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2016年9月15日 (木)

国内避難民キャンプの物語

【カルワン・アクラウィさん】
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 こんにちは。私の名前はカルワン・アブドゥール・アクラウィです。
 イラク北部のアクレの出身で、現在、ハウレ大学で計算機科学を勉強しています。長い間、生活をするのに必要なものがなく苦しんでいる避難民や難民などのために、簡単なことでもいいので何か人道支援に関わることができれば、と思っていました。

 今通っている大学では、3か月以上の夏休みがあります。その期間を利用し、難民のために何かお手伝いできないだろうかと思っていました。私たちの町には、2つの難民キャンプがありました。

 今年の夏、私は難民のために活動することを決め、キャンプに行って、お手伝いできるNGOを探しました。
そのときにJENの事務所を見つけ、アン・ラピンさんと会いました。ボランティアとして活動したいと申し込みましたが、アンさんに呼ばれて仕事として活動を開始できることになり、とても嬉しかったのを覚えています。

 数日後、私はJENで働き始め、情報収集や、難民のための英語の授業や、衛生キットの配布など、多くの業務を担当することになりました。

 最初の業務は、キャンプで生活している家族を一軒一軒訪問し、情報を集めることでした。強い日差しの中での業務で、50度に達することもあるため、とても大変でした。しかし、彼らの生活がいかに大変なものであるか理解することができました。また、多くの人々が、食べ物や、仕事、お金もなく、NGOの支援に頼らざるを得ないことも知りました。

【キャンプで活動中のカルワン・アクラウィさん】
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 JENの活動の良いところは、そうした人々を雇用し、彼らが金銭を得ることや生活を改善することの手助けをしているところです。

 印象的だったのは、人びとが厳しい環境に立ち向かい、普段通りの生活を送ろうと試みていたことです。特に子どもたちは、夢をかなえるために頑張って過ごしています。私は、彼らから生きるための知恵を学び、またJENの素晴らしい同僚たちに出会うこともできました。明るい未来のために、彼らが少しでも早く元の生活に戻れることを願っています。

【サッカーをして遊ぶ子どもたち】
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【活動中に出会った、キャンプに住んでいる女の子】
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【障がいを持っている子どもたちが、サッカーをしている様子】
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9月 15, 2016 国内避難民支援 |