日】
 コミュニティ衛生プロモーターはキャンプの清掃キャンペーンを行いました。キャンプの景観を良くすると共に、ゴミを公共のゴミ箱に捨てるよう近隣住民への周知活動をあわせて行いました。

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【2018年4月16日】
 キャンプマネージメントとの協力の下、ドホーク県清掃キャンペーンの一環として、マミリアンキャンプでも清掃キャンペーンを行いました。キャンペーンには120人が参加し、キャンプにある学校の生徒や他NGO、治安当局の人にも手伝っていただき、盛況となりました。

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4月 26, 2018 国内避難民支援, 衛生教育 |

2018年4月12日 (木)

131,621人の笑顔

 JENは2003年より、首都バグダッドを拠点に支援活動を開始しました。同年には教育支援を開始、2009年以降、北はキルクークから東はアンバールまで支援対象地域を拡大し、これまでに6県251校で学校の整備を行いました。

 イラク戦争以降、不安定な社会情勢が続く中、人びとはテロや戦闘に怯える不安な毎日を送ってきました。社会的に特に弱い立場に置かれるのは、子どもたちです。そこでJENは、子どもたちが安心できる場所を確保するために、破壊された学校を修復し再び学校へ通う習慣を取り戻す活動を行ってきました。これまでに、251校、131,621人の子どもたちが再び学校へ通うことができるようになっただけではなく、教師とイラク教育省のキャパシティビルディングに寄与することができました。子ども達の親もまた、家庭の中に、衛生的で安心した暮らしを取り戻すことができました。2018年3月、JENは、15年間続けることができたこのプロジェクトを終了しました。皆様からの温かいご支援、本当にありがとうございました。

 2014年以降、JENは北部のクルド人自治区にも拠点を設置しました。ここでは、武装勢力から逃れた人びとを対象に給水、給水設備の修復、学校修復、物資配布、そして、避難民キャンプの運営などの緊急支援活動を行っています。今後は、ドホークを拠点に、最も被害が大きかった北部のニネワ県で、武装勢力から開放された地域へ帰還する人たちへの支援を続ける予定です。

 イラクには、現在も紛争から立ち直ることが困難な方がたくさんいます。皆様からのご支援、引き続きよろしくお願いいたします。


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4月 12, 2018 学校建設・修復, 衛生教育 |

2018年3月15日 (木)

イラク教育省より感謝状

 2018年の3月、JENはイラクで長年行っている学校修復と衛生教育に関してイラク中央政府教育省より感謝状を拝受いたしました。

 JENは2004年からイラクにて学校の修復を行っています。これまで約250校の修復を行い、イラクの子どもたちが教育を受けられるよう尽力してきました。また、修復する学校の選定や修復後の管理に関して常に教育省と共に歩み、強い協力関係にあります。

3月 15, 2018 学校建設・修復, 衛生教育 |

2017年12月21日 (木)

キルクークの学校で衛生促進活動

 JENは今期、イラクのキルクーク県で3つの学校修復を行っています。その中の1校で今月の初旬、生徒が健康的な生活を送れるよう衛生促進活動を行いました。

 JENの職員と教育省が協同で研修を行い、生徒への啓発と、今後児童の指導を行うこととなる教員の両方を対象としました。

【教員へ行っている研修の様子】
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 研修は歯磨きと手洗いをトピックとし、児童と大いに盛り上がりました。研修後には、参加された教員に修了証を渡しました。今後は彼らが子どもたちの健康のため、衛生環境の指導をしてくれます。
 
【生徒へ手洗いと歯磨きの指導】
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12月 21, 2017 衛生教育 |

2017年11月 2日 (木)

イラクの教育システム(2)

 2003年にイラクが米国の統治下に置かれた後、初の総合教育が始められました。それに伴い実施されたイラクの教育省による調査によって、以下のような状況が明らかになりました。
*イラク全土の小学校の3分の1には給水施設がない。中でも最も被害を受けているのはジーカール(Thi Qar)、サラハディーン(Salah al-Din) 、ディヤラ(Diyala)の三つの県である。

*全体で700以上の小学校が過去の爆撃により被害を受けており、特に首都のバグダッドでは3分の1300校以上が火災にあい、3000校以上が破壊された。

*バスラ(Basra)県にある小学校には定員を優に超える生徒が通っている。

*大半の小学校では実験室、図書館といった教室以外の施設が不足しており、カリキュラムの遅れ、教員の訓練教育不足、職員数の不足等により私的機関による教育システムに依存している部分がある。

 イラク戦争後の政権交代から14年経った現在のイラクの教育システムは、様々な理由により更に悪化しています。このような状況を改善するために政府は調査を行っており、長期計画を立案し、解決策を立てて実施していくことが求められています。
 JENは引き続きイラクの教育が発展できるよう支援をしていきます。

【先生への講習会】
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【修復したトイレ】
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【子どもたち】
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11月 2, 2017 衛生教育 |

2017年10月26日 (木)

クルド人自治区での活動と今後

 JENが武装勢力から逃れた国内避難民や帰還民への支援活動を開始してから、3年が経ちました。現在はアクレ市にあるマミリアン避難民キャンプ、シンジャール地区、ズマール地区、モスル市で支援活動を行っています。

<マミリアン避難民キャンプ>

 2014年のキャンプ開設当初から、JENは水衛生分野の支援活動を行う国際NGOとして中心的な役割を担ってきました。活動では主に、敷地内に設置されているトイレの維持管理、上下水道の整備と給水を行っています。

 また、水衛生環境をより良く保つために、石鹸や洗剤からなるキットの配布を行っています。人びとに水因性疾患の危険性を周知し、手洗いや健康維持のための個々の衛生意識の向上を目指し、衛生促進活動を行っています。

 このキャンプには、設立当初からイスラム教徒とシンジャール地区から逃れてきたシャバック人やヤジディ教徒、併せて約2,500世帯が暮らしていました。2016年以降、武装勢力の動きをメディアの情報から得て、安全になった故郷へ帰還する人が増えたため、キャンプの居住者は徐々に減っています。とは言え、いまだ帰還を果たせていない人がいます。彼らが安心して故郷に戻る日が来るまで、今後も可能な限り、水衛生の環境整備をしていきます。

【マミリアン避難民キャンプから故郷へ帰還する家族】
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<西モスルでの給水活動>

 モスルがイラクの政府軍によって武装勢力から解放された後、JENは西モスルで給水活動を始め、毎日約80万リットルの水を約8万人に提供しています。

【給水活動は、住民の協力を得て行っています】
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<シンジャール市・山の井戸修復>

 JENは2014年後半、シリアとの国境に近いシンジャール山に逃れた国内避難民への支援活動を始めました。当時は主に南側のシンジャール市で、武装勢力から逃れた人びとに水と生活物資を提供していました。

 同市が2015年に武装勢力から解放された直後、シンジャール市にはわずかの人しか残っていませんでしたが、現在は安全な地域に避難していた多くの人が帰還しています。JENは現在給水設備の修復を行っています。

 現在、シンジャール市内の井戸を修復していますが、次はこれに加え、帰還した子どもたちが安心して学業を再開できるように、市内の学校を修復する予定です。

【JENが設置した水タンク(シンジャール山)】
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<ズマール地区>
 ズマール地区では、95%の家族が村に帰還しています。ここでの戦闘は短期間でしたが、人びとの生活再建に必要な家、水道、学校などのインフラは破壊され、壊滅的な状態です。この地区の主要な水源は、つい最近まで武装勢力が占拠していた地域にあるため、修復は慎重に、完了するにはまだ時間がかかります。そのため、JENは12月中旬まで給水活動を続け、その間に水管理局と共に他の解決策を検討する予定です。

【修復した給水施設の定期点検も重要です】
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10月 26, 2017 国内避難民支援, 学校建設・修復, 水衛生環境改善, 衛生教育 |

2017年10月19日 (木)

イラクの教育システム(1)

 イラクの学校教育は1921年に始まり、1970年代前半に全ての公立学校が無料化され、誰でも学校教育を受けることができるようになりました。

 1970年に制定された憲法では、初等教育を義務教育とし大学までの全ての教育課程を無料化し、教育を受ける権利を保障することが定められています。

 また、1978年には15歳から45歳までの人を対象に、非識字率を改善するための総合的なキャンペーンを行い、1978年当時48%であった非識字率が1987年には9・19%まで低下しました。

 ユネスコの報告によると、湾岸戦争が勃発した1991年以前のイラクの教育システムは、近隣の地域では最も優れたものでした。
 しかし、第2次湾岸戦争後の教育システムの悪化と13年間続いた経済封鎖の負担は、教育の質の悪化だけでなく、識字率を徐々に低下させ、国民の経済状態の悪化による学校中退率の増加を招きました。

(続く)

【衛生教育の様子】
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【歯磨き講習会】
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10月 19, 2017 学校建設・修復, 文化、生活、習慣, 衛生教育 |

2017年9月21日 (木)

武装勢力から解放された後の村で

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写真が見せているのは、ニネワ平原にあり、モスル市の近くにある村の入り口です。

この村の中ではスンニ派とシーア派の二つの宗派が共に暮らしており、両派ともにイスラム教徒ですが、信念や教義に違いがあります。

2014年に武装勢力が村に侵攻した際、一方の宗派は村から逃げましたが、他方は村に残りました。村に残った宗派の人びとは、自分たちと武装勢力は信仰が同じだと考えていましたが、武装勢力は同宗派を信仰しているふりをしていたのでした。

イラク軍により村が武装勢力から解放された後、JENはUNICEFと協同し、いくつかの事業を開始しました。そのうちの一つが、村のボランティアが他の村人へ伝える衛生促進活動です。

JENのスタッフと衛生促進活動ボランティアは、両方の宗派の人びとに活動に参加してもらうことの難しさから、時折困難に直面しました。

活動当初、両派は何も問題はなく共に平和に暮らしていると話しており、実際そのように見受けられました。村のリーダーは、武装勢力からの解放後、村が平和にそして自由になり、新しい生活を始められたことをとても嬉しく思っていました。

しかし、JENが事業を開始し、ボランティアや村人たちがJENのスタッフに信頼を寄せ始めた時、ボランティアたちは村内での陰口や偏見についてスタッフに明かすようになりました。

二つの宗派の人びとは隣人同士ですが、衛生促進活動やイベントの際にお互いの家を行き来きすることはありませんでした。

村で少数派である宗派の人びとは、多数派の人びとが武装勢力を支援したと信じていました。なぜなら、武装勢力の侵攻の時、多数派は村から逃げ出さなかったからです。

この少数派グループは民兵組織を結成し、この村を統制しています。そのため、多数派であっても、少数派グループに衛生促進セッションや活動への参加を促すことはできません。

JENは人道支援団体として、お互いの宗派への偏見を助長しないように、村の両宗派グループの子どもたちが一緒に過ごす機会を設けることにしました。

JENのスタッフは8月28日に節水に関する衛生促進イベントを企画し、125人以上の子どもたちを緑鮮やかなきれいな広場に集めました。

両宗派から参加した子どもたちは楽しいゲームやアクティビティに参加し、JENとUNICEFが準備したお菓子やプレゼントをもらいました。イベントが終了した後、子どもたちはお互いの手と手を取り合って帰っていきました。

