あるコミュニティ衛生プロモーターの活躍
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JENの活動する避難民キャンプに居住しているタージャディンさん、22歳。シンジャールという地域から避難しています。
【タージャディンさん】
幼いころ医療ミスで片足が不自由になってからずっと写真左の杖を使って生活をしています。彼はハンディキャップをもろともせず、コミュニティ衛生プロモーターの設定したキャンプ清掃日や戸別訪問による衛生促進活動、そしてミーティングと、積極的に参加しています。
キャンプ内は高低差があり、道は舗装されず砂利が敷かれているだけであり、そしてなにより狭いようで広く、移動手段もありません。身体的にハンディキャップを持つ方には住みやすい環境とは言い難いところです。
なぜそこまでアクティブになれるのか、どうしてコミュニティ衛生プロモーターになろうと思ったのかという質問に対して彼は、「皆に何か良いアドバイスやサポートがしたかったんだ。故郷にはこういったボランティアグループがないけれど、キャンプに住む人々の健康を守るにはとても重要なことだと思うんだ。そしてなによりボランティアワークをするのが好きなんだ」と答えてくれました。
他にも、戸別訪問による衛生促進活動後に何かキャンプで変化があったか聞いてみたところ、「以前は、水不足であっても人々がテントや車を洗うために水を使ってしまったり、子どもたちが裸足で出歩いたりしていたが、今はそういうことがだいぶ減ったと感じている」ということでした。
コミュニティ衛生プロモーターは現在、積極的に参加する男女約50名のボランティアにより成り立っています。JENはこうした人々の積極性を大事にしつつ、キャンプ内の衛生をさらに促進していきます。
【キャンプ清掃の様子】
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