【緊急支援】 モスル解放作戦を逃れ、キャンプに避難した人びとへ、緊急支援を行っています
サラハディーン県の「臨時キャンプ」では、2016年10月17日より開始されたモスル解放作戦によりモスル市周辺の自宅を追われた人々や、ニネワ県とサラハディーン県の県境から逃げてきた約1,800世帯(約10,000人)が、建設中の建物内へ一時的に避難しています。
10月以降、国連機関による支援が始まりましたが、避難民の流入は増加の一途で、施設が不足しています。現地は1月に入り最低気温が連日、零度近くまで下がっています。春の訪れまでに緊急の越冬支援が必要です。
避難民が暮らす建物のことを、私たちは「臨時キャンプ」と呼んでいます。難民キャンプではなく、国内避難民キャンプでもなく、本当に急に必要になったために、自然発生的にできたキャンプだからです。
これらは、難民キャンプのように準備が整ってから定員の数の人びとを受け入れる、といった整然とした体制で運営されていません。そのため、たとえば、建設途中の建物や学校などの公共の建物もあります。JENが活動しているキャンプは、建設途中のものなので、窓や内側のドアは完備されていません。
JENは、この臨時キャンプに暮らす人びとへプラスチックのシートを配布し、冬の寒さに対してでも風雨をしのぎ、安心して生活ができるようにします。また毛布とベッドマットレスも配布します。
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