最も嬉しかったのは、翌日その子どもたちがまたイベントをやっているかもと期待して、一緒に広場にやってきたことでした。彼らにはお互いの親たちが持っているような考えはなく、親が家で何を話そうと、どう考えていようと、気にしていませんでした。

このことは私たちスタッフに、二つの宗派のグループがいつかお互いの違いを乗り越え、仲よく暮らせる日がくるのではないかという希望を与えてくれました。

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【衛生イベントを行う衛生促進ボランティア】

シェルワン・ミールハジ・ムハンマド

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9月 21, 2017 衛生教育 |

2017年2月 2日 (木)

おたふくかぜの流行

 学校で様々な感染症が生徒の間で流行しやすいことはよく知られています。特に感染が拡大しやすい環境があればなおさらです。そういった環境は、公衆衛生、個人衛生、生活する場所を清潔に保つことに対する意識の欠如が招くものです。

 サラハディーン県のサマラ市の学校で、おたふくかぜが流行しているのは驚くことではないかもしれません。おたふくかぜは、子どもたちの間で広まりやすく、結果として教室内のほとんどの子どもに感染してしまいます。

 JENはイラクでの事業実施において、教員への訓練や生徒用の冊子を通じて、教員や生徒たちの健康や衛生環境に対する衛生意識の向上に重きをおいて活動を行っています。おたふくかぜは、教員への訓練でも生徒用の冊子でも取り上げているトピックです。

【教員に対する衛生教育訓練】
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【生徒用衛生冊子】
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 これから始まる新しい事業で、より多くの学校、子どもたちに衛生の大切さを伝えられればと思っています。

 ティクラ・J・アルナジャール


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2月 2, 2017 衛生教育 |

2016年12月15日 (木)

教師と生徒への衛生教育 

JENがイラクで進めている重要な活動の一つに、教師と生徒に対する衛生教育があります。その目的は、衛生や健康、環境に対する彼らの意識を高め、さらに彼らを通してその家族が衛生習慣を向上させることです。

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【学校で掲示されている衛生教育ポスター】

私たちは教育省の協力を得て、衛生に関する小学生用と中学生用の小冊子を作りました。さらに校内掲示用のポスターも準備し、教師に対する研修用の特別カリキュラムを小学校用と中学校用に作成しました。小冊子やポスターはすでに印刷され、教師に配布されています。すでに各学校に配布された掃除道具と合わせて、学校の衛生環境の向上に役立つことが期待されます。

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【学校配布の衛生教育冊子】

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【教職員用冊子】

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【教職員に向けての衛生教育セッション】

生徒たちの健康を保つためには衛生教育が大切だと認識してから、私たちは小学生に歯磨きと手洗いを教えています。

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【手洗いの実習】

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【歯磨きの実習】

このように衛生教育を進めたJENに、教育省の担当者や学校管理者、教師や生徒たちは感謝を表してくれます。

ある学校関係者がJENへの感謝の気持ちを込めて、JENの名前を書いたケーキをプレゼントしてくれました。その人は、JENの活動がイラク国内の全ての地域の、可能な限り多くの学校で実施されることを期待していると話してくれました。

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【学校からおくられたケーキ】

ティクラ・J・エリアス

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12月 15, 2016 衛生教育 |

2016年11月 4日 (金)

世界手洗いの日

10月15日の「世界手洗いの日」は世界中で実施されています。
JEN支援国のイラクでも、子ども達がイベントなどに参加しました。

【ぬり絵で「ゴミをきちんと捨てよう」ということを学びました】
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【手洗いの大切さについての話を真剣に聞く子どもたち】
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11月 4, 2016 衛生教育 |

2016年10月 6日 (木)

ポスター

今回は、衛生教育プロジェクトのご紹介です。
これは教育省のリクエストで、「環境委員会と一緒に衛生について考えよう!」という既存のポスターの内容の見直しを教育省と協力し、指定された学校に配布するプロジェクトです。

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【ポスターの打ち合わせをするJENスタッフ】


環境委員会とは、学校の衛生環境を見直すために、毎年、学期のはじめに各学校に作られ、学校の衛生環境の向上を行う、学校だけでなくJENにとっても大切な組織の一つです。

ある学校の環境委員会会長によると、
「このポスターの目的は、子どもたちの間で健康や環境の問題意識を高め、そのことを子どもたちが家に帰って家族へ伝え、それら子どもたちの話を聞いた大人が地域の人へ広め、地域全体の健康状態が改善することを目指しています」。

JENでは、2枚目に作成したポスターのメッセージを「あなたの健康は私たちの目標」としました。このポスターを通じて、食物をはじめとした衛生管理や、学校周辺などの環境衛生の意識向上や、そして一般的な健康に関心を持ってもらうのが目的です。
この活動を通じて、生徒や学校の衛生環境が少しでも良くなることを願っています。
By Thikra J Elias 

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10月 6, 2016 衛生教育 |

2016年6月 9日 (木)

世界保健デー

 イラクで年に一度行われているイベントの一つ、世界保健デーを紹介します。

 JENはこのイベントに招待され、イラクでの活動を伝えるため、イラクでの活動の写真を集め、ポスター・ブックレットのサンプルや、学校に提供している衛生関係の資料をチェックするなどの準備を行いました。

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 当日は、スポーツ活動の代表であるアフメド・アビド・アサルさんがオープニングを務めました。
 JENの活動についても色々と質疑応答がなされました。

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 バグダッドの教育省も、衛生状態の保持や保健・環境への関心喚起を目的とした劇や詩を発表していました。

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 イベントの参加者から賛同と称賛を、教育省からはJEN の参加に対して感謝状をいただきました。

 ティクラ・J・アルナジャール

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6月 9, 2016 衛生教育 |

2016年5月26日 (木)

衛生的なキャンプ生活を送るために

 CHPグループとの会議を行うJENスタッフ。次回の衛生キット配布日時や、夏が始まるにつれて起こりうる問題と対策などを話し合いました。

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 会議に参加するコミュニティ衛生プロモーターたち。国内避難民としてキャンプ内に居住する彼らは、自分たちの住む環境が清潔に保たれるようボランティアとして活動をしています。

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5月 26, 2016 国内避難民支援, 水衛生環境改善, 衛生教育 |

2016年3月17日 (木)

コミュニティ衛生プロモーターたちが戸別訪問の訓練をしています

【訪問のロールプレイをしている様子。3月に実際の戸別訪問で、住民に公共排水溝と排水パイプにものを捨てないように指導する予定です】

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3月 17, 2016 国内避難民支援, 水衛生環境改善, 衛生教育 |

2015年12月17日 (木)

世界トイレの日にちなんだイベントを開催

 去る11月19日は、2013年に国連が設定した「世界トイレの日」でした。みなさんご存じでしたか?

 JENが活動している国内避難民キャンプでも、この世界トイレの日にちなんだイベントを開催しようと、コミュニティ衛生プロモーター(CHP)たちと話し合うことになりました。

 あるグループは「僕たちはトイレの中で、どうやってトイレをきちんと、きれいに使うかを教えようと思う」。
 またあるグループは「じゃあ、僕たちはポスターとデモンストレーションで、トイレを使用した後に手を洗うことを教えるよ」。
 別のグループは「私たちのグループは爪を切って手を清潔に保つことが重要だと思うんだ」。
 
 こうして、学校で子どもたちに順々にこれらのことを伝える準備に入ったのです。
 イベント自体は校長先生と話し合い、12月8日に行うことに決定しました。

 さて、いよいよ当日。グループごとに教室を回り、指導していきました。
 まずは飛び入りで参加してきた先生とCHPたちが教室内でトイレにゴミを捨てないように指導し、

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 次に生徒を数人ずつトイレに連れて行って使い方を説明し、
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 次は教室内で手洗いの仕方の手本を見せ、生徒が実際にやってみて、確認しました。
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 最後に、一人一人の手を見て回り

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爪の正しい切り方と手を清潔に保つ大切さを教えて終了しました。

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12月 17, 2015 衛生教育 |

2015年11月19日 (木)

イラクでのコレラ流行

 イラクの情勢が安定しているとはいえず、人々の生活が今日もまた十分なものとは言えない中、さらにもう一つの災いがイラクの人々を襲いました。ずっと前に消えたはずのコレラが、再びイラクに出現したのです。

イラク保健省によると、300人を超える程の感染者と5名の死者もでている模様です。実際の状況はこれよりもずっと悪く、感染者数はもっと多いと思われます。

コレラの発生は、公共の飲料水供給計画の実施が遅れた結果、飲用に適さない水が使われたことが主な原因です。それに加え、埋め立て地がないため、生ごみが通りや居住地区にあふれてしまったことも原因の一つです。


 コレラは伝染病の一つで、もし適切な治療を受けないと、感染後数時間のうちに死に至ることがあります。しかし、世界保健機関(WHO)推奨の方法で作られた経口補水塩をすぐに投与すれば、80%の患者が救われます。

 衛生的な環境を整えること、とりわけ適切な飲料水と汚染されていない食品を供給することで、伝染病の広がりを抑えることができます。さらに、人々の衛生意識を高めるための衛生教育キャンペーンも不可欠です。

 JENはコレラに関する情報を小冊子にまとめ、小中学校の生徒に配布するとともに、衛生意識向上のためのトレーニングを教師や生徒たちに実施しています。

【JENが配布した冊子】
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 バグダッド・オフィス事務局長  
 ティクラ.J.エリアス




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11月 19, 2015 水衛生環境改善, 衛生教育 |

2015年10月15日 (木)

あるコミュニティ衛生プロモーターの活躍

 JENの活動する避難民キャンプに居住しているタージャディンさん、22歳。シンジャールという地域から避難しています。

【タージャディンさん】
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 幼いころ医療ミスで片足が不自由になってからずっと写真左の杖を使って生活をしています。彼はハンディキャップをもろともせず、コミュニティ衛生プロモーターの設定したキャンプ清掃日や戸別訪問による衛生促進活動、そしてミーティングと、積極的に参加しています。

 キャンプ内は高低差があり、道は舗装されず砂利が敷かれているだけであり、そしてなにより狭いようで広く、移動手段もありません。身体的にハンディキャップを持つ方には住みやすい環境とは言い難いところです。

 なぜそこまでアクティブになれるのか、どうしてコミュニティ衛生プロモーターになろうと思ったのかという質問に対して彼は、「皆に何か良いアドバイスやサポートがしたかったんだ。故郷にはこういったボランティアグループがないけれど、キャンプに住む人々の健康を守るにはとても重要なことだと思うんだ。そしてなによりボランティアワークをするのが好きなんだ」と答えてくれました。
 
 他にも、戸別訪問による衛生促進活動後に何かキャンプで変化があったか聞いてみたところ、「以前は、水不足であっても人々がテントや車を洗うために水を使ってしまったり、子どもたちが裸足で出歩いたりしていたが、今はそういうことがだいぶ減ったと感じている」ということでした。

 コミュニティ衛生プロモーターは現在、積極的に参加する男女約50名のボランティアにより成り立っています。JENはこうした人々の積極性を大事にしつつ、キャンプ内の衛生をさらに促進していきます。

【キャンプ清掃の様子】
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10月 15, 2015 国内避難民支援, 衛生教育 |

2015年7月30日 (木)

キルクークの小学校のPTAの活動



 今日はキルクークの小学校における活動についてご報告します。

JENは衛生に関する知識と衛生的な行動を促進するために、学校の教員を対象とした研修を行うほか、保護者が参加するPTAを通じた衛生の促進活動も行っています。

 PTAの目標の1つは、学校がある地域の環境を改善し、学校が希望の光となるように、祖国を大切にする心を育て、基礎教育を提供し、衛生や健康について啓発していくことです。

 この学校のPTAでは複数の委員会、特に医療サービス委員会も設立し、医療サービスの提供と衛生的な行動の促進に取り組んでいます。

 まず、学校で必要とされる医療サービスを提供できるように、医師などの医療チームと連携をしています。保護者に対しても医療の知識を伝えています。

 JENはPTA と協力し、PTAを更に活性化させ、保護者がより健康と衛生に係る意識を向上できるように会合を開きました。教員が生徒を指導するのに加え、PTAと協力することで、生徒たちの衛生教育をより効果的に実施することができるようにするためです。

 今後もJENはイラクの子どもたちと保護者の衛生についての意識と行動を改善するために、衛生促進活動を継続していきます。

【写真は、キルクークのアル・ファドハイル小学校におけるPTA会合の様子です】
 
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7月 30, 2015 衛生教育 |

2015年6月11日 (木)

コミュニティ衛生プロモーターのロゴ決定!

