永遠の冬はなく、訪れない春もない
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【越冬支援アセスメントが行われたシンジャール山に暮らす、国内避難民の人びとの白いテント】
寒い季節の到来が迫る中、クルディスタン地域のシンジャール山に留まる、脆弱な立場にある国内避難民の人びとを、さらなる冬の困難から守るための準備をすることはJENにとって必要不可欠なことです。JENはシンジャール山のすべてのキャンプおよび地域で越冬支援のアセスメントを始めました。凍えるような寒さを北からもたらす冬が、寒い山の上に暮らす避難民の人びとのもとで猛威を振るうのを、JENが放っておくことは出来ません。
JENはシンジャール山に避難しているヤジディ教徒の人びとの、越冬支援ニーズを調べるために調査を実施しました。30人のアセスメント・スタッフとJENのスタッフは、2016年11月7日から10日にかけて、人びとに越冬支援についてインタビューをしました。まず人びとの家やキャンプを回り、彼らが必要としているものを聞くと同時に、JENのロゴと整理番号が書かれた配布手続き用のカードを配りました。
【国内避難民の男性に、インタビューを行うJENスタッフ】
世帯ごとのデータを纏めている理由と目的を話すと、彼らは喜んで評価に必要な書類を鞄や箱から出して見せてくれました。ほとんどの人びとはJENのスタッフにお茶や果物を出してくれました。これは2014年からJENが継続して彼らに対して行っている支援と、彼らの喜びを象徴するものです。
【国内避難民の男性に配布用カードの使い方と保管について説明するJENのスタッフと、感謝を込めて男性から振る舞われたバナナ】
この調査はシンジャール山のあらゆる場所で行われ、必要なデータの全てを集めることができました。JENのスタッフがインタビューした約2300世帯から得た調査結果によると、ほとんどの回答者が暖房器具と燃料を最も緊急に必要としていると答え、次に必要とされているのは洋服と毛布でした。その調査結果をうけ、JENでは11月から灯油を入れる容器と、灯油の配布を開始しました。月に1度のペースで各家庭に灯油を配布し、ここに暮らす人びとが、寒い冬を乗り越えられる様に支えていきます。
【シンジャール山での調査を行ったJENの評価スタッフ30人】
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