« 2017年1月 | トップページ | 2017年3月 »

2017年2月28日 (火)

【緊急支援】 モスル解放作戦を逃れ、キャンプに避難した人びとへ、緊急支援を行っています

0228_

 サラハディーン県の「臨時キャンプ」では、2016年10月17日より開始されたモスル解放作戦によりモスル市周辺の自宅を追われた人々や、ニネワ県とサラハディーン県の県境から逃げてきた約1,800世帯(約10,000人)が、建設中の建物内へ一時的に避難しています。
 
 10月以降、国連機関による支援が始まりましたが、避難民の流入は増加の一途で、施設が不足しています。現地は1月に入り最低気温が連日、零度近くまで下がっています。春の訪れまでに緊急の越冬支援が必要です。
 
 避難民が暮らす建物のことを、私たちは「臨時キャンプ」と呼んでいます。難民キャンプではなく、国内避難民キャンプでもなく、本当に急に必要になったために、自然発生的にできたキャンプだからです。
 
 これらは、難民キャンプのように準備が整ってから定員の数の人びとを受け入れる、といった整然とした体制で運営されていません。そのため、たとえば、建設途中の建物や学校などの公共の建物もあります。JENが活動しているキャンプは、建設途中のものなので、窓や内側のドアは完備されていません。
 
 JENは、この臨時キャンプに暮らす人びとへプラスチックのシートを配布し、冬の寒さに対してでも風雨をしのぎ、安心して生活ができるようにします。また毛布とベッドマットレスも配布します。
***
 
▼JENのイラクでの活動について、こちらをご覧ください
 
 
▼緊急寄付を受け付けています。ご寄付は、こちらから
 
 

2月 28, 2017 国内避難民支援緊急支援支援物資配布 |

2017年2月16日 (木)

昨日、キルクークでは雪が降りました。雪は朝から午後まで続き、キルクーク全体が雪で覆われました。降り始めから3時間後、雪はやみましたが、気温は0度となり、非常に寒かったです。キルクークで雪が降ったのは2008年以来です。

避難民は、ほとんどがキャンプに住み、この寒さをしのぐこともできず震えています。全ての避難民が早く家に帰ることができるよう願います。世界中の人たちが彼らに、そしてイラクに、手を差し伸べてくれますように。

20170216_iq_snowman

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

iraq

▼郵便振替の場合は↓

口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

*通信欄に「イラク」とご記入ください*

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

2月 16, 2017 文化、生活、習慣 |

2017年2月 2日 (木)

おたふくかぜの流行

 学校で様々な感染症が生徒の間で流行しやすいことはよく知られています。特に感染が拡大しやすい環境があればなおさらです。そういった環境は、公衆衛生、個人衛生、生活する場所を清潔に保つことに対する意識の欠如が招くものです。

 サラハディーン県のサマラ市の学校で、おたふくかぜが流行しているのは驚くことではないかもしれません。おたふくかぜは、子どもたちの間で広まりやすく、結果として教室内のほとんどの子どもに感染してしまいます。

 JENはイラクでの事業実施において、教員への訓練や生徒用の冊子を通じて、教員や生徒たちの健康や衛生環境に対する衛生意識の向上に重きをおいて活動を行っています。おたふくかぜは、教員への訓練でも生徒用の冊子でも取り上げているトピックです。

【教員に対する衛生教育訓練】
20170202_iq_01


【生徒用衛生冊子】
20170202_iq_02


 これから始まる新しい事業で、より多くの学校、子どもたちに衛生の大切さを伝えられればと思っています。

 ティクラ・J・アルナジャール


△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

iraq

▼郵便振替の場合は↓

口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

*通信欄に「イラク」とご記入ください*

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

2月 2, 2017 衛生教育 |