 
JENの活動する避難民キャンプの中には、住民がボランティアで活動するグループが何個かできていました。そこで、JENはその既存のグループに呼びかけて、キャンプ内の衛生促進活動を自発的に行うのを手助けしています。

 4回目になる今回のミーティングでは、この衛生促進活動を行うボランティアが使用するロゴについて特に熱い議論が繰り広げられました。

「真ん中の木はグリーンのイメージだ」
「左端には人を描こう! 色は黄色…いや、ブルーにしよう!」
「ベストの色はグレーがいい」
 などなど…意見がいろいろ出た結果、写真のようなイメージのロゴができました。

【ロゴのイメージを力説する青年】 ©JEN
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 今後、コミュニティ衛生プロモーターたちが、このロゴがプリントされたベストを着て、テントごとに住民の衛生知識向上のための呼びかけを行っていく予定です。

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6月 11, 2015 国内避難民支援, 緊急支援, 衛生教育 |

2015年5月14日 (木)

避難民キャンプでのごみ対策

 先週の支援速報でお伝えした疥癬の問題に続き、国内避難民キャンプではポイ捨てからくるゴミの問題も、衛生や環境に危害を及ぼしています。

 キャンプでは毎日ゴミ収集トラックが家庭から出るゴミを集めていますが、大きなキャンプのため、トラックも1日で回れる場所が1セクターに限られています。そのため、1週間ほどゴミを外に置いておく家庭がたくさんあり、悪臭のもとになったり、病気の媒介となるハエなどの繁殖場所となったりしています。

 また、キャンプでは各家庭に個別のゴミ箱がなく、公共のゴミ箱も設置されていなかったため、住民によるゴミのポイ捨てが増えていきました。特に衛生意識の低い子どもたちの間では、食べているお菓子の包みをそのまま落としていていくなど、ポイ捨てが頻繁に行われています。

 キャンプ内のゴミの散乱を抑えるため、JENは家庭用のゴミ箱を購入し、5月10日から13日の3日間で全家庭を対象に配布を行いました。ふたつきのゴミ箱は、ゴミ収集トラックの回収を待つ間ゴミが野ざらしにされるのを避け、虫の繁殖を抑えることができます。

 さらに、JENは住民内の有志ボランティアを集め、コミュニティ衛生プロモーターとして活動をしてもらうためのトレーニングを行いました。5月初旬に行った1回目のトレーニングでは、ボランティアグループによって、ゴミの問題が優先順位の高い課題としてとりあげられました。キャンプ内を清潔に保つこと、そして住民のゴミに対する衛生意識をあげるため、コミュニティ衛生プロモーターたちは毎月ゴミ拾いの日を設け、戸別訪問を通して住民のゴミ問題に対する衛生意識を高めていくことを提案してくれました。

 JENは新しく発足されたコミュニティ衛生プロモーター達とともに、ゴミ問題に取り組んでいく事を楽しみにしています!

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5月 14, 2015 国内避難民支援, 緊急支援, 衛生教育 |

2015年5月 7日 (木)

国内避難民キャンプでの疥癬(かいせん)問題

 JENはクルド自治区内にある国内避難民キャンプの1つで活動しています。そのキャンプには現在約1万3千人の避難民が住んでいます。
 このように、人が混み合った緊急の生活状況では、感染症が発生・蔓延する危険性が高くなります。キャンプでは各テントに1つの個別トイレ・シャワーが割り当てられ、ハード面での衛生環境は整い始めていますが、避難民の中には衛生意識が低く、危険な行為を行う人もたくさんいます。

 最近クルディスタンに所在する国内避難民キャンプで問題となっているのが疥癬の蔓延です。疥癬は小さなダニによって引き起こされる感染性の皮膚病で、発心と激しいかゆみを引き起こします。この病気は一般的に、個人衛生の不足などから起こります。疥癬の治療は適切な薬品があればいたって簡単ですが、皮膚の接触やダニの住み着くマットレスやブランケットを共有することから起こるこの病気は感染性が高く、急速に広まってしまいます。特に、疥癬にかかった人の家族などは感染の危険性が高くなります。

 当キャンプでは現在、生後7か月から60歳まで、150人以上の感染者が確認されています。JENはキャンプマネージメント、UNHCRや医療に携わる他団体と協働で、新しいマットレスやブランケット、薬や衛生キットを感染者のいる家族に配布し、疥癬の蔓延をくい止める運動を行っています。

 また、人々が適切に疥癬や他の一般的な病気から身を守ることができるように、JENは、キャンプのボランティアグループを通して衛生推進活動を始める準備を進めています。




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5月 7, 2015 国内避難民支援, 支援物資配布, 緊急支援, 衛生教育 |

2015年4月 2日 (木)

衛生教育に参加した生徒からのメッセージ

 イラク中部・北部の小中学校における衛生促進・衛生環境改善事業活動は、2015年1月までに多くの成果を出すことができました。子どもたちの衛生改善を促進するため、トイレの修復が3校で、衛生促進の研修が18校で行われました。これらの活動により、約10,400名の生徒と教員がより衛生的な環境で学習できるようになりました。

 現在は、2014年6月以降の戦闘の激化のために多数の避難民生徒を受け入れることになった学校を中心に活動を進めています。

緊急に修復を必要としている学校を10校選ぶための調査をし、教育省との協議などを行っています。2015年11月末までに10校を修復し、健康維持促進のための衛生教育も行う予定です。
 
 以下は衛生教育に参加した生徒からのメッセージです。今後もJENは、イラクの小中学校における衛生の促進と学習環境の改善ために、活動を継続していきます。

【Aさん(中学生)】
ディヤラ県は2008年以降、戦争と情勢不安のため、多くの問題に苦しんできました。戦争によって配偶者を亡くした女性や孤児が増加し、人々の教育や衛生状態も悪化しました。そして、多くの生徒が生活困難のため、学校を卒業できずに中途退学していました。
こういった深刻な状況の中で、衛生教育を行い、衛生用品を配布してくれたJENの活動と日本の皆さまのご支援に、心から感謝しています。

【学校教員への研修の様子】
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【衛生用品の配布】
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【衛生教育の様子】
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【緊急企画】イラク国内避難民緊急支援活動報告会を開催します。

イラク北部にて緊急支援に従事しているスタッフが帰国します。
今、イラク北部でなにが起こっているか、JENは国内避難民に対しどのような支援活動を行っているか、今後の活動の展開は、など、緊急支援活動報告会でご紹介いたします。
ふるってご参加ください。

くわしくはこちら

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4月 2, 2015 衛生教育 |

2015年2月12日 (木)

避難してきた生徒たち

 JENのプロジェクトの対象校では、教員や生徒の衛生・健康・環境への意識を高めるために、研修を行う他、衛生用品や清掃道具を配布しています。

 他の行政区域から避難してきた生徒は多数おり、JENが活動する学校に通っています。JENは避難してきた生徒の人数を調査し、当局に対して、衛生状態を改善するためには衛生用品を避難してきた生徒に対しても提供する必要があることを説明し、同意を得ました。

 合意されたことは次の通りです。第1は全学校の管理者に対して怪我をした生徒を治療するためのシラミ取りシャンプーを24缶配布すること。第2は避難してきた各生徒に衛生用品(先髪用シャンプー、手洗用液体せっけん、大判タオル)を配布することです。

 JENは以上の衛生用品を購入し、各学校への配布明細に基づいて、仕分けを行いました。 

 JENのスタッフは、教育局の環境教育担当者と学校保健担当者の立会いの下で、各学校の管理者と面会し、避難してきた生徒たちに対して注意を払う必要があることや、衛生用品の配布の必要について話し合いました。2学期に予定されているPTAの会合日程も確認しました。

 それは、JENのスタッフもPTA会合に出席し、学校の管理者と協力して、生徒の保護者に対して、公共の場・個人的な場における健康・衛生への配慮についてアドバイスをするためです。生徒と保護者をそれぞれ別の機会において教育するための研修カリキュラムが含まれたCDも、学校管理者に提供しました。
      
  上のような協議の後、私たちは学校の管理者に割り当てられた衛生用品を配布しました。そして一つ一つの学校を訪問し、学校の管理者の立会いの下、避難してきた生徒たちに衛生用品を配布することと清潔に保つことの大切さを伝え、健康と環境に関する意識を高めるようにアドバイスしました。

 この取り組みについて、教育省の職員・学校の管理者・生徒たちなどから感謝のお言葉と評価をいただきました。日本の人たちと、JENに対してお礼の気持ちを表してくれました。
         
 報告者:プログラム・オフィサー

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2月 12, 2015 支援物資配布, 衛生教育 |

2015年1月22日 (木)

はしかの予防接種キャンペーン

 イラクの保健省は、子どもたちがはしかにかからないようにするための予防接種キャンペーンを、昨年12月21日~30日にかけて行いました。キャンペーンの対象は生後9 か月~5歳までの子どもたちです。

 保健省は対象年齢の子どもをもつ市民に対して、はしかの予防接種を受けるよう啓発する大規模なキャンペーンを展開し、主要な幹線道路沿いに大きな立て看板を出したり、テレビを通じて予防接種を呼びかけました。

【道路沿いに建てられた予防接種を呼びかける立て看板】
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 JENはこれまでも、学校の教師を対象とした衛生教育の研修において、繰り返し感染症やその予防に関する知識、対応策ならびにその重要性について伝えてきています。

【JENの衛生教育の研修で使用している感染症に関する教材の一部】
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 さらに、研修を受けた教師が、感染症予防などについて書かれた小冊子を用いて生徒への衛生教育を行ってきています。

 小冊子は、感染症とは何か、感染症にかかるとどのようなことが起こるか、といったことがわかる内容になっています。
 例えば、写真にあるテキストの一部では、感染症にかかった後どのような経過をたどるのかを説明し、かかった子どもやその家族がきちんと対処しないと死に至ることもあるなど、その危険性を伝えています。

【生徒に配布されている衛生教育の小冊子の一部】
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1月 22, 2015 衛生教育 |

2014年6月 5日 (木)

小学生向け衛生教育冊子を制作しています

 事業の目標を達成するために実施する活動にはすべて、革新を伴うことが求められます。私たちJENのスタッフは、事業が終わると常に、JENの活動がどれだけの効果をもたらしたのか評価を行い、その評価を今後の新たな事業計画に活かすようにしています。

 現在私たちは、イラク教育省の閣僚委員会と共同で、小学生向けに衛生の重要性を伝えるため、短いストーリーのマンガで構成された小冊子の制作に取り掛かっています。
 

 マンガのストーリーには、読者である小学生やその家族にとって、健康や環境に対する意識の向上につながるような内容や説明が多く含まれています。
 

 子どもたちがひきつけられ、読みたくなるよう、マンガは会話形式で構成し、見やすくカラフルなものになるよう工夫しています。こうした冊子をきっかけに、学校の先生がする衛生関連の話をきちんと聞く準備ができるようにしているのです。

 私たちは、子どもたちが興味をもつストーリーにしようと数回にわたって議論を重ねました。今、プロのデザイナーによる仕上げの段階に入っています。

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 JENバグダッド事務所 プログラム・オフィサー
 バシム・ユスフ



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6月 5, 2014 衛生教育 |

2014年5月 8日 (木)

ニーズ調査の重要性

 私たちジェンが支援活動を行う際には、プロジェクトをはじめるための最初の一歩として、ニーズ調査を行うことを重要視しています。
 

 ニーズ調査は、現地の状況を知るための最も基本的なツールであるだけでなく、学校や病院などの大きなコミュニティにおいて、それぞれの場所の弱点や問題点を見つけるためにも使われます。

 例えば、ジェンが学校や病院を改修するプロジェクトを行ううえでは、まず現場視察を行い、ジェンが衛生促進活動を行うすべての地域を対象に、医療状況について調査し、データベースを作成します。
 

 調査を通じて、学校や病院などの施設および住民一人ひとりの衛生状態を良くするための知識を伝えることで、現地の人々が身の回りを清潔に保ち、感染症などを防ぐことにつながります。

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 大変な状況に置かれているイラクの小学生を例にとってみましょう。ニーズ調査を通して、問題に直面しているのは特に低学年の生徒たちで、混み合った教室でぎゅうぎゅう詰めになって勉強していること、そしてその原因は十分な医療・教育支援が届いていないことだということが分かりました。
 
 

 このように、ニーズ調査は、問題の原因を明らかにするだけでなく、現地の人々、つまりこの例では小学生たちと一緒に、必ず成果が出る方法でその問題を解決する方法を見つける手掛かりになります。

 また、ジェンが行う調査には2種類あります。
 一つは、前述のニーズ調査です。この調査は、改修前に現地の人々と一緒に広く調査を行います。これは、現地の状況を正確に知るために、地元の人々の話を聞き、現地の衛生状況を調べるものです。
 二つ目は、モニタリング調査で、学校などの建物が改修された後に行うものです。モニタリング調査を行うチームは適切なトレーニングを受け、プロジェクトの成果がきちんと測れるようにします。

 ジェンでは、現地ニーズに沿い、効果的なプロジェクトの推進のために、このような調査を活用しているのです。

 アスマー・アメール(ジェン現地スタッフ:衛生促進トレーナー)

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5月 8, 2014 事務所、スタッフ, 衛生教育 |

2014年3月27日 (木)

子ども向け雑誌Majallate

 子ども向けの雑誌、Majallateはイラク国内において有名な雑誌の一つです。イラクの子どもたちの文化や生活などを取り上げ、月刊で発行され、今日まで44年間続いています。

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 様々なテーマに渡り、子どもたちが興味を引くストーリーが掲載されているため、イラクの多くの家族が購入しています。

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 JENは教育省との協力のもと、この雑誌のあるコーナーの編集を担い、前回のJENの事業を通してこの雑誌を小学生たちに配布しています。子どもたちは雑誌の配布を喜び、また、JENが担当するコーナーに含まれている衛生教育の重要性と環境維持の大切さを実践するようになりました。

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 バスィム・ユスィフ

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3月 27, 2014 文化、生活、習慣, 衛生教育 |

2013年12月19日 (木)

本日、新しい事業を開始しました!

 支援者の皆様、そして外務省の協力を得まして、本日、2013年12月19日より新しい事業を始めることができました。事業名は、「イラク中部・北部の小中学校における衛生促進および衛生環境改善事業」です。

 事業名からもわかっていただけるかと思いますが、2014年はより多くのイラク人の子ども達に衛生的であることの重要性を理解してもらい、手洗いやうがい、歯磨きなどの衛生的な習慣を覚えてもらいたいと思います。そして、感染症などから自分を守り、元気に学校に通い続けてほしいと願っています。

 JENでは2003年より、イラクのバグダッド市内の学校において、教室や衛生設備を中心に修復工事を実施し、子ども達への衛生教育を広めてきました。2010年からは、バグダッド以外の県にも活動地域を広めることができました。これまでにバグダッド、他4県の200校以上の小中学校への教育支援を行ってきましたが、まだまだイラクの教育分野への支援は足りていない状態です。このため、2014年も引き続き、子ども達が安全に、そして安心して学ぶことができるよう支援できることに喜びを感じます。

【JENがイラク教育省と開発した卓上ゴミを受け取った生徒たち(前事業にて)】
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【歯磨きの仕方を習う生徒たち(前事業にて)】
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 今回の事業では、アンバール県(バグダッド市より西へ150キロ)、ディヤラ県(北東へ45キロ)、キルクーク県(北へ250キロ)の4県にある18校の小中学校において、生徒約8000人・教師650人に対して衛生教育を普及します。また、それぞれの県で学校設備の老朽化が激しい学校(計3校)での修復工事を実施します。

 そして、新しい試みとして、各県教育局と協力し、修復された建物や学校設備の維持管理がしっかりと継続されるような体制を各県の中で築いてもらえるよう、活動を行います。このような維持管理システムがしっかり整えば、今後イラク教育省が担っていく学校修復活動で修復された学校設備が長く使用できるようになるはずです。

【小学校の壊れたトイレ】
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【中学校の壊れた窓ガラス】
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 より多くのイラク人児童が、清潔で安全な学校で、健康的に学習ができるよう、JENは出来る限りのサポートをしていきます。引き続き、温かいご支援をいただけますよう、どうぞ宜しくお願いします。

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12月 19, 2013 学校建設・修復, 衛生教育 |

2013年11月21日 (木)

プロジェクトのモニタリング調査

 どのような支援が適切かを把握するために行う、支援先、支援内容、支援方法などに関する事前調査は、支援をする上でとても大事な要素です。同様に、支援プロジェクトの効果を把握するための事後調査も重要です。

 JENはイラクで実施してきた全てのプロジェクトに対し、様々な事前および事後調査を行ってきました。本日は最近終えたばかりの事後調査を紹介します。

 以前にもご紹介したことがありますが、JENがイラクで現在実施しているプロジェクトは、小中学校10校を対象とした、学校施設の修復と衛生教育の普及です。

 学校修復活動では、トイレや水飲み場を中心に、壊れたまま放置されていた施設を改修しました。衛生教育の普及活動では、先生に対する衛生教育ワークショップを開催し、生徒たちには歯ブラシ、歯磨き粉、せっけんなどを含む衛生キットを配り、感染症を予防する方法や健康を維持することの大切さを伝えました。

 これらの活動を一通り終えましたので、その効果を測るために、それぞれの学校の校長先生と各学年の生徒10名ずつに対し、アンケート調査を行いました。生徒向けのアンケートには「食事の前に手を洗いますか?」「食事の後に歯磨きをしますか?」「最近下痢になったことがありますか?」などの質問が含まれ、生徒たちの行動や考え方の変化をモニタリング(調査)しました。これらのアンケート調査は、プロジェクト開始前にも行っているため、変化の度合いを把握することができます。

【アンケート調査に回答する校長先生】
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 今回も、以前のプロジェクト同様に、とても良い結果が出ました。詳しい数字はまたの機会にお知らせしたいと思いますが、プロジェクト目標として掲げていた、「生徒たちが感染症予防のためのうがいや手洗いなどを学び、実践する。身の回りを清潔にすることの大切さを知り、学校施設をきれいに保つことを心掛けるようになる」という目標は達成されました。校長先生や教員たちも、生徒たちの態度や行動の変化を感じ取り、とても喜んでいました。
 JENスタッフも、子どもたちの回答結果にはとても満足しています。多くの子どもたちが元気に笑顔で学習していることに、喜びを感じます。

【アンケート調査に回答する生徒たち】
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イラク事務所 アドミニストレーション・マネージャー
ティクラ・アル・ナジャール



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11月 21, 2013 学校建設・修復, 衛生教育 |

2013年9月12日 (木)

生徒の保護者からも「大満足」の声をいただきました

 今年の1月より始まったイラク東部・北部の10校の学校修復・衛生促進事業も、終盤に差し掛かっています。

 JENは、最後の学校である女子中学校の学校設備修復をあと少しで完了できる見込みです。

 それに伴い、つい先日、校長先生と修復内容についてのミーティングを開き、関心の高い保護者の方々にも参加していただきました。

【ミーティングに参加された保護者たち】
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 校長先生は修復のレベルに大変満足されていました。掃除担当者が「以前はトイレがとても汚かったが、修復によって設備の状態がとてもよくなり、景観もとても美しくなった」と言っているそうです。

 さらに校長先生は、「JENの教育支援活動によって生徒たちの健康状態が改善し、その結果、学校の教育レベルも上がることになる」とおっしゃいました。わたしも、常々、健康は子どもたちが得る最も大切な財産で、かれらの成功への最初の一歩だと考えています。健康でいられることにより、生徒たちは勉強に集中できるのです。

 今回のミーティングでは、多くの保護者から感謝の言葉をいただきました。ある保護者は、「以前はきれいな水が無くトイレも悲惨な状況だった。それが今では子どもが『家のトイレよりも学校のトイレの方が好き』というほどです」とおっしゃいました。

 特に、衛生教育の一環として行われた掃除道具と衛生キットの配布を喜ぶ方が多く、「子どもたちが、学校だけでなく家庭でも清潔さを保つことの大切さを理解するのに大いに役に立つ」というコメントをいただきました。

 学校で学んだことが家庭にも普及しているということを、わたしはとても嬉しく思います。

【きれいになったトイレの前で】
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 JENエンジニア バッサム

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9月 12, 2013 学校建設・修復, 水衛生環境改善, 衛生教育 |

2013年8月15日 (木)

イラクの子どもたちのために、そしてイラクの平和のために


 1か月続いたラマダーンが終わり、私たちはイド・アル=フィトゥルという断食の終了を祝う祭りの日を8月10日に迎えました。
 この日は、全世界のイスラム教徒がお祝いをする、とても素晴らしい1日のはずなのですが、同じ日に、首都バグダッドとその周辺のシーア派のイスラム教徒が多く住む地域で爆弾テロや銃撃などがあり、数十名が亡くなりました。ニュースなどから得た情報によると、今年のラマダーン期間中は、イラク全土での爆弾テロや銃撃などのテロ行為による死者が1000人を超え、2008年以来最も危険な状況となってしまいました。7月下旬には、バグダッド近郊の刑務所が襲撃にあい、500名以上の囚人が逃げ出すという事件もありました。
 
イラクでは、なかなか平和への道を進むことが出来ないのが、とても残念であり、悲しくもあります。


 みなさん、1970年代、80年代前半におけるイラクの教育システムは、中東地域諸国の中でも優れたものであったことはご存知ですか。学校の建物も教育カリキュラムも申し分ありませんでした。しかしその後の湾岸戦争、イラク戦争などの紛争、そしてイラクに課せられた長年の経済制裁により、国内の経済・社会基盤は破壊され、もちろん教育の分野にも多大なる影響が出ました。
 イラク戦争が終了した後の2003年以降も、政府による教育分野での復興はなかなか成し遂げられず、破壊された建物はそのままで、増加する生徒に対して新しい教室を建てる資金もなく、1970年代のイラクの教育レベルに戻ることは、夢のまた夢でした。


 それでも、イラク社会の回復と復興のためにも、そして暴力のない平和な社会を築くためにも、イラクの未来を担う子どもたちに健全に学べるスペースを用意することはとても重要です。だからこそ、どのような困難な状況の中でも、JENがイラクの小中学校において、建物や設備の修復をし、教育環境の整備や生徒への衛生促進のサポートを行ってきたことは意義があると感じています。

 JENは、現在進めているプロジェクトで最後となる女子中学校の修復工事をすすめています。この学校はバグダッドの南に位置するバビル州にあります。先週、老朽化していたトイレの壁や洗面所のタイルを除去し、また、新しい水道管や水タンクを設置することができました。この学校では、すでに衛生教育が行われているので、学校の設備の修復工事が完了し、女子生徒たちが授業で学んだことを実践できる日がくるのを楽しみにしております。

 まだまだ修復が急務となっている学校はイラク中にありますが、一つずつ丁寧に、子どもたちの学習環境を改善していきたいと思っています。

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【女子中学校の生徒たち】
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【学校内の壁に貼られた衛生促進ポスター】
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【衛生教育を受ける生徒たち】
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8月 15, 2013 学校建設・修復, 政治、経済、治安, 衛生教育 |

2013年7月18日 (木)

学校内に安全で快適なトイレを!

 イラクにおける校舎・衛生施設の修復および衛生教育事業に対する皆様のご支援ありがとうございます。

 JENはこれまで200校を超える小・中学校において、教育環境・衛生環境の改善のための活動を行ってきました。

 6月6日に紹介した女子中学校も、JENの支援事業により校内環境が劇的に向上した学校のひとつです。

【改修前】
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【改修後】
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 事前の学校調査の最中、私は多くの女子児童がトイレの使用のために自宅に帰る姿を目にしました。また、自宅まで距離のある児童においては、水のボトルを手に、校舎の周りに設置された柵の周辺で用を足す姿も見受けられました。女子児童が一生懸命にトイレの代わりなる場所を探す姿を目にすることは、とてもつらいものでした。
 学校側は県の教育局に何度も施設の改修を依頼しましたが、教育局の財源も限られていたため、このような困難な状況がこれまで長い間ずっと続いていたといいます。

 このため、学校長は当初、JENによる施設修復の話をなかなか信じられませんでしたが、JENが行った修復工事により、配電線が整備され、屋根、扉を含むトイレ施設が実際に生まれ変わった姿を目にした時、とても感謝したとのことです。

ヤシン(JENチーフエンジニア)

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7月 18, 2013 学校建設・修復, 水衛生環境改善, 衛生教育 |

2013年7月 4日 (木)

JENのイラク事業

 JENは現在イラクで活発に活動を行っている団体のひとつです。勤勉性、高品質の日本車、高い産業力等を理由にイラク国民は日本に対し高い信頼をおいていますが、JENの活動も各事業地で高く評価されています。

 JENはバグダッド県内ではもちろん、広くイラク全土にまたがって、多くの学校修繕事業を行ってきました。JENによる学校修繕は、事業の各段階における適切な管理監督と丁寧で質の高い仕上がりにより、他団体と比較して効果が高いと評価を受けています。

 JENの事業効果は、新学期を迎えた児童の行動にも現れています。学校によると、多くの児童が新しく生まれ変わった学校に愛着を持ち、施設をきれいに維持することを心がけており、日々の勉強への取り組みにも意欲的に取り組んでいるとのことです。

 学校修復と同時に衛生教育も行っており、児童生徒は基本的な応急手当や病気を防ぐための基本的知識・方法を学びます。衛生行動の促進とその継続を目的に清掃道具及び衛生キットの配布もしており、事業内容の充実ぶりに学校側から多くの謝辞が寄せられています。

 事業の完了後にも、学校環境向上を継続するためのフォローアップを行うという大切な役割があります。

 2月と4月に紹介した小学校では、水衛生設備の修復工事に続き、衛生教育及び衛生キットの配布を完了しましたが、今後も学校側との協力体制の下、学校環境の向上に向けて支援を行っていきます。

JENエンジニア ハムーディー

【修復が完了した小学校のトイレ】
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【修復工事が完了した小学校の手洗い場で行われる衛生指導の様子】
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 この事業は、外務省と皆様のご支援で進められています。




【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

7月 4, 2013 学校建設・修復, 衛生教育 |

2013年6月 6日 (木)

JENに寄せられた感謝のメッセージ

 ディヤラ県のある女子中学校の水衛生施設は、生徒・教師ともに使用ができないほどに状態が悪く、学校教育を行う上で大きな問題となっていました。このため学校長は県の教育局に何度も足を運び、施設の改修を依頼しましたが、様々な理由により長いあいだ改修は行われませんでした。
 

JENが教育省及び教育局との合意のもと、この学校の改修事業を行うことになり、長年問題であった水衛生環境がようやく改善されました。下記写真の通り行った改修工事は、学校側から「予想していた以上に質が高く丁寧な仕事であった」と高く評価されました。

【事業実施前】
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【実施後】
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 また、JENは生徒の衛生意識の向上及び施設の適切な維持管理を目的に、教員向けトレーニング、生徒向け衛生セッション及び清掃用具の配布を併せて実施しています。学校側とのミーティングでは、JENの活動に対する感謝の言葉が多く寄せられました。

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 そして衛生ソングの撮影のために学校を訪問した際には、この日のために準備されたというJENに対する感謝メッセージが生徒たちから送られました。

【JENへの感謝メッセージを披露する生徒たち】
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JENプログラム・オフィサー バスィム・ユスィフ・ジャコブ


【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

6月 6, 2013 学校建設・修復, 衛生教育 |

2013年4月25日 (木)

世界保健デーの式典に出席しました

 2013年4月8日から11日にかけて、ナジャフ県で世界保健デーのイベントが開催されました。これにあわせて体育総局、環境教育総局及び学校保健総局による式典が行われ、JENは教育省からの招待を受けて式典に出席しました。

 2013年の世界保健デーのテーマは高血圧。世界では成人の3人に1人が高血圧を発症していますが、イラクにおいても幅広い年齢層に蔓延しています。世界保健機関(WHO)の発表によると、イラクでは死因(死亡の理由)の50%が高血圧を理由としており、4百万人が発症しているとされています。このため、WHOは、イラクの人々に対し、予防に向けた食習慣の改善を呼びかけています。

 【生徒作:食習慣の見直しを問いかける啓蒙ポスター】
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 式典では、教育総局の事業紹介とともに、生徒による保健・衛生及び環境保全をテーマとした絵画の展示や寸劇が行われました。

【生徒による寸劇「危険な友だち」(=塩度の高い食べ物)】
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【生徒による寸劇:「高血圧の裁判」】
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 ファウズ・ラジャブ・タウフィーク博士による式典の開会スピーチでは、「児童の衛生意識の向上を促すJENの活動を高く評価する」とのコメントがありました。

 

【ディアラ及びキルクーク教育局の環境教育及び学校保健の担当者と、JEN職員3名】
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バスィム・ユスィフ・ジャコブ
(プログラム・オフィサー)

4月 25, 2013 衛生教育 |

2013年4月11日 (木)

治安は悪いけれど、平和を願って活動を続けています。

 2月28日にも紹介した小学校で、現在も活動が続いています。

 この学校での活動において一番の問題は治安状況です。学校の周りの道路が自爆テロを防ぐためにコンクリートのブロックで封鎖されており、建設業者が資材を運んだり、私たちJENのスタッフが現地に行くのでさえ非常に時間がかかります。

 3月19日はサダム・フセイン政権が崩壊した米国主導のイラク侵攻から10年にあたるのですが、バグダット内外では60人は死傷するという過去半年で最も大きな被害を出した自爆テロが発生してしまいました。

 イラクはまだ不安定な状態にあります。石油資源が豊富なキルクークをめぐるクルド自治区と中央政府との対立問題は激しい暴力を伴い、未だ安定した国づくりへの道のりを長く感じさせる現状があります。

 そんな中、この小学校では工事を行うにあたり、校長補佐がJENのエンジニアと建設業者に大いに協力してくれました。校長補佐は今回の補修工事を大変喜んでおり、よりよいものとなるよう積極的に工事のフォローアップをしてくれています。

【話し合いをする校長補佐、JENエンジニアと建設業者】
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 JENはまたこの学校で衛生教育も行っており、生徒たちは病気を防ぐためにはどうすればいいかを学びます。生徒たちは、JENが配布した衛生教材や衛生キットを受け取りとても喜んでいました。

【小学校の生徒たち】
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 この事業は、外務省と皆様のご支援で進められています。

 JEN エンジニア ハムーディー

4月 11, 2013 学校建設・修復, 衛生教育 |

2013年3月28日 (木)

学校でのガーデニング

 現在、イラクの教育省は学校での庭造りに力を入れています。この活動は教育省の中の教育環境局と学校保健局が「学校の庭造り課」として担当する事業です。

 各学校における庭造りは、「学校の庭造り課」が継続的にフォローアップすることで活気づいています。年一回開催される、イラク国内の学校対抗でどれだけ美しい庭を造れたかを競う「庭造り選手権」がその代表です。

 現在イラクの小中学校で行っているJENの衛生教育活動では、衛生行動とともに環境問題にも触れています。その中で、学校や家に植木などを植えて、美しく保つのが楽しくなるように工夫しよう、ということを伝え、楽しく継続する重要性を強調しています。

 教育省やJENの学校の環境への意識を喚起する活動により、たくさんの教師や生徒たちが学校でガーデニングを始めました。写真の風景は、バビル県の中でも特に庭造りに力を入れている学校の様子です。

【A女子小学校】
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【B後期中学校】
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【C女子小学校】
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 現在活動中のJENの事業対象校で庭造りに積極的に励んでいる学校は、バビル県にあるD前期女子中学校です。これから生徒たちとともに庭がどんどん成長するのが楽しみですね。

【これからどんどん成長するD前期女子中学校の庭】
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写真⑤

3月 28, 2013 衛生教育 |

2013年3月14日 (木)

衛生教育始まりました!

 周知のとおり、現在イラクの治安状況は悪化しており、JENが活動を行っている5県でも2か月以上にわたり暴動やデモが頻発しています。
その影響を受け、ディアラ県・アンバール県においては頻繁に道路の封鎖がなされていますが、そんななか治安状況に注意を払いつつ、ディアラ県及びアンバール県の4校で衛生教育を行いました。

 初日はJENの衛生教育専門家が先生向けに衛生教育の訓練を行い、次の日には訓練を受けた先生が生徒に対して実際に衛生授業を行いました。授業では、生徒たちが学校をきれいにすることや環境の大切さを知り、衛生的で健康な生活のためには必要な行動をとれるよう、石鹸や歯ブラシといった衛生キットに加え、JENが教育省と協力して作成した衛生教育用小冊子・ポスターが配布されました。

【衛生授業を真剣に聞く生徒たち】
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 先生向けの衛生教育訓練には、教育省・県教育局の職員も出席し、「JENの活動は教育環境の改善、衛生と環境に対する意識の向上に大きく貢献している」と、活動の成果を高く評価してくださいました。

【教育省・県教育局職員同席のもと、先生向け衛生教育訓練を行うJEN衛生教育専門家】
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 この事業は、外務省と皆様のご支援で進められています。

 
 プログラム・オフィサー バシム・ユースフ

3月 14, 2013 衛生教育 |

2013年2月21日 (木)

修復作業が本格的に始まりました

 イラクでは、今期も前期と同様に5つの県の10校の小中学校にて、壊れていたり使えなくなっている教室や水施設を修復し、衛生教育を行います。
今週、第1校目として北部にあるキルクーク県の中学校において、水施設の修復工事が始まりました。

 使えない洗面台を砕いていきます。
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 修復に使うセメントが届きました。
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 再利用できるものは再利用、使えなくなってしまったものは処分して、生徒たちが気持ちよく使えるトイレや洗面所を作っていきます。
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 これから洗面所の土台を作って、水道管をつないで、タイルを貼って、完成に向けて作業を続けていきます。

2月 21, 2013 学校建設・修復, 衛生教育 |

2012年11月15日 (木)

腕組み

イラク事業では、現地の小学校や中学校を対象に支援を行っています。本部にはたくさんの活動の風景や、生徒たちの写真が送られてくるのですが、子どもたちがとても真剣な顔をして腕組みをしている風景が多くあります。

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実はこれ、イラクでの礼儀正しい姿勢だそうです。小学生も中学生も、しっかり腕を組んで、先生たちの話を聞いていますね。

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11月 15, 2012 文化、生活、習慣, 衛生教育 |

2012年11月 1日 (木)

広がれ!はみがきの輪

 先週に引き続き、衛生教育後半がどんどん進んでいます。学校には手や体を洗うことの大切さを伝えるポスターを掲示してもらい、JENのスタッフがイラク教育省と一緒に開発した卓上ゴミ箱やはみがきメダルと一緒に、歯ブラシや歯磨き粉、タオルなども衛生キットとして生徒たちに配られます。

【衛生キットを受け取りました】
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【衛生促進ポスター】
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 それらを使って、改修された洗面所ではみがきの練習をします。きれいになった洗面台、水の出るようになった洗面台は、歯を磨くのも気持ちよく行うことができます。

【JENスタッフもしっかり指導しています】
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【もらった歯ブラシで歯を磨く練習をします】
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 歯の裏まで磨けるかな?学校で衛生の大切さを学んだら、みんなお家に帰って家族に学んだことを伝えます。そして、家族の方々に子どもたちの歯ブラシを買うことの大切さを伝え、みんなではみがきをしてもらうのを目的としています。
 こうして、事業が終了した後も、みんなが手を洗ったり歯を磨いたりすることの大切さを忘れないように工夫しています。

【歯の裏まで上手に磨けたかな?】
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【はみがきカレンダーで毎日磨きます!】
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11月 1, 2012 衛生教育 |

2012年10月25日 (木)

地域全体で見守る学校へ

 イラクでは10月に新学期が始まります。新しい学年に進級するとともに、衛生教育の後半授業が始まりました。
 これは、衛生施設の修繕を行った学校で4月に行われた前半授業の続きになります。教育省や教育局、そして教師が一丸となって、衛生知識に関する教育の方法や教材を、どのようにしたら子どもたちに伝えやすくなるかを考えながら開発してきました。以前にご紹介した手作り教材を使って、ワクワクしながら楽しく学べるように努力しています。

【自分たちで開発した教材を使って、どうやったら楽しい授業になるかを試行錯誤しながら考える教師たちとJENスタッフ】
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 また、衛生教育を行った学校では、教師と子どもたちの保護者から成るPTAも組織し、生徒を通じて家族やコミュニティにも衛生知識と習慣が広がるように取り組んでいます。PTAのメンバーは、修繕されたトイレや洗面所がきれいに保たれているかを定期的に見回りに来ます。このように、学校が教師だけでなく、保護者の目からも見守られることで、コミュニティ全体で子どもたちを育てる環境が出来上がると信じています。

【卓上ゴミ箱を作る生徒たち】
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 JENの事業対象となった学校の先生方は、学校設備が修繕され、衛生教育が行われて生徒たちの習慣が改善されていく様子を見て、かつての自分たちのような状況にある他の学校すべてが改善されることを願っている、と話していました。JENはイラク全土の学校における子どもたちの学習環境が改善されるよう、今後も一歩一歩努力を続けていきます。

【歯ブラシメダルと衛生キットを受け取った生徒たち】
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10月 25, 2012 学校建設・修復, 衛生教育 |

2012年10月 4日 (木)

子ども達に衛生教育に親しみを持ってもらうこと~ソングコンテストを通して~

 「子どもたちがもっと簡単に、そして楽しく衛生習慣について学べるようになると、その知識がもっと彼らに定着するのではないだろうか。」
JENスタッフが教育省の職員たちと、衛生促進ワークショップの内容についてミーティングの中で画期的な意見が飛び出しました。

 「正しい衛生習慣を歌にして子どもたちが歌えるようにすれば、大切なことを楽しく覚えることができ、彼らも習慣に親しみがわくのではないか」との考えから、イラクのJENが活動する5県を対象に、衛生習慣に関して歌を作成する取り組みが教育省主催で開催されました。

 2003年より、JENはイラクの教育省とともに衛生教育を続けてきました。その長年の積み重ねの中で、JENの一方的なアイディアだけでなく、現地教育省も自発的にアイディアを発するようになり、ついにはこのような画期的なイベントの実現に発展したのです。JENが活動を続けてきたバグダッド県、アンバール県、バビル県、ディヤラ県、キルクーク県の5県の教育局対抗で衛生習慣を促進する歌を作り、コンテストが開催されました。

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 コンテストの結果は、歌詞のフレーズが分かりやすく、メロディーも親しみやすく仕上がった、ディヤラ県の衛生局が作成した歌が一位となりました。
現在、なんとその歌がイラク全土の教育局に紹介され、各地の子どもたちへの衛生教育の普及に使用されています。

10月 4, 2012 衛生教育 |

2012年7月12日 (木)

手作り教材が届きました!

JENがイラクの教育省と一緒に作った衛生促進授業の教材がついに完成しました。今行われている事業の中で、これらの教材を生徒たちに配布し、みんなでどうやったら衛生的に生活できるかを学び、衛生的な習慣をつけていこうと思っています。

小学生に配られる教材は二つ。まず、歯みがきをすると先生がチェックの印をつけてくれる歯みがきカレンダーです。印をつけてもらえるのを励みに、ので、みんな頑張って毎日歯みがきを続けてくれることを願って作りました。

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二つ目の教材は、卓上ゴミ箱です。授業中に出てくる鉛筆の削りかすやちり紙などのゴミを各自このゴミ箱にため、一日の終わりにその中身を学校の大きなゴミ箱に捨てに行きます。これは、床にゴミを捨てずに自分たちの周りをきれいに保つ練習です。

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JENはこれからも生徒たちの衛生的な習慣を促進するような活動を続けていく予定です。この小さな子どもたちへの取り組みが種となり、衛生的な習慣がコミュニティ全体にどんどん広がり、みんながもっと健康的な生活習慣を身につけるようになると信じています。

7月 12, 2012 衛生教育 |

2012年4月26日 (木)

衛生促進ワークショップが始まりました。

 今月半ばより衛生促進ワークショップが始まりました。小中学校の先生を対象にうがいや手洗いなど、日常生活のなかでの大切な感染症予防の大切さを伝えています。また、夏には気温が50度近くにもなるイラク。食中毒を防ぐために食品の適切な保存方法や調理の仕方なども同時に教えています。

 衛生促進ワークショップに参加した先生たちは、その後生徒たちに衛生についての授業を行います。ジェンは先生による衛生授業を見学し、子どもたちに衛生に関する知識、教材の内容がきちんと伝わっているのかのモニタリングを実施しています。

【A secondary schoolでの様子をご紹介します】

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4月 26, 2012 衛生教育 |

2012年4月12日 (木)

衛生促進ワークショップの教材

 ジェンは現在、イラクの5つの県で小中学校の学校修復と衛生促進事業を行っています。

 衛生促進事業では、うがいや手洗い、歯磨きの大切さなど日常生活の中でできる感染症予防対策を広めています。衛生促進事業のなかで使われる教材は、イラクの教育省との話合いのもとに作成されたJENオリジナルのものです。

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 3月末、教育省と何度も話合い、内容やデザインを吟味した衛生教育教材の認可がおりました。教育省の認可がないと教材の印刷をすることができないので、ようやくこれで印刷会社に教材の作成をお願いすることができます。

 この教材を使った衛生教育ワークショップは、4月の後半から各学校で実施される予定です。

4月 12, 2012 衛生教育 |

2011年11月17日 (木)

新事業のスタート

 昨年の12月から始まった、イラクの5県・19校を対象とした学校修復・衛生促進事業が10月末に完了し、11月より新事業がスタートしました。

 引き続きJENは、イラクの学校における水・トイレまわりの修復、衛生促進事業に取り組んでいきます。

 新事業では、これまで活動を行っていたバグダッド県、ディアラ県、アンバール県、キルクーク県、バビル県の5つの県(緑色)に、サハラディン県、ワシット県の2県(紫色)を加えた7つの地域で学校修復、衛生促進事業を行う予定です。

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 現在ヨルダンに来ている海外事業部長とバグダッド事務所長が、新事業をどう進めていくかについて話し合っています。

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 ===== ご報告 =============

 平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。

 これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、

 支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。

 詳しくは、こちら

11月 17, 2011 学校建設・修復, 衛生教育 |

2011年8月11日 (木)

イラクの縮図:キルクーク

JENの活動地の一つであるキルクークを紹介したいと思います。

 キルクークは、バグダッドから北へ230キロ、車で3時間のところに位置しています。
 人口は約60万人。アラブ、クルド、トルクメン、アッシリア(キリスト教徒)などいろいろな民族の人々が暮らしています。そしてイラク最大の油田がある場所として知られています。その民族構成の複雑さと石油の利権が絡みあい、現在も政治的な争いが絶えません。

 

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 JENはここキルクークでも、子どもたちが衛生的な水やトイレを使うことができるよう、学校の修復作業と感染症予防のための衛生ワークショップを行っています。

 修復を終えたB小学校の校長先生であるDさんは、


 「学校の水道・トイレまわりが修復され、きれいになったことをとてもうれしく思います。

 キルクークはクルド、アラブ、トルクメンなど様々な民族で構成されています。 もしどれか一つの民族だけに支援が集中してしまうと、対立が生まれる危険性があります。

 JENが民族に関係なく活動を行ってくれていることに感謝しています。

 そして、早く子どもたちが、一つの教室で机を並べて勉強できる日が来てほしい」

 と述べました。

 

 現在キルクークでは、アラブ、クルド、トルクメンなどそれぞれの民族が自分たちの言語(アラビア語、クルド語、トルクメン語)で教育を行っているため、子どもたちは民族に分かれて勉強しています。

 複雑な民族構成・宗教事情から「イラクの縮図」とも云われるキルクーク。子どもたちが民族に関係なく一緒に勉強できる日が早く来ることを願うばかりです。

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 学校で歯磨きの練習をするキルクークの子どもたち

====== ご報告 =============

平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。

これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。
詳しくは、こちらへ

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8月 11, 2011 文化、生活、習慣, 衛生教育 |

2011年6月16日 (木)

イラクから日本へのメッセージ

 先日、衛生キットを配布するためにいくつかの学校を訪問しました。すると、先生や生徒たちが

「We Love Japan、and we shere your sorrow(日本を愛しています、あなた方の悲しみを共に分かち合います))、

「We support you、as you always support us (あなた方を応援しています、いつもあなた方が私たちを応援してくれているように)」、

「Help our Japanese friend (日本の友達を支えよう)」という横断幕を持って出迎えてくれました。

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 そのうちの何人かに話を聞くことができたので紹介します。


・Aさん(4年生):私は日本の人が大好きです。日本の人たちが私たちの学校を支援してくれました。日本で起きたことをとても悲しく思います。

・Bさん(4年生):日本の人は、とてもいい人たちです。私は日本の人が大好きです。


・Cさん(6年生):ニュースを見て、何かできないかと思い友達と一緒に募金をしました。私たちの募金では足りないことは分かっています。けれども、心は日本の人々と一緒にいます。

・Dさん(教師):海外で何か自然災害が起きた時、いつもは冷静に見ることができました。しかし今回日本で起きたことを聞きとてもショックを受けました。日本は平和な国であり、技術支援や人道支援を様々な国で行ってきました。JENの活動もそのうちの一つだと思います。

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 訪問先の学校からの帰り道、私たちはとても勇気づけられ、これからも引き続き支援をがんばっていこうという気持ちになりました。そして近い将来、横断幕を持って日本の人たちを応援してくれた彼らに、日本の復興をニュースとして伝えたいと思います。

6月 16, 2011 衛生教育 |

2011年1月20日 (木)

学びはコミュニケーションから

保護者や教師、子どもたちに聞き取り調査を行うと、よくこんな話を耳にします。

「歯は虫歯になってから治療する、病気になったら薬を飲む」


Lecture_for_teachers_at_babil_2 せっかく安全な学校で楽しく勉強をしていても、歯が痛かったり、下痢が続くと授業に集中できなくなります。
JENは、子どもたちを対象に健康管理の方法を伝えることで、コミュニティ全体の衛生環境の改善をもたらしたいと願っています。

2010年は、バグダッド市および隣接するアンバール、バベルが支援対象地域でした。トイレや給水施設の設置や改修と、「衛生促進ワークショップ」を行いました。10月から11月にかけて、小学校の教員を対象に行ったワークショップでは、参加した教員同士、ときにはJENのスタッフも交え、感想や要望、または提案など、活発な意見交換を行いました。この中で、広域での開催要請、つまり他の学校や保護者・コミュニティにも伝えたいという声を多く聞きました。

 使用した教材についても、現役教員の視点から提案を頂きました。今後、より効果的な衛生教育を教員自身が行う上で、このような振り返りを行うことはとても大切です。

 12月に入り、JENは活動地域をキルクーク県、ディヤラ県まで拡大しました。イラク中部・北部の5県での学校修復・衛生教育の開始です。’10年の支援の振り返りを収穫ととらえ、これから始まる新事業にも活かしてゆきます


(ニュースレターNo.44より抜粋)

1月 20, 2011 衛生教育 |

2010年12月 9日 (木)

新事業がスタートしました!

Ocha_nabukhthnassir_primary_lec  支援者の皆様、UN-OCHA、外務省にご協力いただいておりました学校修復・衛生促進事業がそれぞれ、10月末と11月末に完了いたしました。ありがとうございました。

 

001_2    そして、12月1日から新たな事業が開始となりました。本事業では首都バグダッド北東に隣接するディヤラ(Diyala)県とバグダッドから北上した所に位置するキルクーク(Kirkuk)県が新たに活動場所として加わりました。(バグダッド、バビル、アンバール、ディヤラ、キルクークの計5県)

 この2県は治安上国際支援が行き届いていません。ディヤラは2006~07年にかけて激戦地となっていたため、多くの学校が破壊されたと伝えられています。また、イラクで最も基本的な社会サービスを享受できていない県とも言われています。
 避難民、帰還民、多様な民族(アラブ、クルド、トルクメン)が混在するキルクークでも、ニーズに対し国際支援が依然不足しています。2007年にイラクで大流行したコレラの約60%が、この県で確認されました。イラクの中でも非常に人口密度が高い県ですので、再度コレラが流行した場合、その感染率が高くなることが懸念されます。

Ws_hand_wash_al_nather_primary  コレラをはじめ水を媒体とする病気は、衛生環境が整っていれば十分に予防できるとされています。JENは機能していない水・衛生設備の修復とともに、衛生に関する注意を喚起する事業を手掛けて参ります。

12月 9, 2010 学校建設・修復, 衛生教育 |

2010年11月25日 (木)

衛生促進ワークショップを開催しました

101125_lec_for_alwafaa_2   10月初旬から事業対象全25校への衛生促進ワークショップを行いました。

 

   

101125_lec_for_students_at_mofa_y_2  それぞれ日程は2日間、先生方が主な対象です。初日にレクチャー、2日目はレビューと子どもたちへの実際の指導方法を内容として組み込みました。

 授業の合間をぬっての開催でしたので、参加者の先生方には少し忙しいものだったかもしれません。遅れてしまった先生に対し「あなたがいなかった間に、良い話が聞けたわよ!」と(時間通りに出席していた)別の先生が話し掛けていました。この何気ない一言が私たちJENにとってどれだけ嬉しいものだったことでしょうか。長い時間をかけて準備してきた衛生促進ワークショップが、参加者の皆さんに役立つものとして受け入れられたのです。

101125_booklets_for_primary_student  何度かこのブログでご紹介した教材や衛生キットを、このワークショップと同時に配布しました。教材の中身はMOTTAINAI Labのブログに写真を掲載しましたので、是非そちらもご覧下さいね。

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 本ワークショップは外務省、国連人道問題調整事務所、皆様のご支援により開催致しました。

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11月 25, 2010 衛生教育 |

2010年9月16日 (木)

新学期が始まる前に

 2学期が始まって2週間程経ちましたね。イラクの小中学生はあと2週間ほど夏休みを楽しみます。(バグダッドではまだまだ40℃前後の暑い日が続いています。)

 現在JENの活動は、衛生促進事業の最終準備段階にあります。
(詳しくは2/4ブログ7/22ブログをご参照下さい。)

100916hygiene_kit  清掃用具、衛生キット(石鹸、歯ブラシ等)の購入が完了し、残すところ教材の準備のみとなりました。内容をまとめ、挿絵を発注し、イラク教育省の承認を得て、印刷を行います。教材自体は、どの位の大きさが適当だろうか、紙質はどうするか、表紙には光沢があってよりしっかりした紙を使用した方が良いのではないか、等々細かい部分まで話し合いを重ねてきました。そして、夏休みが終わる頃に、印刷屋さんから完成品が届きます。

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 本事業は外務省、国連人道問題調整事務所(UN-OCHA)、皆様のご支援により実施しております。

9月 16, 2010 衛生教育 |

2010年7月22日 (木)

学校の修復と衛生ワークショップ

 現在JENは外務省の他に、UN-OCHA(国連人道問題調整事務所)とのパートナーシップによる事業を並行して行っております。今年の4月から10月末までの7ヵ月間に、バグダッドにある小中学校の修復と、衛生に関する意識を高める事業を行います。

 7月15日現在7校の修復が完了しました。この夏休みの間に、清掃用具・衛生キット(歯ブラシ・石鹸など)の購入や衛生ワークショップで用いる教材作成をします。9月末、新学期が始まり次第、衛生ワークショップを開催します。

 衛生ワークショップは、水を媒体とする感染症(コレラ等)やインフルエンザの流行の予防と、学校の清掃によって清潔を保つことの重要さを理解してもらう、という2つの目的があります。また、学校をきれいに保つことで、修復により改善された学校環境を維持することが可能になります。清掃用具や衛生キットは、学んだ知識を即実践してもらえるように配布します。

7月 22, 2010 学校建設・修復, 衛生教育 |

2010年2月 4日 (木)

教材づくり

 支援者の皆様と外務省のご協力によりバグダッド、アンバール、バビルの3県で行っている事業の準備のため、2名のイラク人スタッフが国際スタッフのいるアンマンに滞在していました。

100204_img_1280  滞在中は、主に衛生促進事業について話し合いました。ジェンがイラクで行っているのは、教員を対象とした衛生促進ワークショップと衛生キットの配布です。教員を通して生徒たちの病気予防(コレラや下痢など水を媒体とする感染症やH1N1インフルエンザの予防)に努めます。

 ジェンは、昨年の事業でも教員対象の衛生促進ワークショップを開催しましたが、本事業ではさらに、教材の準備・開発にも携わる計画です。教員が生徒に衛生知識を伝える際に用いる教材ですので、小・中学生向けのものとなります。過不足ない内容で、興味を引き付けられるような教材を目指し、話合いを重ねました。

 100204_school_at_babil イラクの子どもたちが、この教材を手に取る日が近付いています。

2月 4, 2010 衛生教育 |

2010年1月 7日 (木)

サナ・サイーダ!

 サナ・サイーダ(明けましておめでとうございます)!
 今年も笑顔いっぱいの一年になりますように。

 さて、バグダッドのプログラム・オフィサーからメッセージが届いておりますので、ご紹介したいと思います。昨年からJENのスタッフに加わった彼は、特に(教員を対象とする)衛生促進事業に携わっていました。JENで働くことを誇りに思っていると教えてくれましたが、その理由は…?

100107_dsc03307_s  「衛生プロジェクトでは活動の結果がすぐ現れ、イラクの人々に大いに貢献していることを感じるからです。教育省の人々も子ども達により良い教育環境を提供してくれたことに感謝していますよ。

 例えば、学校のトイレが使えるようになったので、その都度家まで帰らなくてよくなりました。また、今まで学校に清掃用具が配られたことはなかったけれど、今は違います。それから、衛生促進ワークショップは評判が良く、また実施して欲しいと依頼がきているんですよ。」

 2010年、JENは、バグダッドに加え、西に位置するアンバール県と南に位置するバビル県でも学校衛生施設の修復・衛生促進事業を行います。多くの子ども達の笑顔が見られるよう活動を続けてまいりますので、今年もご支援頂けますようよろしくお願いします。

1月 7, 2010 文化、生活、習慣, 衛生教育 |

2009年11月 5日 (木)

衛生ワークショップ開催

091105    支援者の皆さまと外務省のご協力により今年3月から開始した、バグダッドの小中学校17校の修復および衛生教育の事業が最終段階に入っています。

  現在は、ジェンのプログラムオフィサー(PO)が各学校を回り、2日間にわたる衛生ワークショップを行っています。これは、修復を終えて美しくなり、公共水道ともつながった水・衛生設備を、いかに生徒の健康に役立ててゆくか、そして、いかに長持ちさせるかといった点を学んでもらうものです。

091105_2   1日目は、各学校の先生たちを対象としたプレゼンテーションにより、先生方に衛生に関する基本的な知識や、コレラやH1N1といった感染症、そして清掃の大切さといったテーマについて学んでいただきます。

  2日目には、前日のレビューを行った後、代表の先生に、担任するクラスの生徒に対し衛生授業を行ってもらいます。先生方の工夫により、この授業には、ジェンが配布した歯ブラシセットや石鹸を用いて、手洗い場で歯を磨いたり手を洗ったりする実習もしばしば含まれます。

  このワークショップに参加した先生方は、これから各クラスでそれぞれ工夫に富んだ衛生授業を行う予定です。

11月 5, 2009 文化、生活、習慣, 衛生教育 |

2009年10月22日 (木)

「世界手洗いの日」

221009_  10月15日は、国連が定めた「世界手洗いの日」(Global Handwashing Day)。感染症の予防として手洗いの大切さを学ぶ日で、世界各地で様々なイベントが行われました。

 毎年、世界では150万人もの5歳以下の子どもたちが、下痢により命を落としています。そんな中、石鹸で手を洗うことにより、下痢発症率は40%低下させることができると言われています。(UNICEF,,2009)まさに、子どもたちの命を守るための、大切なイベントです。

 先日修復の完了したバグダッド市内の小中学校17校全校において、「世界手洗いの日」を中心とした1週間にわたり、子どもたちに手洗いの重要さを知ってもらうイベントを開催しました。水道水も出るようになった新しい手洗い場での石鹸で手を洗うセレモニーや、衛生をテーマにした絵画コンクールを行いました。国連機関からは、全世界統一デザインのかわいらしいポスターやTシャツのプレゼントもありました。221009__2

 イラクの子どもたちが手洗いを習慣として、コレラなどの感染症と無縁の生活を送ることができるよう、ジェンはこれからも衛生教育に力を入れていきます。

10月 22, 2009 衛生教育 |

2009年4月 9日 (木)

17校の修復開始

090407_3_low  2月16日よりバグダッド市内17校の学校修復事業を開始いたしました。

 3月末までに、ジェンのエンジニアが修復の対象となっている学校の調査を行い、生徒の安全面や健康面から必要な修復の詳細が、見積仕様書に組み込まれました。また、学校の先生方とも話し合いを繰り返し、先生の視点で必要と思われる修復箇所も仕様書に加えました。

 完成したプランを教育局に提出して承認を受けます。地元の建設業者数社に仕様書を送りました。2週間後、ジェンの事務所にて入札を行い、各校の修復を担当する業者を決定、ようやく契約を結ぶに至りました。現在すでに、6校の修復が始まり、順調に進んでいます。

 今回対象となる学校も施設の損傷がひどく、トイレにいたっては、全く機能していないところもあるようです。17校の子どもたちが安全で清潔な環境で学習できるよう、ジェンは引き続き支援活動を行っていきます。

4月 9, 2009 衛生教育 |

2009年1月29日 (木)

18校の給水設備修復が完了

090129__low  1月22日、支援者の皆様、ジャパン・プラットフォームからのご支援による小中学校18校の給水設備修復事業が完了しました。昨年同様、夏季にイラク全土で蔓延したコレラなどの水を媒体とする病気を防ぐための、洗面所や手洗い場、給水タンクなど水回りの設備を中心にした修復です。

 昼食前に、生徒たちが完成した手洗い場へとわれ先に急ぎ、手を洗う様子は圧巻です。嬉しそうに手洗いをする子どもたちを見ていると、衛生教育を通した「使いたくなる設備」の大切さを身にしみて感じました。

 ジェンは、現在UN-HABITATの協力のもと、バグダッド市内の最貧困層居住地域、サドルシティーの小中学校10校を対象に修復を行っています。

 これからも引き続き、イラクで最も高いニーズの一つである、学校の給水設備修復を継続していきます。

1月 29, 2009 衛生教育 |

2008年11月13日 (木)

モニタリングチームの訪問を終えて

081113_low  去る11月3日、2003年以降、遠隔管理体制で行ってきたイラク事業のモニタリングのために、このプロジェクトをご支援くださっているジャパン・プラットフォーム(JPF)の職員の方々がここジェン・アンマン事務所にいらっしゃいました。

 これまでに、ジェンはイラクの首都バグダッドにおいて小中学校84校の全体・部分修復に加え、衛生教育、学習机の配布、学校管理委員会の設立・活動促進などの事業を終了しました。現在進行中の事業においても、18校の修復が順調に進んでいます。ジェンのこれまでのプロジェクトでは、生徒75,000名、教員3,500名、労働者5,000名以上に貢献してきました。

 また、2004年にはバグダッド市内の下水処理施設6か所の修復を行い、こちらは10万人以上の市民と労働者400名の生活を支えました。081113_low_2
 
 この場をお借りしまして、長期にわたりご指導・ご支援を賜わりましたJPFの皆様、またJENのイラク事業をご支援してくださっている皆様に深く御礼申し上げます。

 JPFの事業は、今期をもって終了いたしますが、ジェンは今後も、継続して教育分野で優先順位が高いとされている学校の給水施設修復を行います。引き続き皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

11月 13, 2008 学校建設・修復, 衛生教育 |

2008年10月30日 (木)

コレラの蔓延

イラク国内では、今年8月以降、水を媒体とする感染症コレラの発症例が続々と伝えられています。
発症すると猛烈な下痢と嘔吐を繰り返し、子どもや老人が感染すると死に到ることもある深刻な感染症です。
コレラは不衛生な環境で特に蔓延しやすいといわれています。つまり、衛生に気をつけていれば感染も防ぐことができるのです。

実際に、国連によると、バグダット東部では、水道水を使えない人々が多く川の水などを頼らざるを得ないため、下痢の症状を訴える人が市内他の地域の3倍以上と伝えられています。
また、コレラの症例数も増加しています。2005年に大規模な蔓延が伝えられてからも、資金不足からなかなか衛生状況が一変せず、毎年変わらず夏季から秋季にかけての蔓延を繰り返しています。
バグダッド市内でも学校4500校のうち、水道にアクセスのある学校は半数ほどに限られているそうです。
ジェンがバグダッドで継続している小中学校の給水施設は、子どもたちが安心して飲める水にアクセスし、清潔な環境の下で学習することを目指しています。
これまでに修復した学校では、一件もコレラの症例は報告されていません。
これからも、1人でも多くの子どもたちをコレラやその他の水を媒体とした感染症の恐怖から守るため、ジェンはこの活動に引き続き取り組んでまいります。

(写真上:校舎横に設置された給水タンク:子どもたちの1週間分の水を確保できる。
 写真下:修復後の生徒用手洗い場:衛生ワークショップを通じて生徒の利用を促す)
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10月 30, 2008 学校建設・修復, 文化、生活、習慣, 衛生教育 |

2006年12月 7日 (木)

ビフォーアフター

現在バグダッドで小学校3校、中学校1校の修復を行っています。修復完了後、学校は生まれ変わったように美しくなりますが、中でもトイレには著しい変化が見られます。

 イラクでは、水道や下水処理施設が壊れたまま放置され、トイレが満足に使えない学校も少なくありません。イスラム教徒はお祈りをする際に体がきれいな状態になければならないこともあり、清潔好きです。水が流れない非衛生的なトイレを使うことは辛いにちがいありません。Photo_13

 JENが修復した学校の1つでは、戦争によって教師用トイレが全壊していたため、先生方が隣家に用を足しに行かなければならず、不便な思いをされていました。女子生徒が不潔なトイレが原因で学校に行きたがらないという事態もあったようです。JENはトイレの修復にあたり、汚れが簡単に洗い流せるタイルを張るようにしています。

 きれいな学校で子どもたちが気もちよく勉強に集中できますよう、これがJENの願いです。Photo_12

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12月 7, 2006 学校建設・修復, 衛生教育 |

2006年8月 3日 (木)

ぬり絵効果

1_36  2月中旬にJENが修復事業を行った小学校3校でポスターとぬり絵ができる衛生教育用パンフレットを配布しましたが、4ヶ月程経過した後その効果について調査を行いました。まずは、2年生の男子児童2人の声を紹介します。2_22

 「ぼくはパンフレットから学んだことを実行していて、ぬり絵をし終わった後は大切にファイルに閉じています」
 「色のぬり方も覚えたし、歯をきちんと磨いて、トイレに行った後は手を洗うようにしています」

 ぬり絵は子どもたちには好評だったようです。先生方からも、児童に具体的にどのように行動すべきなのかを伝えるのにパンフレットが役立ったとの感想をいただきました。教育は継続的に行っていくことが重要ですが、先生方からも衛生教育に対してJENがプロジェクトを続行してくれないかとの要望が出されています。

 イラクは、もともとは教育制度が整っていた国です。JENはプライドをもって指導を行っている先生方の意見を取入れながら、衛生に対する意識が向上するよう学校教育に今後も協力していくつもりです。

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8月 3, 2006 衛生教育 |

2006年3月 2日 (木)

衛生教育用パンフレット&ポスター完成!

2  現在、国連児童基金(ユニセフ)との協力の下進められている小学校3校の修復事業において、各校の衛生教育に使用するパンフレット約2,000冊及びポスター45枚が完成しました。この衛生教育は、修復され、きれいになった学校の衛生状態を持続的に維持・向上させることを目的としています。JENはこれらのパンフレット及びポスターを現地のニーズ、特性に合わせて作成しています。4



 まず、パンフレットの作成にあたっては、衛生教育や他機関の類似プロジェクトについて情報収集を行った上で、バグダッド事務所の担当スタッフとアンマンにて打ち合わせを行いました。打ち合わせでは、各校の衛生状態や問題点、イラクの文化的特性を考慮した上で、手洗い励行等パンフレットに記載する6種類の内容を決定しました。また、子どもたちが校内の衛生向上に興味を持って取り組めるよう、デザインをシンプルにし、塗り絵用のページを設け、色鉛筆とセットにして配布します。

 そして、ポスターについては、パンフレットに記載された内容のうち、特に重要と思われる3種類を選んで作成しています。1種類あたり5枚作成し、1校あたり15枚のポスターが校内に貼付される予定です。

 このように準備されたパンフレットとポスターは、2月中旬に各校に配布される予定です。また、JENはこのような事業をただ行って終了するのではなく、事業の質の更なる向上を目指して、ユニセフと共同でモニタリング・評価を行うことを予定しています。

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3月 2, 2006 衛生教育 | | コメント (0)